屋根裏の恋人の感想
ファーストインプレッション
石田ひかりと三浦理恵子、高畑淳子しか女優は出てこず、誰得なのかわからない地味なドラマである(もちろん人は今井翼目当てでこれを見るのだ)。
脚本が「カラマーゾフの兄弟」の旺季志ずか、監督は中田秀夫という「大人の土ドラ」らしい外連味だが(そういえば「カラ兄」も土曜深夜だった)、セレブリティでありながらなぜか出会い系掲示板のサクラの内職などしたりしている石田に感情移入できるかどうかで、次週も見続る気になるかが決まる。
「カラ兄」は吉田鋼太郎が強引に傑作にしたのだったが、石田には同じことはできないだろう。
その後
「お母さんってフカンショーでしょう?」という娘の台詞に呆れて見るのをやめることにしたが、そういえば旺季志ずかの書いた「Wの悲劇」(武井咲の2012年版)の脚本が破壊的にヒドかったことを思い出した。
屋根裏の恋人のあらすじ
鎌倉の洋館に引っ越した西條衣香(石田ひかり)は、姑・千鶴子(高畑淳子)と同じ敷地内で暮らすことに不安を抱えつつ、家族との新生活を始める。しかし、引っ越しパーティーに昔の恋人・瀬野樹(今井翼)が突然現れ、借金取りから逃れるため屋根裏に棲みつく。その夜から、西條家では食料の減少や洗濯物の消失など不審な出来事が起こり、衣香は屋根裏で瀬野がバイオリンを奏でているのを発見する。瀬野は西條家の秘密を覗き見始め、衣香は息子がいじめに遭っていること、娘が恋人トラブルを抱えていること、夫や姑の隠された真実を知る。さらに、親友・杏子(三浦理恵子)までもが秘密を抱えていた。精神的に追い詰められる衣香と、瀬野への揺れる気持ち。そんな中、殺人事件が発生し、瀬野が屋根裏に棲みついた本当の理由や家族の裏の顔が明らかになる。すべての真実が明らかになる時、衝撃の結末が待ち受けるドロドロストーリー。
屋根裏の恋人を観るには?
屋根裏の恋人 キャスト
瀬野 樹(衣香の元恋人) – 今井翼
菅沼 杏子(衣香の親友) – 三浦理恵子
和田 祐一(刑事) – 松澤一之
西條 帆花(衣香と誠の娘) – 大友花恋
西條 勇人(衣香と誠の息子) – 髙橋楓翔
金子 晃 – 速田隆成
西條 誠(衣香の夫) – 勝村政信
西條 千鶴子(衣香の姑) – 高畑淳子
瀬野 小町(瀬野の妹) – 芦那すみれ