ドラマ2020年代のドラマ2024年のドラマ

降り積もれ孤独な死よ

山下美月(降り積もれ孤独な死よ) ドラマ
山下美月(降り積もれ孤独な死よ)
同名の漫画(原作:井龍一、漫画:伊藤翔太、講談社マガジンポケット2021年8月28日より連載中)を原作として、2024年7月7日より読売テレビ製作・日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送中。主演は成田凌。過去と現在が交差するヒューマンサスペンスとされている。

プロットに穴がありすぎて集中できない(降り積もれ孤独な死よの感想)

第1話はプロットに穴がありすぎて集中できなかった。原作も少し読んでみたが、重要なシーンがドラマではなぜかカットされていたりして、どうやら原作とは異なる計算で作っているようだ。

物語の時間軸は、小日向文世が豪邸(原作の再現度が高すぎる)に吉川愛たちを集めた2011年、その子どもたちを解散した2013年、死体が発見された2017年、そして成田凌が警察を辞めた成田凌山下美月(ドラマオリジナルキャラ)が訪ねる2024年と意味なくばらけている。

2017年に解決したはずの事件が2024年に再始動するという発端をドラマの第1話としているのだが、一体どう解決したのか、2017年を省略しているので(2話で明かすのだろうとは思うが)、時間軸を曖昧に伏せた語りがキモチ悪い。これは脚本のミスだと思う。

ドラマ降り積もれ孤独な死よの人物相関図

降り積もれ孤独な死よ 人物相関図

降り積もれ孤独な死よ 見どころ

家庭内の問題や人間の闇を深く掘り下げたサスペンスドラマ。重厚なストーリーとキャストの熱演が見どころ。
巷の感想は「だんだん解き明かされていくのが楽しい。成田凌さん演技力すごい」「話としては面白いが、主人公が最後まで好きになれなかった」「刑事なのに判断力が悪いし、花音のことしか考えてないというか、最終的にただのしつこい男に感じた」「最終回見て、端的に元凶はあなたでは?」など。

    見どころ1. 虐待の連鎖と人間の闇
    過去と現在の事件を通じて、家庭内虐待や育児放棄がもたらす心の傷とその連鎖が描かれる。灰川十三(小日向文世)とその養子たちの関係性や、鈴木潤(佐藤大樹)の過去が物語の核心。

    見どころ2. 「信頼できない語り手」としての主人公
    主人公・冴木仁(成田凌)は、物語の進行とともに、視聴者の信頼を揺るがす行動を見せる。彼の過去や行動が徐々に明らかになることで、彼の語る物語の真実性を疑うように。いわゆる「信頼できない語り手」である。

    見どころ3. ドラマオリジナルの展開
    原作漫画は連載中で、ドラマはオリジナルの展開を含んでいる。最終回では原作にはない結末が描かれた。

降り積もれ孤独な死よ あらすじ

2017年。とある屋敷の地下室で、白骨化した遺体13体が発見された。遺体は子どものものと見られ、壁には特徴的な六角形の謎のマークが描かれていた。刑事の冴木仁(成田凌)たちは、遺体の身元確認と、屋敷の持ち主である灰川十三(小日向文世)の行方を追うことに。
そんな中、灰川を“父”と呼ぶ蓮水花音(吉川愛)が現れる。灰川とは、血のつながりも戸籍上のつながりもない花音だが、育児放棄を受けていた自分を救ってくれ、6年前まで“本当の家族”のように一緒に暮らしていたという。さらに、屋敷で暮らしていた子供は全部で19人いたと明かす。
花音の話を聞き、警部補の五味(黒木メイサ)や、巡査の鈴木(佐藤大樹)は、13体の遺体は、19人の子どもたちの誰かである可能性が高い、と考えていた。ところが、花音は「父は犯人ではありませんよ」と訴えて――。
時が経ち、2024年。若者たちが集まる繁華街では、1人の少女が行方不明となっていた。少女を捜す記者の森燈子(山下美月)は、刑事でなくなった冴木の元を訪れ、こう告げた。「本当にあの事件はもう終わったんですか?」

降り積もれ孤独な死よを観るには?

降り積もれ孤独な死よのキャスト

■主要人物
冴木仁 – 成田凌
蓮水花音 – 吉川愛
灰川十三 – 小日向文世
■山梨県警富士山北警察署
五味明日香 – 黒木メイサ
鈴木潤 – 佐藤大樹
川相総一 – 野間口徹
■灰川邸元住人
瀧本蒼佑 – 萩原利久
沖島マヤ – 仲万美
川口悟 – 松本怜生
神代健流 – 杢代和人
東優磨 – 栗谷
■子どもたち
渡辺巧 – 平川丈
小林結愛 – 蟻波りん
中村清志 – 養田有星
堀内蓮 – 小池兜馬
志村のどか – 石井咲奈
古屋智也 – 平野絢規
望月美緒 – 宮内月煌
保坂萌花 – 中屋心結
清水奈々美 – 江坂祥綾
雨宮栞 – 大野りりあな
長田駿 – 舩附藍丈
佐野依央菜 – 戸簾愛
深沢陸 – 須藤優維
■その他
森燈子 – 山下美月
月島美来 – 水野響心
瀧本由香 – 仙道敦子

降り積もれ孤独な死よのスタッフ

原作 – 井龍一(原作)・伊藤翔太 (漫画)「降り積もれ孤独な死よ」(講談社「マガジンポケット」連載)
脚本 – 橋本夏
音楽 – Jun Futamata
主題歌 – あいみょん「ざらめ」(unBORDE / Warner Music Japan)
演出 – 内藤瑛亮二宮崇高杉考宏
サウンドデザイン – 石井和之
特殊メイク – 百武朋
アクションコーディネーター – 大道寺俊典
チーフプロデューサー – 岡本浩一(読売テレビ)
プロデューサー – 中山喬詞(読売テレビ)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
制作協力 – ファインエンターテイメント
制作著作 – 読売テレビ

降り積もれ孤独な死よの原作


子どもの白骨死体遺棄事件が発生。現場には謎のマークが残されていた。7年後、それが再び現れる。過去と現在をつなぐ事件の真相とは。
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