恋するハエ女の感想
「この声をきみに」で、あくまでも背景に溶け込もうとしているミムラであるが、2012年11月10日に、私はNHKの変なドラマ「恋するハエ女」の感想として、こんなことを書きとめている。
『ミムラはわたしが一等好きな女優である。「斎藤さん」は泣けたわ〜(*^-^*)
しかしその後それを超えるドラマはなく、「銭ゲバ」のお嬢様で外し、「37歳で医者になった僕」の啞の恋人、そして本作と、ややミムラらしい役に戻ってきた感がある。ネット内のコミュニケーションが唯一の癒しという本作のヒロインも、ミムラでなければかなりニュアンスの異なるキャラになるはずだ。このはみ出る感じがなんとも好きなのだ。イッセー尾形の総理大臣は「プライスレス」の専務と完全にかぶっていて、なんとかならなかったものかと思う。』
その後のミムラの助演ぶりはヒロインを食いかねないもので、木皿泉の「昨日のカレー、明日のパン」や「トットてれび」などでは“ミムラのための特別な脇役”が設けられている。
(主演作といえば今年の「ソースさんの恋」なのだが、ヒロインなのに助演っぽかったのはなぜだ)
とにかく、「この声をきみに」での存在感の消し方は苦肉の策という感じがする。
恋するハエ女のあらすじ
名古屋市近郊で小学校教員をする小守絵美は、言いたいことが言えず、仕事もプライベートもなかなかうまく行かないアラサー女で、SNSやTwitterでグチを匿名で書くことを楽しみに生きていた。しかしある日、謎の男=八重樫修治から「お前はハエ女だ!!」とチャット上で暴言を吐かれたことがきっかけで、八重樫の助言によって周囲を巻き込みながら成長していく。八重樫に惹かれて上京するが、彼は住んでいたマンションを引き払い自らの個人情報等を消していた。絵美は八重樫の助言を思い返し、彼の本質を知るために内閣官房内閣情報調査室に出向き、八重樫修治の正体を知る。八重樫が残した手紙から、彼がなぜ絵美にあのような態度をとったのか、真実が明らかになっていく……。
恋するハエ女を観るには?
恋するハエ女のキャスト
小守 絵美 – ミムラ(幼少期:中川綸)
八重樫 修治 – 筧利夫
赤塚北小学校
高木 誠也 – 川岡大次郎
田端 – 木村庄之助
重田 – 大獄隆司
内村 恭子 – 青木さやか
内村 新太 – 島羽也人
小林 翼 – 渡瀬雅斗
内閣府
松尾 泰介 – 小須田康人
津田 大悟 – 本田博太郎
石川 四郎 – みのすけ
真田 祐次 – 升毅
藤巻 芳郎 – イッセー尾形
その他
三田 有紗 – 泉里香
小守 哲郎 – 温水洋一
小守 果奈子 – 小島範子
ピーターパン – ブランドン・ベクマン