曲がり角の彼女

稲森いずみ(曲がり角の彼女)
稲森いずみ(曲がり角の彼女)

2005年4月19日~6月28日の毎週火曜22:00-22:54に関西テレビ制作・フジテレビ系列「火曜22時」枠で放送。主演は稲森いずみ。

曲がり角の彼女のあらすじ

主人公、大島千春(稲森いずみ)は大手ホテル企画営業部に勤めるキャリアウーマン。不倫相手の堀内正光(伊原剛志)と別れきれない33歳独身。最近、職場の25歳の後輩三原なつみ(釈由美子)との若さの差が気になり出してきた。オーナーの息子・副社長の甲本一樹(要潤)の副社長就任パーティーは千春が仕切る予定だったが、トラブルで遅れることに。「私が行かなきゃ大変」と息せき切ってホテルに向かうも、なつみが代役を務めパーティーは滞りなく進行しており、副社長の甲本一樹に「君がいなくても影響なかった」と嫌味を言われ腹を立てる。いつの間にやら三十路を過ぎ、結婚できる相手はいない・酒量は増える・肌はやつれると崖っぷちの千春は、「幸せになるためのルール」を書き込むのだった。

曲がり角の彼女の感想

90年代にデビューした稲森いずみがドラマのヒロインになったのは、しかし2002年以降のことで、そのときすでに30歳だった(ドラマ初主演は1998年の「ハッピーマニア」で、共演したのが同年代の藤原紀香だった。先日の「眠れぬ真珠」(2017)を見るに、やはり藤原よりも稲森の方が歳のとり方に恵まれている)。

2008年頃までテレビを見なかった私が稲森に注目し始めたのは、じつに2012年の「クレオパトラな女たち」である。今季(2017)の「刑事ゆがみ」に出ていた稲森は45歳ということになるのだが、何を言いたいかというと、稲森いずみは30代以降、ひそかに、ドラマにおけるある種のミューズであり続けているのではないかと思ったのである。その意味で、33歳の稲森いずみを見られる本作(2005)は興味深い。

ガードルとTバックで迷う33歳のホテルウーマンという、時代の気分に寄り添っていたのだろう脚本は後藤法子。エピソードの選び方もつなぎ方も、うまいものである。

曲がり角の彼女のキャスト

大島千春 – 稲森いずみ
三原なつみ – 釈由美子
甲本一樹 – 要潤
山岸→島村えり子 – 青木さやか
甲本椿 – 石川亜沙美
三宅修二 – 金子貴俊
真鍋健蔵 – 佐戸井けん太
一条杏子 – 川島なお美
一条江陸 – 吉川史樹
堀内正光 – 伊原剛志
堀内夕子 – 三浦理恵子
谷村誠 – 高知東生
谷村アキ – 湖田翔子

曲がり角の彼女のスタッフ

脚本:後藤法子
演出:新城毅彦ほか
プロデューサー:吉條英希(関西テレビ)・安藤和久(関西テレビ)・遠田孝一(MMJ)
音楽:大島ミチル
主題歌:「Dear my friends」shela
挿入歌:「明日、笑えるように」SunSet Swish
オープニング:「陽だまりに想う」高嶋ちさ子
協力:シェラトン都ホテル東京
制作:関西テレビ・MMJ

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