2019年公開のアメリカ合衆国のサスペンス映画。原題は「Glass」。『アンブレイカブル』(2000年)と『スプリット』(2016年)の続編として製作され、それぞれに登場したデヴィッド、イライジャ、ケビンを主要人物として描く。
ミスター・ガラスのあらすじ
フィラデルフィアのある施設に3人の特殊な能力を持つ男が集められ、研究が始まる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24の人格を持つ多重人格者ケヴィン、非凡なIQと壊れやすい肉体を持つミスター・ガラスの3人は、それぞれが自分が人間を超える存在だと信じていた。研究は進んでいくが、衝撃的な事件が起きる。
ミスター・ガラスの感想
ブルース・ウィリスが失語症で引退する前に完結できたのは良かった。しかしかなり衰えていることは画面からも伝わってきた。
どのように終わらせるのかということに注目が集まったが、シャマランは一種のアメコミ論としてこの映画を作った。サラ・ポールソン演じる精神科医はコミックを規制する存在として描かれている。オチは弱いと私は思うが、「スプリット」はともかく、19年前の「アンブレイカブル」と世界観を合わせるためのさまざまな工夫がなされている。ブルースの息子を同じ役者が演じていることもそのひとつだ。
ミスター・ガラスのキャスト
ケビン・ウェンデル・クラム / “群れザ・ホード” – ジェームズ・マカヴォイ
デヴィッド・ダン / “監視人オーバーシーヤー” – ブルース・ウィリス
イライジャ・プライス / ミスター・ガラス – サミュエル・L・ジャクソン
ケイシー・クック – アニャ・テイラー=ジョイ
エリー・ステイプル医師 – サラ・ポールソン
ジョセフ・ダン – スペンサー・トリート・クラーク
ミセス・プライス – シャーレイン・ウッダード
ピアース – ルーク・カービー
ダリル – アダム・デヴィッド・トンプソン
ジャイ – M・ナイト・シャマラン
ミスター・ガラスのスタッフ
監督 – M・ナイト・シャマラン
脚本 – M・ナイト・シャマラン
製作 – M・ナイト・シャマラン、ジェイソン・ブラム、マーク・ビエンストック、アシュウィン・ラジャン
製作総指揮 – スティーヴン・シュナイダー、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、ケヴィン・フレイクス
音楽 – ウェスト・ディラン・ソードソン
撮影 – マイク・ジオラキス
編集 – ルーク・チャロッキ、ブル・マーリー
上映時間 129分
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