『マイ・フィクション』ってどんなドラマ?
愛する妻が自分を忘れ、見知らぬ他人が自分になりすまして平然と暮らしている──「自分という記憶」が他者から失われたとき、自らの存在を証明することはできるか? 平和な町に隠された秘密と嘘が交錯するアイデンティティ・サスペンス。
愛する妻(宮澤エマ)をはじめ周囲から存在を忘れられた正樹(玉森裕太)の前に、予備校職員の二宮由梨(森川葵)が現れる。由梨の亡夫・二宮祐介(玉森裕太・二役)は正樹と生き写しの容姿だった。孤立無援の正樹が真実を追う中、巨大な罠と人間関係の闇が浮き彫りになっていく。由梨の伯父の研究が町の人々の記憶改ざんを巡る恐るべき「フィクション」へと繋がっていく。
刑務所を出所したばかりの謎の男は正体は? 正樹を気にかける刑事(国仲涼子)は、正樹の転落事故の裏に隠された真実に辿り着けるか?
あらすじ
平和すぎる町「森沼ネクスタウン」で暮らす介護士・伊川正樹(玉森裕太)は、結婚6年目の妻・真弓(宮澤エマ)、ペットの文鳥と幸せな毎日を送っていたが、ある日転落事故に遭い意識不明に。目を覚ましたときには1週間が経過しており、急いで帰宅すると絶望的な現実が彼を待っていた。なんと職場である老人ホーム「はるなぎ園」の同僚・多田義孝(ジャンボたかお)が正樹になりすまして妻と暮らし、職場の同僚は誰一人として正樹の存在を覚えておらず、多田のことを正樹と認識していた。
キャスト
伊川正樹(介護士) - 玉森裕太
二宮由梨(予備校職員) - 森川葵
伊川真弓(正樹の妻) - 宮澤エマ
津村大輔(刑務所を出所した男) - 野村周平
◼︎老人ホーム「はるなぎ園」
多田義孝(介護士) → 伊川正樹 - ジャンボたかお(レインボー)
向井理恵(同) - 結城萌
高森藍那(同)- 木下紗菜
◼︎二宮家
二宮賢人(由梨の息子) - 日影琉叶
二宮祐介(由梨の夫) - 玉森裕太(二役)
◼︎警察
辻元晴人(香坂の部下) - 三浦獠太
香坂睦美(刑事) - 国仲涼子
◼︎その他
藤谷治(由梨の伯父で大学教授) - 佐戸井けん太
感想
ある日突然、周囲が自分のことを忘れてしまうという謎が初話で提示されたことで、今季の考察ドラマであることが明らかになった。
これもまた「記憶喪失ドラマ」のひとつの変奏と思わせておいて、この設定は「リボーン 〜最後のヒーロー〜」に似ている。
その場合、なんらかの理由があって玉森裕太を周囲が欺いているのでなければ、玉森は森川葵の死んだ夫に転生したということになる(転生のきっかけが玉森の転落にあるところまで同じ)。
「リボーン」では最後に設定が空中分解して、タイムリープも転生もなかったことになって崩壊したのだが、本作の場合は、時間の逆行を示すものは、1週間前に死んだはずの文鳥が生きているというところだけだ。
ただし、森川の伯父(佐戸井けん太)が「脳科学の研究者」ということらしいので、「森沼ネクスタウン」の住民全員がなんらかの脳に関する集団実験に参加させられている可能性が大きい。その場合は森川の亡夫が玉森であったことの別の理由が必要になるだろう(玉森だけが二重の実験体であったなど)。
ということで、このドラマは玉森が演じる男をめぐる記憶喪失の謎を解くのではなく、記憶を操作する陰謀(世界の側)の謎を解くサスペンスとして展開することになるだろうと予想する。
『マイ・フィクション』を観るには?
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