チャンスの感想
ファーストインプレッション
土曜ドラマという名の枠だが、金曜放送してるのはこれいかに。
リーマンショック以降、NHKドラマでは経済ネタが多いような気がする。今回はそれにサラブレッド物が合わさった感じ。
しかし、死ねと言うのか!という投資家の話をするりとスルーしたりしていて、経済戦争の“被災地”を描くつもりはないようだ。
やり手のトレーダー藤原紀香は投機タイミングを見誤り、小野寺昭を自殺させてしまう(フィクサー的なファンドマネージャーである市川亀治郎が裏で糸を引いているらしいと、あとでわかる)。
絶望してなぜか北海道の原野をさまよう。北海道浦河というところである。
ここで子を産まないためサラブレッドのハルコと出会い、馬肉にされそうなところを買い取って種付けに成功させる(一発200万もするのですね)。
このへん、紀香はすっぴんで、歳相応ではあるが、童顔は得だなと思わせる。
紀香の同級生のおかまのバーマスターというキャラをなんと顔の濃ゆい堀部圭亮が演じている。
民放ではできそうでできないキャスティングで、これがいい。
東京に戻った紀香はパーティで市川亀治郎にビンタをくらわせるが、あの身長でやられたらかなり痛そうだw
次回からは亀治郎との死闘が始まるのかと思いきや、とりあえずハルコの出産シーンがメインみたいだ。
第2話
2010年5月。早くもハルコの出産日である。
桜並木を走る沙矢子。
鳳インベストメントに引き抜かれたから、企画書書きの仕事持ち込みである。
まず脚が出る。へなへなとへばる。
「肩が少しひっかかってるみたいだな」
立ちあがる、またへばる。横になる。「出た」。胞衣に包まれた仔馬。立つ。よろける。立つ。歩く。
ハルコはもう飼葉を食べている。
仔馬は早くも乳首を探す。
喜びの後は悲しみ。
沙矢子はすぐに呼び戻され、再び桜並木を走る。ハルコの動脈が破裂したのだ。ハルコは動かなくなる。
この馬の演技は、どうやって撮ったのか。
帰って仕上げた企画書は「巧の技術応援 未公開株ファンド」。しかしこれは「漠然としてるねー」と言われてボツってしまった。
淳ちゃんのバーの常連加賀まりこは有名写真家であった。ただしスランプで、撮りたい対象を見失っている。
小説日本という雑誌の表紙を長年やってるのだが、そんな雑誌がメジャーだとはとても思えんw
口角下がっていてこわいのだが、加賀まりこは66だからね。。。
仔馬の脚が曲がっていると連絡が来る。内向曲肢というのだそうだ。これは調教や矯正で治る、オグリキャップもそうだと淳ちゃんがいう。
淳ちゃんによれば、中央競馬では馬主の条件は年収1800万以上。
1000万以上の3人で組合馬主という方法もある。
どうしよう、と沙矢子が困ると、もしよかったら、ぼくが…と淳ちゃん。
オイオイ、バーテンが年収1000万かよと全国のツッコミが聞こえてきそうだ。
あと一人はすでに馬を何頭ももつ友達に声をかけるという。
仔馬の名はハルとなる。
牧場で眺めていると、鼻の下の長い宇津井健が登場。いい馬だ、と連発して去ってしまう。
どうやら調教師で、来週以降に活躍しそうだ。
三人目の馬主は内向四肢が気に入らず、降りてしまったので、中央競馬は諦めとなる。北海道門別の地方馬とのこと。
淳ちゃん、馬主になるつもりで徹夜でウェブサイトまで作ったのに、残念である。慰める加賀まりこ、あんたが三人目の代わりになればいいじゃないのと思うが…
2年で結果を出さなければわれわれの未来はないぞ、とハッパをかけられ、仕事が忙しくなる。
2011年2月。あれっ、未来になったぞ。
沙矢子はまごころ技研という会社に興味をもつ。
2011年10月。ハルは育成牧場に入る。巣立ちである。
地方競馬場に登録するための新しい名前をつけなくてはならなくなった。
新しい名前は、チャンス。
そして沙矢子の企画「セカンドチャンス」にOKが出る。技術がありながら資金力がないベンチャーを支援するというものである。
2012年1月。だいぶ未来になってきた…
宿敵・藤本建治が車で舗道の沙矢子をナンパする。沙矢子の父・藍田常務の思い出話をしたいというのだ。
バブル期、藍田の部下だったという藤本。鳳証券を辞めるとき、藤本の才能を買って、止めたのは藍田だけだったという。そして藤本は沙矢子をスカウトしにきたのだ。
「私とあなたは同じにおいがする」
沙矢子は即決、「お断りします」。
「父の判断はまちがっていました。あなたのような人間が鳳証券に残らなくてよかった」
「父上の判断は間違っていなかったようですよ」と藤本。
「私はいずれ鳳証券を背負う人間になるのですから」
育成牧場ですっかりたくましくなったチャンス。すばらしいスピードで沙矢子の前を駆け抜ける。
…さて、どうもたんたんとしている上に、証券を背景にしたバトルというのが、いまだにピンとこない。
全編手持ちのキャメラというのも悪くないが、まだ面白くはなってこない。
藤原紀香は、顔がまんまるである。
第3話
番組広報によれば、先週のハルコの死亡シーンは機械仕掛けのハリボテだったとのこと。うーん、心臓が強いというのか。
沙矢子、土日も仕事っぽいのに始終北海道に行ってる、大変だねこりゃ…
さて5/3(なぜか2012年とずいぶん未来なのだが)、チャンスのデビュー戦「門別クラシック フレッシュチャレンジ」である。結果は3着。
調教師木川、走りがクリスタルシップという馬に似ている…と伏線ぽいことを言うが、その後、そういう名の馬について調べるでもなし…
2回戦は「門別7Rルーキーチャレンジ」、ナイターである(?)。
大外から4馬身差で1着!
木川、興奮して、中央に連れていきたいと。
しかし紀香の年収が足りないので中央の馬主にはなれない。
組合馬主は、未だに3人目が見つかっていないし…と、ここでようやく加賀まりこが手を上げる。
今回はファンドの話があまり進行しなかったぶん、普通の競馬モノとして楽しめた。
やっぱり2つの話を並行で描くのは無理あると思った。
第4話
チャンスの第3戦は門別10R グランシャリオ特別。
馬主の3人は今回はテレビ観戦、気分はもう中央ということ?
桜田も中央の騎手試験を受けるという。
さて、先週は馬の話ばかりだったので、今回はハゲタカふうの話が中心。
藤本、取締役会に乗り込んで、自分に経営を任せればソリッドでROAの高い会社にしてみせますと乗っ取りの宣戦布告。
鳳証券社内では、買収防衛対策会議が開かれるが、これ、「防衛」か「対策」のどっちかでいいんじゃないのw
藤本の狙いは株主総会で取締役を全員入れ替えることであるとされる。つまり、株主の委任状集め競争である。
取締役の席と引き換えに非経営の創業者一族を切り崩し、社員株主に対してはセミナーを開いて熱弁をふるう藤本。
「うちの役員よりよっぽどまともだよ…」なんて声が聞こえる。まあ社員にとっては、正直、どっちもどっちな気がする。
沙矢子が追いかけて買収の真意を尋ねると、藤本、なぜか911に遠い目。当時NYにいて事件に凍りついたものの、次の瞬間には端末に飛びついたという。
あなたもそうしたんじゃありませんかと言われて、憤然と外に出た沙矢子だが、気をとり直して、マル秘の株主名簿を街頭で広げているww
平成レジャー株の投機失敗で死なせてしまった堀未亡人からも委任状をゲット。
