2016年7月11日～9月19日の毎週月曜21時-21時54分にフジテレビ系の「月9」枠で放送。主演は桐谷美玲。
好きな人がいることのあらすじ
パティシエール・櫻井美咲は、夢を叶えるために邁進してきたため、すっかり恋愛をしていなかった。ある日、突然勤務先のパティスリー部門が無くなり、失業してしまう。再就職先の内定をもらえずに困っていたところ、高校時代の初恋相手・ 柴崎千秋と再会を果たしたことがきっかけで、彼が経営する「Sea sons」の住み込みパティシエールとして雇ってもらうことになるのだが、そこには弟の夏向と冬真もいた。
好きな人がいることの感想
2016年夏の月9で、この年は冬が「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で始まり、評判の悪かった「ラヴソング」と続き、本作の後はさらに盛り下がって月9枠の凋落と言われた。
自分も当時初回をながら見した後、2話目以降を見なかったわけだが、再放送で見直してみたら少し面白い趣向になっていることに気がついた。
桐谷美玲は、この年「最も美しい顔」に選ばれて話題になったが、満を持した「アンダーウェア」も不発で、目立った活躍が見られない。「安堂ロイド」の美少女、「死神くん」の監察官といったツンデレ系がマッチしていると思う。
その美しい顔の特徴は、言うまでもなくその特異な下唇にあるのだが、本作の1話を見ると、みごとにその下唇がモチーフの中心になっている。
ドラマは口をすぼめたチュー顔の菓子人形をパティシエの桐谷が作って笑われるところから始まり、月9あるあるの後輩役として阿部純子が、桐谷の唇が梅干になってるとからかうことで湘南に舞台を移す。
すると俺様な感じの山﨑賢人が現れるわけだが、桐谷の口全体をつまんで歪んだ唇にキスするクライマックスを経て、仲直りのおにぎりの梅干に桐谷が顔をしかめるというサゲがあり、ラストカットは路上でひっくり返って驚く桐谷の口をすぼめた顔のアップで終わる。
つまり、徹底して桐谷の唇を中心とした構成になっているのだ。
おそらく桑村さや香の脚本には「キス」でつなぐ意図があったと思われるが、演出の段階で、「キス」というより「唇」になってしまったところが、桐谷美玲という女優をよく表しているように思う。
好きな人がいることのキャスト
主要人物
櫻井 美咲（パティシエ） – 桐谷美玲
柴崎 夏向（カリスマシェフ・柴崎家次男） – 山﨑賢人
柴崎 千秋（レストラン経営者・柴崎家長男） – 三浦翔平
柴崎 冬真（柴崎家三男） – 野村周平
美咲・柴崎家の関係者
石川 若葉（美咲の後輩） – 阿部純子
高月 楓（ピアニスト） – 菜々緒
西島 愛海（謎の少女） – 大原櫻子
日村 信之（サーフショップ経営者） – 浜野謙太
奥田 実果子（夏向の同級生・日村の同僚） – 佐野ひなこ
二宮 風花（調理師学校生徒） – 飯豊まりえ
東村 了（外食チェーン経営者） – 吉田鋼太郎
好きな人がいることのスタッフ
脚本 – 桑村さや香、大北はるか
脚本アドバイス – LiLy
演出 – 金井紘、田中亮、森脇智延
音楽 – 世武裕子
主題歌 – JY「好きな人がいること」（ソニー・ミュージックレコーズ）
フードコーディネーター – はらゆうこ
レストラン監修 – 大橋直誉
ケーキデザイナー – 鈴木ありさ
製菓協力 – 服部栄養専門学校（若松貴之、瀧澤努）
レストラン協力 – ワイズテーブルコーポレーション
プロデュース – 藤野良太
制作 – フジテレビドラマ制作センター
好きな人がいることを観る
好きな人がいることを観た人の感想・レビュー
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言うなれば、女性から見て好感度が高くて見ているだけど元気がもらえるような女優ということだ。
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ちょっと桐谷さん押さえてもいいのではと思いますよ。
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