『親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜』ってどんなドラマ?
世間が羨む“理想の夫婦”の裏に隠された妻の狂った支配。すべては限界を迎えた夫が突きつけた離婚届を機に始まった──死んだはずの妻から突きつけられる「恐怖の謎解き」とは?
大手芸能事務所の女社長や局プロデューサー、タレントなどがスキャンダルに揺れる華やかな芸能界の裏で、フリー記者が不穏な“噂”と“裏の顔”を嗅ぎつける。一方、警察の捜査網がじわじわと優一を追いつめ、麻衣子が隠していた恐るべき真実が明らかに…
遠山絵梨香による夫婦の凄絶な心理戦をサスペンスフルに描いたオリジナル脚本が緊迫感を高めるシチュエーションサスペンス。
あらすじ
人気フリーアナウンサーの坂井優一(古川雄大)と、彼を献身的に支える事務所社長の妻・麻衣子(田中麗奈)は、誰もが憧れるおしどり夫婦だったが、実態は麻衣子がGPSや盗聴器で優一のすべてを監視・支配する歪んだ生活だった。限界を迎えた優一は離婚届を突きつける。麻衣子はそれを目の前で燃やして不敵に微笑んだが、その翌日、遺体となって発見された。自らの態度を後悔して悲しみに暮れる優一だったが、なんと死んだはずの麻衣子が姿を現し、彼を別荘へと誘い出した。そこには優一を容疑者に仕立て上げる巧妙な罠が──。
キャスト
坂井麻衣子(優一の妻) - 田中麗奈
坂井優一(売れっ子アナウンサー) - 古川雄大
◼︎Y&Mプロダクション
岩崎愁斗(タレント) - 尾崎匠海(INI)
◼︎東京中央テレビ
須田(コメンテーター) - 博多華丸
鈴井康介(局プロデューサー) - 渋谷謙人
◼︎コタケ芸能(大手芸能事務所)
古武弘子(2代目社長) - 鈴木杏樹
深山総一郎(アナウンサー) - 池田鉄洋
牧瀬仁(マネージャー) - 岐洲匠
◼︎警視庁久瀬警察署
本田昌也(刑事) - 有澤樟太郎
日高理央(同) - 日比美思
◼︎その他
霧島弓愛(元天才子役) - 星乃あんな
田端克基(飲食店店主) - 田中偉登
加藤悟(フリー記者) - 前田公輝
感想
モラハラ夫のドラマが一巡したらしく、今回は田中麗奈が恐怖によって夫(古川雄大)を管理しまくる妻を演じる。田中(いつのまにか美魔女というべき年齢である)がどぎつい視線で相手を射すくめる演技は、こういう夫婦は実在するだろうと思わせてコワイ。
決死の覚悟で突きつけた離婚届を灰皿で燃やされた瞬間、田中の死亡フラグが立ったのだが、驚いたことに葬儀の日の夜には現世に舞い戻り、前以上に細かく夫にダメ出しするのだった。怪談というか、地獄である。
本当は田中は死んでいないのではないかという疑いが当然生じるのだが、手を触れようとすると消えたり、O.A中のスタジオに現れてもカメラには映っていないようなので、死んでいるのは間違いないようだ。
田中のフレームアップによって古川が浮気相手殺しの濡れ衣を着せられるところまでが第1話だったが、これは田中が自死する前夜に手筈を整えたもののらしい。今後も幽霊として新たな嫌がらせを展開するのか、すべては自死前に周到に仕掛けられた罠なのか、ということが見どころとなる。後者だったら面白いのだが(「完璧な妻の嘘」という副題も生きてくる)、まさか黒岩勉ではあるまいし(本作の脚本は遠山絵梨香)、そんな凝ったプロットは書かないだろう。
夫に嫌がらせをするために命を断つという、まったく割の合わない行動の謎が明かされるかどうかも、そこにかかっている。
『親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜』を観るには?
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