水晶の鼓動 殺人分析班

木村文乃(水晶の鼓動 殺人分析班)
木村文乃(水晶の鼓動 殺人分析班)

麻見和史の推理小説『水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係』(2012年5月9日講談社ノベルス刊)を原作として、『水晶の鼓動 殺人分析班』のタイトルで、2016年11月13日から12月11日まで毎週日曜22-23時にWOWOW「連続ドラマW」枠で放送。主演は木村文乃。「殺人分析班」シリーズ第2弾。

水晶の鼓動 殺人分析班の原作

水晶の鼓動 殺人分析班の原作のあらすじ

江東区木場6丁目の2階建て民家の玄関先で、木内久司の変死体が発見される。屋内のほとんどの部屋には至るところにラッカースプレーが吹き付けられ、真っ赤に染まっていた。事件は略称「木場事件」とされ、深川署に特別捜査本部が設けられ、如月塔子ら十一係が捜査を開始。
同日に有楽町にある政府広報センター、JR品川駅付近にあるスターライトホテル、本郷にある東都大学の都内3箇所で連続爆破事件が発生。日本革命的協同武装戦線と名乗るグループから犯行声明が出され、大量の捜査員が丸の内署にある爆破事件の特別捜査本部に投入される。捜査一課長の神谷も、管理官の手代木に木場事件の捜査会議を任せ、丸の内署に詰めることになる。
塔子たちの木場事件の特別捜査本部には増員が見込めない中、杉並区西荻北4丁目の民家で第2の殺人事件が発生。そして、塔子の近くにも爆破事件の危険が迫っていた。

水晶の鼓動 殺人分析班の原作を読んだ人の感想

水晶の鼓動 殺人分析班の感想

原作は既刊13巻あり、WOWOWは木村文乃で1・3・7巻をドラマ化しており、本作は2本目。

原作では事件が2か月ごとに起こり、「奇数巻は本格警察小説、偶数巻は変化球」と作者が言っているので、本作は前作「石の繭」事件の4か月後ということになり、木村文乃(小柄さを強調するためワンサイズ小さなスーツを着ている)はいまだ半PTSD状態という設定。

5話のドラマなのだが、ストーリーはわりと冗長で、中盤までの公安に翻弄されるくだりはなくてもいいと感じさせる。木村演じる刑事は特に取り柄があるわけでもなく、女性であることを捜査班全員から気遣われながら先頭に立って体当たりで事件を解決していく。前作、続編は見ないでもいいかな。

木村が女刑事を演じるのは初めてとのことだが、見た感じは「サギデカ」(2019)と同じだった。

水晶の鼓動 殺人分析班のキャスト

如月塔子 – 木村文乃(幼少期:古田結凪
鷹野秀昭 – 青木崇高
早瀬泰之 – 渡辺いっけい
徳重英次 – 北見敏之
石倉毅 – 藤本隆宏
尾留川圭介 – 小柳友
帆足 – 前川泰之
上條 – 高橋努
八木沼雅人 – 古川雄輝
鴨下 – 梶原善
志田順二 – 山本浩司
河上 – ノゾエ征爾
間宮洋平 – 村松利史
永峰隼夫 – 盛隆二
木内久司 – 柳憂怜
堤宗一 – 金子貴伸
藤崎輝明 – 赤堀雅秋
如月厚子 – 神野三鈴
手代木行雄 – 勝村政信
如月功 – 仲村トオル

水晶の鼓動 殺人分析班のスタッフ

原作 – 麻見和史 『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』(講談社文庫)
監督 – 内片輝
脚本 – 八津弘幸
音楽 – 諸橋邦行
プロデューサー – 松永綾北川雅一
製作 – WOWOW、ドリマックス

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