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ハケンの品格

3.5
吉谷彩子(ハケンの品格) ドラマ
吉谷彩子(ハケンの品格)
ハケンの品格は、2007年1月10日~3月14日に日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送。13年ぶりに続編(第2シリーズ)が2020年6月17日~8月5日に同枠で放送。主演は篠原涼子。

ハケンの品格(2020)の感想

2007年版での加藤あいの役どころを、小粒な印象の吉谷彩子(「グランメゾン東京」のパティシエだが、「ビズリーチ!」と指を立てるCFの方が有名だろう)と山本舞香に分裂しており(23社受けて内定をもらえなかったという山本の設定は、明らかに加藤を引き継いでいる)、大泉洋は友情出演のゲストみたいだし、肝心の篠原涼子は驚くほどスタイルが良くないし、放送開始を散々待たされたわりにはどうも難しい船出という印象。

中コマはテンプスタッフのCFなのだが、派遣社員が意味するものはひどくイメージが悪くなっているから、「ドクターX」(中園ミホはわざと冒頭ナレをなぞってみせた)のような「ニ重底の勧善懲悪もの」は通用しない。
第1話のストーリーラインは、案の定、まるで時代劇のような昭和ばなしで、正直退屈した。

篠原がまるで聖書のように「日本沈没」(篠原自身が生まれた73年刊のカッパノベルスだ)を掲げているのは、意味がないし不気味なのだが、昭和的働き方に喝を入れて働き方改革を唱導する日経ドラマスペシャルみたいな展開になりそうで、キケンな予感がする。

ハケンの品格のあらすじ

第1シリーズ(2007)

「契約延長はしない、担当セクション以外の仕事はしない、休日出勤や残業もしない」という条件を承諾させ、人材派遣会社「ハケンライフ」から大前春子(おおまえ はるこ)は派遣社員として東京丸ノ内にある老舗食品商社「S&F(エスアンドエフ)」の営業部マーケティング課に派遣される。
愛想がなく正社員に媚びない春子の態度は周囲から反感を買うが、実は春子の正体はあらゆる資格を持ち、特Aランクの評価を受ける“スーパーハケン”であった。 春子はどんなに大変な仕事も勤務時間内に必ず仕上げ、会社に舞い込むピンチやトラブルを次々と解決していく。

第2シリーズ(2020)

かつての勢いを失い社員たちの覇気が下がり気味の大手食品商社「S&F」で、営業企画課の課長となった里中賢介はつぶやく。「今、彼女が来てくれたら…」。当時を知る部下の浅野務は「まさかあの人を呼ぶんですか」と驚愕する。
「私を雇って後悔はさせません。3ヶ月間お時給の分はしっかり働かせていただきます」こうして、特Sランクにパワーアップした伝説のスーパーハケン・大前春子がS&Fに呼び戻される。「とっくりが舞い戻ったって、本当か!」とS&F旭川支社長補佐の東海林武は春子との再会に感激するが、完全に無視されるのだった。

ハケンの品格を観るには?

ハケンの品格 キャスト

■主要人物
大前春子〈33→34〉→〈47〉 – 篠原涼子
里中賢介(営業部主任→営業事業部課長)〈30〉→〈43〉 – 小泉孝太郎
浅野務(営業部→営業事業部課長)〈23〉→〈35〉 – 勝地涼
東海林武(営業部主任→営業事業部課長)〈32〉[6]→〈45〉 – 大泉洋
近耕作(派遣社員→派遣会社マネージャー)〈30〉[6]→〈42〉 – 上地雄輔
一ツ木慎也(派遣会社社員)〈30〉 – 安田顕
森美雪(アルバイトから派遣社員へ)〈23〉 – 加藤あい
小笠原繁(嘱託社員)〈62〉 – 小松政夫
黒岩匡子(営業部)〈30〉 – 板谷由夏
桐島敏郎(営業部 部長)〈59〉 – 松方弘樹
天谷眉子(タブラオ「カンタンテ」のママ)〈58〉 – 白川由美
天谷リュート(フラメンコギタリスト兼ダンサー)〈20〉 – 城田優
福岡亜紀(派遣社員)〈29〉 – 吉谷彩子
千葉小夏(派遣社員)〈22〉 – 山本舞香
井手裕太郎(派遣社員)〈23〉 – 杉野遥亮
三田貴士(営業事業部新人)〈22〉 – 中村海人(Travis Japan/当時ジャニーズJr.)
宇野一平(営業事業部部長)〈44〉 – 塚地武雅
宮部蓮三(社長)〈72〉 – 伊東四朗
「S&F」
■その他の人物
次郎(定食屋店主) – 平野靖幸

ハケンの品格 スタッフ

2007・第1シリーズ

脚本 – 中園ミホ
演出 – 南雲聖一佐藤東弥茂山佳則吉野洋
音楽 – 菅野祐悟
主題歌 – 中島美嘉「見えない星」(Sony Music Associated Records)
音楽プロデューサー – 志田博英
ナレーション – 田口トモロヲ
プロデューサー – 櫨山裕子内山雅博
技術協力 – 日テレ映像センター、日テレアート
美術協力 – 日テレアート
制作協力 – オフィスクレッシェンド
製作著作 – 日本テレビ

2020・第2シリーズ

脚本 – 中園ミホ、山口雅俊川邊優子山岡真介
演出 – 佐藤東弥丸谷俊平
音楽 – 菅野祐悟
主題歌 – 鈴木雅之「Motivation」(Epic Records Japan)
ナレーション – 田口トモロヲ
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 櫨山裕子、山口雅俊(ヒント)、秋元孝之
制作協力 – オフィスクレッシェンド
製作著作 – 日本テレビ
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