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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜

3.5
松雪泰子(ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜) ドラマ
松雪泰子(ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜)
『ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜』は、は、2019年10月18日~12月20日にNHK総合「ドラマ10」で金曜22時00分~22時49分に放送。八津弘幸、徳尾浩司、吉田真侑子によるオリジナル作品で、主演は松雪泰子。失敗学を専門とする女性大学教授が様々な事故を直接的ではなく間接的に捉えながら、事故の背景に潜む人間模様や社会の歪みに切り込むさまを描く。

ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜の感想

失敗学(立花隆が命名したという)をベースにしたドラマで、初回ではハインリヒの法則などが連呼されていた。
それだけで10回も続くドラマになるのかと思うが、池井戸潤原作もので成功している八津弘幸らのオリジナルだから(共同脚本)、なにか勝算があるのだろう。

松雪泰子にリケジョの役を演らせるというのが盲点をついた感じだが、松雪自身はいつもの通りである。

ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜のあらすじ

台風の落雷により化学プラントで停電が発生。予備電源も不具合が起こりタンクの冷却装置が作動しないため、非常手段として一酸化炭素が投入される。だがタンクの温度上昇は止まらず爆発が起こり、作業員の水上が死亡する。天ノは近隣の資材業者が取り扱うガスボンベが強風により倒れたことで爆発、タンクまで飛ばされて穴を開けたのではないかと仮説を立てる。再現実験の結果、ボンベの飛距離はタンクまで届くものではなかった。しかし、ボンベはタンクではなく一酸化炭素を送るパイプを直撃していたことが判明する。さらに、水上の業務報告書により、爆発事故以前から予備電源は故障していたことがわかる。採算を重視し修理を遅らせたことを後悔する工場の製造課長・増渕に、天ノは同じような失敗が繰り返されないためにも、このことを多くの人に伝えてほしいと説く。

ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜を観るには?

ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 キャスト

天ノ真奈子(工学部教授) – 松雪泰子

野津田燈(真奈子の助手) – 堀井新太

辻留志保(真奈子の秘書) – 須藤理彩

西峰郁美(真奈子の助手) – 高橋メアリージュン

南雲喜里子(国立工学創造センターのトップ) – 余貴美子

守康堅一郎(敏腕弁護士) – 寺脇康文

ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 スタッフ

作 – 八津弘幸徳尾浩司吉田真侑子

演出 – 福井充広笠浦友愛家次勲

音楽 – 眞鍋昭大

主題歌 – [ALEXANDROS]「あまりにも素敵な夜だから」

制作統括 – 小林大児(NHKエンタープライズ)、高橋練(NHK)

失敗学監修 – 畑村洋太郎(東京大学名誉教授)

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