民放(関テレ)版の「京都人の密かな愉しみ」と言うべきか(はんなりギロリの頼子さんの感想)
民放(関テレ)版の「京都人の密かな愉しみ」と言うべきか。NHKのように贅沢に撮れないのはともかく、NHK版が良くできているのは、京都の部外者が登場しないからだ。本作(再放送)は原作つきだから、まあ仕方ないのだけれど。
はんなりギロリの頼子さん 見どころ
- 横山由依(AKB48)演じる頼子さんの再現度と魅力
元AKB48の横山由依が主演を務め、頼子さんのビジュアルや雰囲気を忠実に再現。一見ツンとしてギロリと睨むような表情、その奥に見える優しさや不器用さといった頼子さんの複雑な内面を魅力的に演じる。関西弁(京都弁)も自然。 - 映像で堪能するリアルな京都の風景と空気感
京都でロケが行われているため、漫画で描かれていた京都の街並みや生活感がよりリアルに。たばこ屋さんの佇まい、路地の雰囲気、鴨川の風景、何気ない日常の音など、京都の「空気感」を映像と音で五感に訴えかける。観光地ではない、地元の人々が暮らす京都の息遣いが肌で感じられる。 - 京都ならではの「イケズ」や人間模様の描写
京都独特の人間関係や「イケズ」のニュアンスを俳優陣の演技で表現。頼子さんと周囲の人々との絶妙な距離感、言葉の裏にある本音が映像として伝わり、よりリアルに。 - 頼子さんを取り巻く個性豊かなキャスト陣
頼子さんの妹・美津子を演じる中尾ミエ、近所のカフェのマスター・山根役の岩崎う大など、頼子さんを取り巻くキャスト陣も個性豊か。コミカルで温かいやりとりも大きな魅力。 - テンポの良いストーリー展開と心地よい日常感
一話完結で日常の小さな出来事を通して頼子さんの人柄や京都の魅力を描く。派手な展開はないが、じんわりと心温まるストーリーがテンポよく進む。
はんなりギロリの頼子さん あらすじ
東京から京都に転勤してきた雑誌編集者・山田優一(中尾暢樹)は、京都のタウン誌を担当することになった。町のことを何も知らない山田だったが、越してきたアパートの廊下を掃除すると隣人・池上順子(土村芳)に「こんな綺麗にしてくれはらんでも…」と礼を言われ、町に出れば舞妓さんに挨拶をされ、「もう京都に馴染んでる?」と有頂天になる。
そんな中、困っているフランス人観光客に道案内をしようとするが、さらに迷わせてしまう。そこで近くにあったたばこ屋の店主・新堂頼子(横山由依)に助けを求めるが、ギロリと睨みつけられ縮みあがってしまう。ところが、そんな無愛想な態度とは裏腹に頼子は…。
はんなりギロリの頼子さんを観るには?
はんなりギロリの頼子さん キャスト
新堂頼子(たばこ屋の看板娘) – 横山由依
山田優一(雑誌編集者) – 中尾暢樹
池上俊介(順子の息子) – 岡田篤哉
池上順子(頼子の幼馴染) – 土村芳
はんなりギロリの頼子さん スタッフ
原作 – あさのゆきこ『はんなりギロリの頼子さん』(WEBコミックぜにょん/ノース・スターズ・ピクチャーズ)
脚本 – 金子洋介
主題歌 – Qyoto「君と僕とアクロス・ザ・ユニバース」(アリオラジャパン)
監督 – 山口博之(オフィスXXL)
制作 – 岡田美穂、水野道訓、栗尾和真、宮永大輔、堀江信彦
企画・プロデューサー – 林絵理(カンテレ)
幹事制作会社 – 関西テレビ放送
制作プロダクション – オフィスXXL
制作著作 – あさのゆきこ/NSP・2018「はんなりギロリの頼子さん」製作委員会
「はんなりギロリの頼子さん」は、横山由依の好演と京都のリアルな情景が融合し、漫画の世界観をさらに魅力的に広げたドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。
はんなりギロリの頼子さん 原作
シャイなたばこ屋・頼子さんは今日も京都のステキをご案内♪ 世界有数の観光地・京都の一角にあるたばこ屋の店番・頼子さん。目つきはこわいけど、実はシャイでとっても優しい☆ そんな頼子さんが京都のステキを紹介する観光地ハートフルドラマ、第1巻です♪