この人しかいない犯人(22年目の告白 -私が殺人犯です-の感想)
韓国映画『殺人の告白』のリメイク(2017公開)。時効廃止のくだりは日本オリジナル設定との由。
誰もが藤原竜也が犯人ではないだろうという前提で見始めて、中盤で一番怪しい伊藤英明でもないということがわかるので、キャスト的にはあと一人しかいない(笑)。夏帆の役にあまり意味がない。そして藤原竜也は最後、どこに旅立つのか。
22年目の告白 -私が殺人犯です-の見どころ
アクション・サスペンス調であった韓国版に対し、本作品では社会派サスペンスとしての側面が強調されている。また、2010年以降の日本では殺人への公訴時効が撤廃されているため、そのこともストーリーの要素として組み込まれている。
- “告白本を出す殺人犯”という倒錯した設定が衝撃的!
1995年に起きた連続殺人事件の犯人が、時効成立後に「自分が犯人です」と名乗り出てくる。その男・曾根崎雅人(藤原竜也)がメディアに登場し、本を出版し、一躍時の人に。加害者であるにもかかわらず、スターのように扱われる姿は、社会のモラルやメディアの過熱報道に一石を投じるもの。 - 藤原竜也の怪演が光る!
「人を挑発するために生まれてきた男」とも言える曾根崎を演じた藤原竜也の演技がとにかく強烈。不気味な笑顔、意味深な沈黙、謎めいた態度…観客の「こいつ、本当に犯人なのか?」という疑念をどんどんあおっていく。まさに“怪演”と呼ぶにふさわしい存在感。 - 複数の謎が複雑に絡む巧妙な脚本
ただの「正体は誰だ?」というミステリーではなく、曾根崎の本当の目的は? なぜ今になって名乗り出たのか? 被害者遺族たちの思いはどうなるのか? 22年前の捜査に落ち度はなかったのか? など、さまざまな謎と人間ドラマが交錯。後半からは一気にサスペンスが加速し、何度も観客の予想を裏切る展開に - “正義”とは何かを問う重厚なテーマ
被害者遺族、元刑事、マスコミ、そして曾根崎…それぞれが“正義”を語ります。観る者は、誰に感情移入すべきか、何が「正しい」のか。単なる謎解き映画ではなく、“社会的正義と復讐”という普遍的なテーマを問いかける。 - 韓国映画『殺人の告白』を大胆にリメイク
本作はは2012年の韓国映画『殺人の告白』を原作としつつ、オリジナルとは異なる展開や結末が用意されており、原作ファンでも驚きの連続。日本版の方が緻密で哀しみの深い構成になっていると言う人も。
22年目の告白 -私が殺人犯です-のあらすじ
1995年、公訴時効撤廃前日までに東京で5件の連続絞殺事件が発生し、時効で迷宮入りとなった。22年後、曾根崎雅人が犯人と名乗り出て告白本がベストセラーに。刑事の牧村航は犯人に狙われ、同僚が殺害され妹も失踪。ニュース番組が曾根崎のインタビューを企画中、「真犯人」を名乗る動画が投稿される。番組出演時、曾根崎は実は牧村の妹の婚約者・小野寺で、真犯人を見つけるために偽装していたと告白。二人は証拠を発見し真犯人を逮捕。精神鑑定となった犯人の収容施設に、被害者遺族が潜入するところで物語は終わる。
22年目の告白 -私が殺人犯です-を観るには?
22年目の告白 -私が殺人犯です-のキャスト
曾根崎雅人 – 藤原竜也
牧村航 – 伊藤英明
岸美晴 – 夏帆
小野寺拓巳 – 野村周平
牧村里香 – 石橋杏奈
春日部信司 – 竜星涼
村上由香 ‐ 荻野友里
若松義生 – 矢島健一
戸田丈 – 早乙女太一
滝幸宏 – 平田満
山縣明寛 – 岩松了
橘大祐 – 岩城滉一
仙堂俊雄 – 仲村トオル
牧村航 – 伊藤英明
岸美晴 – 夏帆
小野寺拓巳 – 野村周平
牧村里香 – 石橋杏奈
春日部信司 – 竜星涼
村上由香 ‐ 荻野友里
若松義生 – 矢島健一
戸田丈 – 早乙女太一
滝幸宏 – 平田満
山縣明寛 – 岩松了
橘大祐 – 岩城滉一
仙堂俊雄 – 仲村トオル
22年目の告白 -私が殺人犯です-のスタッフ
原案 – 『殺人の告白』
監督 – 入江悠
脚本 – 平田研也、入江悠
音楽 – 横山克
主題歌 – 感覚ピエロ「疑問疑答」(JIJI INC.)
製作 – 中山良夫、加太孝明、高橋雅美、大村英治、堀義貴、藪下維也、永井聖士、髙橋誠、弓矢政法、前田義晃、吉羽治、小笠原明男、荒波修
エグゼクティブプロデューサー – 門屋大輔、安藤親広
プロデューサー – 北島直明、小出真佐樹
ラインプロデューサー – 佐藤圭一朗
撮影 – 今井孝博(J.S.C.)
照明 – 水野研一
録音 – 古谷正志
美術 – 小島伸介
装飾 – 酒井拓磨
編集 – 辻田恵美
スーパーヴァイジングサウンドエディター – 勝俣まさとし
VFXプロデューサー – 赤羽智史
スタイリスト – 荒木里江
ヘアメイク – 那須野詞
特殊メイク・造形デザイン – 百武朋
特機 – 塩見泰久
スタント・コーディネーター – 辻井啓伺
キャスティング – 緒方慶子
スクリプター – 天池芳美
助監督 – 木ノ本豪、齊藤勇起、髙野佳子、米倉祐依
警察監修指導 – 古谷謙一、柳澤昌宏
報道番組監修 – 木藤憲治
法律監修 – 石黒安規
犯罪心理監修 – 越智啓太
医療指導 – 佐々木理恵
脚本分析 – 田中靖彦
配給 – ワーナー・ブラザース映画
企画・制作プロダクション – ROBOT
製作幹事・共同企画 – 日本テレビ放送網
製作 – 映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」製作委員会(日本テレビ放送網、ROBOT、ワーナー・ブラザース映画、WOWOW、ホリプロ、讀賣テレビ放送、電通、KDDI、ジェイアール東日本企画、D.N.ドリームパートナーズ、講談社、エー・チーム、GYAO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)
監督 – 入江悠
脚本 – 平田研也、入江悠
音楽 – 横山克
主題歌 – 感覚ピエロ「疑問疑答」(JIJI INC.)
製作 – 中山良夫、加太孝明、高橋雅美、大村英治、堀義貴、藪下維也、永井聖士、髙橋誠、弓矢政法、前田義晃、吉羽治、小笠原明男、荒波修
エグゼクティブプロデューサー – 門屋大輔、安藤親広
プロデューサー – 北島直明、小出真佐樹
ラインプロデューサー – 佐藤圭一朗
撮影 – 今井孝博(J.S.C.)
照明 – 水野研一
録音 – 古谷正志
美術 – 小島伸介
装飾 – 酒井拓磨
編集 – 辻田恵美
スーパーヴァイジングサウンドエディター – 勝俣まさとし
VFXプロデューサー – 赤羽智史
スタイリスト – 荒木里江
ヘアメイク – 那須野詞
特殊メイク・造形デザイン – 百武朋
特機 – 塩見泰久
スタント・コーディネーター – 辻井啓伺
キャスティング – 緒方慶子
スクリプター – 天池芳美
助監督 – 木ノ本豪、齊藤勇起、髙野佳子、米倉祐依
警察監修指導 – 古谷謙一、柳澤昌宏
報道番組監修 – 木藤憲治
法律監修 – 石黒安規
犯罪心理監修 – 越智啓太
医療指導 – 佐々木理恵
脚本分析 – 田中靖彦
配給 – ワーナー・ブラザース映画
企画・制作プロダクション – ROBOT
製作幹事・共同企画 – 日本テレビ放送網
製作 – 映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」製作委員会(日本テレビ放送網、ROBOT、ワーナー・ブラザース映画、WOWOW、ホリプロ、讀賣テレビ放送、電通、KDDI、ジェイアール東日本企画、D.N.ドリームパートナーズ、講談社、エー・チーム、GYAO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)