2026年のドラマドラマ2020年代のドラマ

人は見た目じゃないと思ってた。

3.5
剛力彩芽(人は見た目じゃないと思ってた。) 2026年のドラマ
剛力彩芽(人は見た目じゃないと思ってた。)
『人は見た目じゃないと思ってた。』は、2026年1月9日からテレビ東京系「木ドラ24」枠で放送。主演は菅生新樹。

人は見た目じゃないと思ってた。の感想

タイトルからして桐谷美玲の「人は見た目が100パーセント」(2017年)を思い起こさせる。確信犯でもあろう。
つまり、約9年の時を経て「見た目(ルッキズム)」に対する価値観がどのように変化したのかということが、ここでは描かれている。

2017年:
人は見た目が100パーセント
2026年:
人は見た目じゃないと思ってた。
主人公 「女子モドキ」のリケジョ
(桐谷美玲)
「中身重視」の野球男子
(菅生新樹)
舞台 製紙会社の研究室 → 化粧品会社 スポーツ誌志望 → ファッション誌
課題 「普通の女子」になるための模倣と努力 「見た目」を軽視していた価値観の再定義
キーワード 女子力、ステキ女子、正解探し ルッキズム、自己表現、多様性
時代の空気 インスタ映え全盛、モテ・愛され至上主義 脱ルッキズム、ありのまま、個性の尊重

「人は見た目が100パーセント」には「美の正解」が存在し、それに合わせられないと生きづらいという前提があった。
2017年は「インスタ映え」が流行語大賞になった年であり、キラキラした世界に「同調」することが求められた。主人公たち(桐谷美玲、水川あさみブルゾンちえみ)は「女子モドキ」と自虐し、メイクやファッションを「社会で戦うための武装」や「マナー」として学ぼうとする。
物語の軸は「どうすれば美しくなれるか(How to)」であり、コンプレックスを克服して標準的な美に近づくことがゴールに設定されていた。

本作「人は見た目じゃないと思ってた。」がこれと大きく異なるのは、「ルッキズム(外見至上主義)へのアンチテーゼ」が浸透した後の世界を描いている点である。

主人公の石黒大和(菅生新樹)は「人は中身だ」という正論(ポリコレ)を持っているにもかかわらず、あえてファッション業界という極端な環境(見た目の最前線)に放り込まれることで、「見た目を整えることは、悪なのか? 虚栄なのか?」という問いに直面することに。
つまり、単なる「見た目磨き」ではなく、「中身を伝えるためにこそ、外見というパッケージが重要である」という自己表現としての見た目が問題になっている。

両作を対比させると、価値観がシフトしていることがわかる。

  1. 「受動」から「能動」へ
    2017年:「周りから変に見られないために、流行を取り入れる」(防御としてのファッション)
    2026年:「自分の内面を誤解されないために、あるいはより良く伝えるために装う」(翻訳機としてのファッション)
  2. 「女性の義務」から「全人類の課題」へ
    女性特有の悩みとして描かれていた「見た目」の問題に、男性主人公がぶつかる。男性美容の一般化や、性別に関わらず「セルフブランディング」が求められるようになったことを表す。
  3. 「正解への適合」から「解釈の多様性」へ
    「ブルゾンちえみ with B」に象徴されるデフォルメされた「イイ女」像から、多様な価値観の中で「自分にとって心地よい見た目とは何か」を模索するプロセスそのものの重視へ

2017年のドラマが「見た目のルールを知らないと損をする」という切迫感(サバイバル)を描いたのに対し、本作は「見た目は中身を裏切らないためのツールである」というポジティブな再評価(コミュニケーション)を描こうとしているように思われる。

人は見た目じゃないと思ってた。のあらすじ

小中高大と、野球一筋で生きてきた主人公・石黒大和(菅生新樹)。イケメンでもオシャレでもない大和は、周りに求められるキャラ一本で勝負してきた。やさしい彼女にも恵まれ、ノリで出版社に合格し順風満帆な人生。しかし、スポーツ誌の編集者になろうと意気込んでいたところ、入社と同時にスポーツ誌が廃刊に。そんな大和が配属されたのは、なんとファッション雑誌だった…!

人は見た目じゃないと思ってた。を観るには?

人は見た目じゃないと思ってた。キャスト

石黒大和 – 菅生新樹
丸田凛子 – 剛力彩芽
■月刊NOA
七瀬さくら – 谷まりあ
宮野柊 – 時任勇気
森ひとみ – 今泉佑唯
橋倉伸 – 藤森慎吾
梅ヶ谷礼 – 瀬戸朝香

人は見た目じゃないと思ってた。スタッフ

脚本 – 當銘啓太川崎僚清水匡
監督 – 松本拓(テレビ東京)、角田恭弥

音楽 – 鈴木ヤスヨシ
オープニングテーマ – tripleS ∞!「トキメティック」
エンディングテーマ – shallm「chocolate」(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー – 松本拓(テレビ東京)、
正井彩夏(テレビ東京)、佐々木梢(テレパック)、東田陽介(テレパック)
制作 – テレビ東京 テレパック
特別協力 – Zoff
制作協力 – 宣伝会議
製作著作 – 「人は見た目じゃないと思ってた。」製作委員会

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