ドラマ『月とケーキ2』は、2024年にTOKYO MXなどで放送されたミニドラマシリーズです。前作『月とケーキ』の続編。
特権的にオシャレなミニドラマ(月とケーキ2の感想)
あの時、ふたりで行ったあの場所、めずらしい鳥の声を聞いたね。
なんども笑いころげたね。一緒に見た月も持って帰れないし、
一緒に食べたケーキももうないけど、
あの時の記憶は、カバンの中に詰めてある。
毎週6分枠、正味は2分半というミニドラマ。
市川実日子と井浦新は再婚同士の夫婦という設定らしい。
シーズン1が13話あったので今回も同じだろう。
ほとんど何も起きないのだが、じっくり見るとストーリーが浮かび上がってくる仕掛けになっていて、キャストも二人だけではないらしい(?)。キャスティングだけでオシャレという特権的なドラマである。
月とケーキ2 見どころ
現代社会に生きる人々の孤独や葛藤、そして微かな希望を、独特の視点とリアリズムで描いたミニドラマ。
- 「月とケーキ」シリーズは、限られた時間の中で深い人間ドラマを描くという、ミニドラマ枠の特性を活かした作品。テレビの深夜帯や短尺放送だからこそできる、実験的で質の高いドラマとして評価されている。
- 大がかりなセットではなく、カフェやアパートの一室、夜の街角など、日常にありふれた場所が舞台となり、物語のリアリティが高まり、視聴者が登場人物たちの生活を「覗き見ている」かのような感覚で作品を楽しめる。
- 特定の事件や大きな出来事が起こるわけではないが、登場人物たちの何気ない会話や行動を通して、人間関係のあり方、幸福の定義、孤独との向き合い方など、普遍的なテーマが提示される。
月とケーキ2 あらすじ
慎と菜月の夫婦の日常を描いた物語。第1話は慎が菜月の髪を切りながら『惑星ソラリス』の話をする。第2話では、慎の元妻・梨花と3人で食事をする様子を描く。第3話では、高校時代からの28年間の出会いや結婚までのエピソードが菜月の語りで明かされ、慎が写真嫌いの菜月の姿をカメラに収めようと奮闘する。日常の何気ない瞬間を丁寧に描き、夫婦の愛と絆を繊細に表現している。