沙村広明の漫画(『月刊アフタヌーン』1993年6月~2012年12月連載、1993年アフタヌーン四季大賞)を原作として、2017年4月29日に公開された映画。原作者の初実写映像化作品。監督は三池崇史。撮影は2015年11月~2016年1月中旬。
キャッチコピーは「不死身って、死ぬほどめんどくせぇ。」「1人対300人(全員敵)“ぶった斬り”エンタテイメント」。 第70回カンヌ国際映画祭のアウトオブコンペティション部門に公式選出され、北米、イギリス、オーストラリア、ドイツ、でも公開。
江戸時代の日本を舞台に不老不死の肉体を持つ用心棒を中心とする時代劇で、奇抜な衣装を身にまとう人物や独創的な武器が多数登場する。原作は1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、英語版が2000年にアイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞。
見るのを忘れていたことを思い出したもののVODには見当たらず、2年ぶりにTSUTAYAディスカスを利用してブルーレイ版を借りた。ディスクがボロボロで音がブツ切れ状態だったが(ひどいサービスだ)、それでも最後まで見たのは、駄作と決めつけられていたにもかかわらず、殺陣など良くできていたからだろう(興行的には大コケだったらしいが)。
駆け足すぎて後半はグチャグチャだったが、三池崇史だからこそ完成できたと思われる。
もはや少女でもない歳だったはずだが(本作の撮影は2015年)ほとんど子役のような杉咲花、市原隼人の尸良、戸田恵梨香の槇絵、田中泯の吐鉤群など、キャスティングも良い線いっていた。
キャスト
万次 – 木村拓哉
浅野凜 / 町 – 杉咲花
天津影久 – 福士蒼汰
尸良 – 市原隼人
乙橘槇絵 – 戸田恵梨香
百琳 – 栗山千明
凶戴斗 – 満島真之介
司戸菱安 – 金子賢
八百比丘尼 – 山本陽子
黒衣鯖人 – 北村一輝
刀鍛冶 – 福本清三
宇留間 – 出合正幸
偽一 – 北代高士
火瓦 – 新妻聡
真琴 – 平岡拓真
お静 – ちすん
八角蔦五 – 山口祥行
花田 – 本山力
賽河屋 – 清家一斗、堀田貴裕
司戸の手下 – 黒石高大、一ノ瀬ワタル、笠原竜司、小橋正佳、夏山剛一
お恋 – 加藤千果
園英子
阿葉山宗介 – 石橋蓮司
浅野虎巌 – 勝村政信
浅野時 – 真飛聖
浅野虎秀 – 菅田俊
天津三郎 – 音尾琢真
浅野虎行 – 大西信満
閑馬永空 – 市川海老蔵
吐鉤群 – 田中泯
伊羽研水 – 山﨑努
スタッフ
原作 – 沙村広明「無限の住人」(講談社「月刊アフタヌーン」所載)
監督 – 三池崇史
脚本 – 大石哲也
音楽 – 遠藤浩二
主題歌 – MIYAVI「Live to Die Another Day -存在証明-」(UNIVERSAL MUSIC)
製作 – 高橋雅美、亀山慶二、吉羽治、ピーター・ワトソン、鄭泰成、奥野敏聡、大川ナオ、荒波修
エグゼクティブプロデューサー – 小岩井宏悦
プロデューサー – 坂美佐子、前田茂司、ジェレミー・トーマス
撮影 – 北信康(J.S.C.)
照明 – 渡部嘉
録音 – 中村淳
美術 – 松宮敏之
装飾 – 極並浩史
編集 – 山下健治
スーパーバイジングサウンドエディター – 勝俣まさとし
キャラクタースーパーバイザー – 前田勇弥
ヘアメイクディレクター – 冨沢ノボル
特殊メイクアップ – 松井祐一、三好史洋
殺陣 – 辻井啓伺、出口正義
画コンテ – 相馬宏光
書 – 岡本美香
特殊武器 – 坂本朗
キャスティングスーパーバイザー – 柿崎裕治
セキュリティースーパーバイザー – 古谷謙一
キャスティングプロデューサー – 杉野剛
ラインプロデューサー – 今井朝幸、善田真也
助監督 – 倉橋龍介
制作担当 – 青木智紀
VFXスーパーバイザー – 太田垣香織
コンポジットスーパーバイザー – 橋本聡
VFXコーディネーター – 川出海
企画協力 – 平田掛彦、丸田順悟
監修 – 金井暁、北嶌徹(講談社 「月刊アフタヌーン」編集部)
脚本分析 – 田中靖彦
制作プロダクション – OLM
制作協力 – 楽映舎、東映京都撮影所
製作幹事・配給 – ワーナー・ブラザース映画
製作 – 映画「無限の住人」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、テレビ朝日、講談社、ジェイ・ストーム、Recorded Picture Company、CJ E&M、OLM、研音、GYAO)