10年先も君に恋しての感想
ファーストインプレッション
ええっ、あれは藤竜也だったのか。。。
夏ドラ「夏の恋は虹色に輝く」がイマイチだった大森美香による、やはり夏のNHKドラマである。再放送で鑑賞。
「夏の恋は…」は“脚本”だが、こっちは“作者”となってるね。
内容は“大人のための純粋なラブストーリー”といういつもの狙いだが、イマドキのタイムスリップ物としてどこまで面白くなるか。1回目だけだと、まだよくわからない(一挙放送だから最後まで録画してあるが、諸般の事情により全部見るにはだいぶ時間がかかりそう)。
最初にパックをしている上戸彩が出てきて、どきりとする。このヒトはふしぎな顔ですね。「JIN-仁-」を見ていないわたしにとって、内野聖陽は、男性ホルモン全開の「臨場」倉石のヒトなのだが、30代のほうの「博」の爽やかさは、誰だか全然わからなかった。
ま、時間の合間にゆっくりと見ていこうかな。。。
第2話
やっぱり藤竜也の姿が痛々しく感じる。10年後には生きていない、と知って淋しそうな顔をしたりするのでなおさらである。
上戸彩の魅力は、ひとことで言うと、意地になる芝居にあると思う。普通にうまくいっているときはそんなに可愛くないのだが、意地をはって平気な顔をしたり、思ってることとは違うことを言ってしまったりする、という芝居になると急にいきいきと輝くのはどうしたことだろう。
タイムトラベル物としては、あまり面白くなりそうにないし、未来から来た内野聖陽の真意がどこにあるのか、といった興味は、ドラマを引っ張っていくにはちょっと力不足のような気がするが、とりあえず見続けることにする。
飛ばして第4話
お約束の通りに展開しているが、小気味良いというほどでもない。
NHKでもう一度甘酸っぱいタイムトラベル物をやろう、というのが、おそらくこのドラマの大元になってるのだが、それを素直に楽しめるほど初心ではないというか、SFは粗探しにしかならないというか。かといって、ラブストーリーとしてはひねりがなく、中学生向けみたいである。
誤解されて恋が破れそうになるというのは妄想の黄金パターンであろう。それが今の彼氏と未来の彼氏ということであれば、なおさらである。
って何がなおさらかよくわからないが。
ブザービートでもそうであったが、大森美香は主人公と女子友でうまくシーンを作れる人だと思う。
こ
のドラマで楽しみなのは、毎度、上戸彩のアパートでだべる木南晴夏である。
第5話
弟の策略(40歳の内野聖陽の入れ知恵だが)で簡単に仲直りする姉の話って。。。とても最近のドラマとは思えないひねりのなさである。シェイクスピアを引き合いに出すとは許しがたい。
回数が6回と短いこともあるだろうし、タイムトラベル以外に複雑な要素を入れないと決めているのかもしれないが、これはNHKじゃなかったら許されないだろう。
この回では号泣する上戸彩を見られるわけだが、泣いてる女の子が可愛く見えるのは一体どうしてなんでしょうねえ。
佑太君を演じる染谷将太という子はこれから期待できそうな若手である。熱海の捜査官にも出ていましたね。「パンドラの匣」、見たいなー。
そして最終話
「結局、僕はもう一度君に恋するために10年後からやってきたんだ」←言いたかったのはこれだけである。
この構図があったから、すべてはないがしろにされていたのだと考えてみる。
しかし、それにしても、40歳の内野聖陽があまりに80年代的にずっこけていて、上戸彩と釣り合わないので、結局焦点のぼけたドラマになってしまった。
ポイントは、上戸が30歳の内野に貸すチャンドラー「プレイバック」の文庫である。
研究書以外に本を読んだことがないという人に、なんでいきなりチャンドラーを貸すのか無理があるけど…。
未来に帰ってからのシーンは全部蛇足。
内野聖陽が消えたところでドラマは終わるべきなのに、あえてここを加えるというのは、やっぱり本当に中学生向けだったということなのかしらん。
10年先も君に恋してのあらすじ
老舗出版社に勤める文芸編集者・小野沢里花は、読書家で仕事熱心だが、なぜか男運が悪い。ここ最近、里花の周辺でトレンチコート姿の怪しい男が出没して付きまとってくる。実はその男は、2020年の未来から来た将来の夫・円山博だが、「将来、自分と里花は修復不可能な状態にまで悪化する」という理由で、里花と自分の結婚を阻止するべく未来から現れたのだった。しかし、里花は現在の博と運命的な出会いを果たし、互いに惹かれあってしまう。
10年先も君に恋してを観るには?
10年先も君に恋して キャスト
円山 里花(10年後の里花) – 上戸彩
円山 博(エレベーター会社に勤める研究者) – 内野聖陽
日高 光治(恋愛小説家) – 劇団ひとり
蜂谷 亜美(里花の同僚で友人) – 木南晴夏
小野沢 佑太(里花の弟) – 染谷将太
飯野 マリコ(佑太の恋人) – 林丹丹
森松 隼人(博の大学時代の友人) – 中山祐一朗
川上 哲夫(梓の夫) – 渡辺いっけい
濱田 梓(ベテラン作家) – 渡辺えり
青山 比沙子(文芸部副部長) – 高島礼子
三田村 幸助(博の恩師) – 藤竜也

