サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜の感想
犬飼貴丈・堀未央奈の怪作「サレタガワのブルー」(2021)を彷彿とさせるタイトルで、昨年の話題作「夫よ、死んでくれないか」と同じ3人の女の危うい同盟物でもあるが、前者のように不倫女が開き直るホラーではなさそうだし、後者のように殺した夫が行方不明になったり記憶を喪失したりするサスペンスにもならない気がする。どこへ行くのか。
「岐阜にイジュー!」(2017年、タイトルはGifu needs youのもじり)で初めて意識した水崎綾女は、じつはおそろしく多くのドラマで客演しているのだが、ヒロインは初めてなのではないか。
あとの二人はAKB48、HKT48出身。矢吹奈子は、これも昨年の話題作「御上先生」に出ていた(元ダンス部)。
ひとことで言うと、大学のクラスメイト3人組の夫が揃いも揃って不倫していて、その妻たちが「交換復讐」を企てる、というプロットは馬鹿げているし、面白くなりそうもない。そもそも夫に自分の人生を託すというあり方に問題があることを3人とも理解していないように見える。
ただ、3人の「同盟」が離反と裏切りの場になる展開を予想すると、多少の期待は残る。
それにしても、二階堂高嗣のモラハラ夫ぶりはなかなか堂に入っていた。
サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜のあらすじ
岸本奈津子(水崎綾女)は、結婚後にモラハラ夫へと変貌してしまった義隆(二階堂高嗣)との生活に心が擦り切れていたが、一人で生きていく自信も経歴もなかった。そんなある日、義隆が不倫相手を家に連れ込んだところに鉢合わせしてしまう。
家を飛び出した奈津子の元に、突然大学時代の友人である遠藤佳乃(篠田麻里子)から電話があり、大学時代の後輩・早乙女麗奈(矢吹奈子)と3人で落ち合うことに。夫に不倫された3人は「復讐同盟」を結成し、“交換復讐”を誓う。しかし復讐が進むうちに3人の思惑は外れ、復讐劇は思わぬ方向へ──
サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜を観るには?
サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜 キャスト
遠藤佳乃(製薬会社営業) – 篠田麻里子
早乙女麗奈(専業主婦) – 矢吹奈子
■奈津子の関係者
七瀬祐一郎(スーパーの常連客) – 増子敦貴(GENIC)
関根まどか(義隆の不倫相手) – 矢野ななか
岸本義隆(老舗デパートのフロア責任者) – 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
■佳乃の関係者
小松原乙葉(将生の不倫相手) – 小西桜子
遠藤将生(大学院の研究室で働く研究員) – 落合モトキ
■麗奈の関係者
早乙女樹(美容系の会社社長)) – 髙松アロハ(超特急)
南条愛(樹の不倫相手) – 青島心
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サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜 スタッフ
脚本 – 青塚美穂、国井桂、上野詩織、島田悠子
監督 – 白川士、頃安祐良、山下和徳
オープニングテーマ – REIRIE「愛讐」(バンダイナムコミュージックライブ)
エンディングテーマ – Broken my toybox「TABOO」(murffin discs / ECLO)
チーフプロデューサー – 森田昇(テレビ東京)
プロデューサー – 藤田絵里花(テレビ東京)、渡邊竜(松竹)、三好英明(松竹)
制作 – テレビ東京、松竹
製作著作 – 「サレタ側の復讐」製作委員会



