セカンドバージンの感想
ファーストインプレッション
NHKがこんなドラマを!と言われたがってるという感じがアリアリで、かなりわざとらしい。
脚本は大石静で、鈴木京香との組み合わせは、ついこの夏に、あまり出来のよくないコンゲームのコメディドラマを見たばかりだ。
「ピアスの穴も使わないでいると塞がっちゃうのよ」と草笛光代に声をひそめて言わせる、というのが今回いちばん衝撃的な部分だが、なんとも大石静っぽい仕掛けで、NHKを意識させる部分である。
NHKっぽいといえば、あまり意味なく金融の要素を入れたがるのが最近の傾向(ハゲタカが成功したから?)。
鈴木京香の出版プロデューサーは、荒唐無稽なのだが、意外とリアリティがある。
ああいう豪邸に住んでいるかどうかは別として、出版業界には、ああいうバイタリティの女性が実際いるのだ。
あっ、公式サイトを見ると新海社は最大手出版社とある。そりゃいくらなんでもウソだ。
というわけで、全体として、この世界の肌触りにナンダカナーの感じ。
鈴木京香と深田恭子という「清純派」をどこまでイジるかということが、このドラマの売りになっているらしいのだが、ドロドロした部分はなんとなくYOUあたりの担当になる予感がする。
ま、これは少し続けて見ざるを得ないだろう。
鈴木京香の飼っている猫が可愛い!(うちの猫と同系統なのだ)
2匹で捨てられてるなんてありえない!
[第2回 キスして]|恥ずかしいなあ
わざわざシンガポール、わざわざラッフルズホテルを選ぶのが、NHKならでは、ということなのだろう。
ストーリーにリアリティがないのと対照的に、舞台の陰影が妙にリアルなのだ。
鈴木京香は20年間男っ気なしで、セカンドバージンを捨てる勇気がないなんて恥ずかしいことを言うのだが、いろんな意味で使われているセカンドバージンという言葉に、そういう意味は今までなかったわけなので、これは恥ずかしいのだ。
(例えばwikipediaでは、アメリカの純潔運動における言葉の意味を説明している)
この言葉は同世代女性の共感を得られるのだろうか?
ドラマの主人公は完全に鈴木京香で、深キョンが奥さんという羨しい設定の長谷川博己ではないので、わざわざもってきた「隣の女」の設定はあまり活きないような気がする。
他のキャストについて、気がついたこといくつか。
綾野剛は鈴木京香の息子で、「GOLD」に引き続いてアート系の不気味な青年。
段田安則の社長はどうやらゲイで、イタリアンレストランの店長とデキているらしい。
草笛光子演じる京都弁の女流作家は、瀬戸内寂聴と思えばいいだろう。
あと、うちの猫にそっくりのレタス君。
脚を投げ出して眠りこけているところが無防備なヌイグルミみたいで、やっぱりうちの猫によく似ているのだった。
[第3回 正直な体]| きついものがある
夥しい落花生の殻が散乱するラッフルズホテルのバー。ウォッカ&ソーダを頼んだはずがバーボンが来てしまうというのは何の伏線か。
それもこれも、旅の恥はかきすてというか、旅先では誰しも大胆になるというのは日本人だけの心性ではないのだろうか。
NHKだから、そのもののシーンはあっさりしたものである。
その代わり、会社に押しかけてきた深田恭子に、「あのとき、体位、変えないです」と言わせ、「…体位、変えてたけど…」と鈴木京香に反芻させるのが、このドラマのいやらしいところだ。
トレーディング口座開設の年齢入力フォームに「45」と打ち込む鈴木京香は、実際には42であって、45に近いのはむしろYOUの46歳であった。これは結構きついものがある。
それもまたYOUという人のあり方ではあるが、小森のおばちゃま化が進んでいるというか。
今回のサブタイトル「正直な体」というのは、シンガポールから帰国してから婦人科検診を受けたら、女性ホルモンの分泌が正常化していた、という話なのだが、そゆの、深刻だよね。
しかし、こんなおさない不倫物語が、そんなに面白いかなあ。
正直ビミョーなんですけど。。。
[第4回 二番目の女]|うう…やっぱり恥ずかしい(/ω\)
どこぞのブログのような展開で、見ているとムヅムヅはずかしくなるー(^-^;)
修羅場の話だから、男がメチャクチャ情けない、というのはお約束である。
ハイわかりましたと別れる妻がいるわけないのであって、深キョン演じる万理江のような女ならなおさらである。
どう考えても歯が立つ相手じゃないことくらい、鈴木京香演じるヴェテラン女編集者が予想できないのは不自然と言えよう。
それほど判断能力を失っている、という設定なのかしらん。
しかし、それにしても、深キョンと鈴木京香のどちらが妻だったら嬉しいかと考えると、これはどちらもおそろしくて、フツーの男では困難である気がする。
そして唐突に現れた布施明。
小説を書くハーフの医者という設定なのだが、なんだかなあ。
[第5回 愚かな女]|こんな出版社が好況であるものか
一緒に見ていた高校生の息子が長谷川博己を評していわく、「いや、ダメだろう、こいつは」。
不倫夫とはかくも滑稽な存在なのだ。
上場するという新海社、擁している作家は眞垣秀月、村上翔、林満寿子、桐田夏乃、宮永みゆきらだという(村上龍、林真理子、桐野夏生、宮部みゆき、いずれもNHK好みの作家である)。そして本離れが最も進みつつある世代が中心的な読者である作家だと思う。
出版不況どこ吹く風だって、よく言うよ。と思う。
布施明を秋夫ちゃんと書く草笛光子の眞垣秀月が怒った新刊(書名は見えず)の腰帯惹句は、
ついに50万部突破!!
源氏物語をも越える
恋愛小説の古典
これは先行する「和泉式部の恋」という本の、
古典を越える
恋愛小説がここに誕生!
歴史に残る名作を目撃する!
を踏襲したものだという。
すごくどうでもいいwww
今週はレタちゃんがたくさん映ったのでうれしい。
[第6回 うずく背中]|まんまる眼がコワイ
エッチのツボwww
YOUは気持ちいいぐらい予想通りの役を演じてくれるなー
「あんな若い男なかなかつかまんないしねー」という生々しい台詞を言って、悲惨な感じにならないキャラクターは珍しいと思う。
板をあちこち見てみたが、鈴木京香の皺や肌の張り、仕草や姿勢などに対するチェックの目が異様に厳しいww
長谷川博己は最初キモイと思うが意外と許せるらしい。
あーゆー人は、現実にいたら、ちょっと一度失敗したほうがいいと思うケドね…
そして深キョン、ウザ妻の演技はさすがである。
ラストの猫のようなまんまる眼のアップはこわいぞー
[第7回 のぞかれた夜]|転落の人生
ついに思い叶ってしまった鈴木京香と長谷川博己。
二人の部屋まで借りてしまって、あとは転げ落ちるだけ、ここで後ろ指さされる人生の味を一度知ってしまうと…(^-^;)
それにしても新海社社長の段田安則は太っ腹。出版社とはいえ、こんな会社があるだろうか。
もっとも、自らのゲイを告白する良いチャンスとみたのかもしれない。
心がせまいのは綾野剛である。マザコン息子で、いいところが無い。
ということで、長谷川も検挙されてしまい、話は急速にクライマックスへ。
