1996年のアメリカのクライムサスペンス映画。原題は「Bound」。リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー(ウォシャウスキーシスターズ)の初監督作品。本作は「マトリックス」制作に向けたプレゼンテーション(実力の証明としてスポンサーに提示する映像)も兼ねていた。
バウンドのあらすじ
5年の服役を終えたレズビアンの女泥棒コーキーは、マフィアの伝手でアパートの一室を改装する仕事に就く。隣の部屋で暮らすのは、マフィアのシーザーとその恋人ヴァイオレット。コーキーとヴァイオレットはお互いに惹かれあうようになり関係を持つ。
ある日、シーザーとの生活に耐えられなくなったヴァイオレットは、シーザーが預かっている200万ドルを持ち逃げしようとコーキーに持ちかけ、コーキーは完璧な計画を立てる。
バウンドの感想
公開当初はレズ設定をネタにしているとLGBT界隈の評判が悪かったらしいが、ウォショースキーがシスターズになった今では名作。
ハリウッド映画の文脈では、超アヒル口のジーナ・ガーション(白ブリーフがまぶしい)は、ジェニファー・ティリーを救い出す色男として、もっと活躍するはずなのだが、節目節目で容赦ない強さを示すのはジェニファーの方であり、よくできた脚本である。最後まで生き残るジョー・パントリアーノが1枚ずつ札にアイロンをかける生真面目な男という描写もいい(なぜジェニファーは手伝わないのかw)。
バウンドのキャスト
ヴァイオレット – ジェニファー・ティリー
コーキー – ジーナ・ガーション
シーザー – ジョー・パントリアーノ
ミッキー – ジョン・P・ライアン
ジョニー – クリストファー・メローニ
ジーノ – リチャード・C・サラフィアン
ロウ – ピーター・スペロス
シェリー – バリー・キヴェル
バウンドのスタッフ
監督 リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
脚本 リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
製作 アンドリュー・ラザー、ステュアート・ボロス
製作総指揮 リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
音楽 ドン・デイヴィス
撮影 ビル・ポープ
編集 ザック・ステンバーグ
公開 アメリカ 1996年10月4日 日本 1997年7月5日
上映時間 108分
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バウンドの予告映像
バウンドを観た人の感想
- 映画「バウンド」をU-NEXTで見ました。ほぼ一つ建物内でドラマが起こる。(
ユート) - 映画「バウンド」(1996)(映画で☆ランデヴー)
- バウンド(ryotaro)