『テープ』ってどんな映画?
モーテルの密室を舞台に、再会した高校時代の友人たちが過去の記憶をめぐって対立していく。原作はスティーヴン・ベルバーの舞台劇。全編リアルタイムで進行するシチュエーション・サスペンスだ。
麻薬の売人であるヴィンセント(イーサン・ホーク)が滞在するモーテルの一室に、映画監督として成功し始めた高校同期のジョニー(ロバート・ショーン・レナード)が訪ねてくる。最初は他愛のない昔話に花を咲かせていた二人だったが、ヴィンセントが当時ジョニーが付き合っていた恋人・エイミー(ユマ・サーマン)にまつわる「ある過去の事件」を問い詰めたことから、会話は次第に緊迫感を帯びていく。
見どころは、部屋という密室の中で、イーサン・ホークとロバート・ショーン・レナードが繰り広げる言葉の攻防。ヴィンセントの目的が分からないまま、ジョニーは動揺し、記憶の食い違いから二人の関係に亀裂が入っていく。そこに現在の検事補となったエイミー本人が呼び出されることで、かつての事件の真相とそれぞれの本性が暴かれていく。
過去の罪と向き合う選択、そしてテープに録音された会話の行方。出演者は3人のみ。会話の応酬から生まれる緊張感を詰め込んだ息づまる心理サスペンスだ。
あらすじ
映画監督のジョニーは、ランシング映画祭に出席するため郷里ミシガンを訪れる。旧友のヴィンスを訪ねてモーテルの部屋に行くと、ヴィンスは麻薬をやっており、10年前の高校時代に二人とそれぞれ関係があったエイミーについてあれこれ聞き出し、エイミーをレイプしたと告白させ、それをひそかに録音し、テープをエイミーに渡すと言って脅す。そこへエイミーが現れ、ヴィンスはエイミーにそのことを話すが、エイミーの反応は二人の期待のいずれとも違っていた……
キャスト
予算は小さくても撮るのは大変そうだ。
特典インタビューで、キャメラ(デジタルビデオ)は自分のぶんともう1台だけだったとリンクレーターは語っている。
リハーサルで3週間、撮影は毎日きっちり8時間で1週間かかったそうだ。
編集が大変だったと言っていたから(それは、大変だろう、ショット数はかなりの数にのぼる)、相当な期間を要したのではないか。
つまり、この一幕劇もまた、何よりも編集の映画だということである。うっかり映り込みのカットが混じってしまっているのではないかと見ていてハラハラ緊張した(笑)。
イーサン・ホークは頭の悪いキャラクターを演じるのが巧い。「P-A-R-T-Y!」の踊りに思わず吹き出した。ユマ・サーマンとの結婚はもう破局してしまったのか。。。
『テープ』を観るには?
『テープ』作品情報
脚本 – スティーヴン・ベルバー
原作 – スティーヴン・ベルバー
製作 – アレクシス・アレクザニアン、アン・ウォーカー=マクベイ、ゲイリー・ウィニック
製作総指揮 – キャロライン・カプラン、ジョナサン・セリング、ジョン・スロス
撮影 – マリス・アルベルチ
配給 – アメリカ:ライオンズゲート、日本:メディア・スーツ
公開 – アメリカ:2001年11月2日、日本:2003年7月5日
上映時間 – 87分

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