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秘密

3.5
志田未来(ドラマ「秘密」) 2010年のドラマ
志田未来(ドラマ「秘密」)
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『秘密』は、映画版が1999年9月25日に東宝系にて公開。ドラマ版が2010年10月15日よりテレビ朝日系列『金曜ナイトドラマ』枠で放送。原作とやや設定が異なり、藻奈美が高校生の時から物語が始まる。
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『秘密』ってどんな映画/ドラマ?

事故によって「娘の体に妻の魂が宿る」という衝撃的な設定。夫婦であり父娘である二人の歪で切ない愛を描いたロングセラーを映像化。
1999年に映画化、2010年に連続ドラマ化され、それぞれ異なる魅力で観客の心を揺さぶった。

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秘密(2010年のドラマ版)

あらすじ

1985年、妻と娘が乗ったバス事故で妻・直子は死亡するが、奇跡的に助かった娘・藻奈美の身体には直子の魂が宿っていた。平介はその秘密を抱え、娘の身体にいる妻と暮らすが、年月とともに心のずれが生じる。やがて藻奈美の意識が戻り、母と娘は交互に意識を入れ替えながら生きるようになるが、次第に直子の時間は短くなっていく。別れの後、成長した藻奈美の結婚を前に、平介は直子が今も娘の中で生き続けていることを知り、その想いを胸に秘めて生きる決意をする。

キャスト

杉田藻奈美/直子 – 志田未来
杉田平介 – 佐々木蔵之介
橋本多恵子 – 本仮屋ユイカ
小坂洋太郎 – 橋本さとし
吉本和子 – 池津祥子
藤崎和郎 – 升毅
川辺由梨絵 – 林丹丹
相馬春樹 – 竜星涼
梶川征子 – 堀内敬子
梶川幸広 – 吹越満
梶川逸美 – 日向ななみ
土谷正彦 – 小松和重
根岸文也 – 田中圭
沢田美香子 – 朝加真由美
杉田直子(入れ替わり前まで) – 石田ひかり
バス事故・被害者家族 – 大森暁美、渡辺憲吉
三郎(直子の父) – 河原さぶ
直子の姉 – 村岡希美
平介の同窓生 – 中田有紀、矢柴俊博、芋洗坂登郎、鈴木美恵
産婦人科医師 – 一色采子
向井(弁護士) ‐ 長谷川公彦
平介の上司 – 大河内浩
風俗嬢(ソープ) – みひろ
時計屋店主 – ミッキー・カーチス

感想

ファーストインプレッション

テレビドラマ化は初めてなのだった、なんで今さらという気もするが。
多くの人がおぼえているのは広末涼子版だろう。19歳のヒロスエに「ねえ、口でシてあげようか?」と言わせた1999年の映画である。監督は滝田洋二郎。平介はが演じた。
東野圭吾が掘り当てたこの原作は、大林宣彦「転校生」の性転換に次ぐ、すぐれて古典的なリドルストーリーとして記憶されることになった(「転校生」の原作は山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」であり、厳密に言うと、性転換ものは、小説ではサトウハチロー「あべこべ玉」、映像では1973年のドラマ「へんしん!ポンポコ玉」という先達があるのだが、大林は山中恒の原作を実にわかりやすく映像化した)。
なんとリュック・ベッソンも「秘密」を映画化しているのだが、日本には入ってこなかったようだ。
あまりに印象が強いので、もうあれはいいや、と思ったのだが、なんとなく見始めてしまった。そのへんが今回の企画の狙い通りであろう。

佐々木蔵之介は呆然とする描写がなかなか良い。
志田未来は「ハンマーセッション」から引き続きのこの枠出演ということになる。
本仮屋ユイカが先生役とは、なかなかに感慨深いものがある。

第2話

このドラマ、いちお深夜ドラマだから、「…しよっか」なんてセリフを出せるんだな。

志田未来は公式データがないのだけれど、かなり身長低いのではないか。ずっと上目づかいなのである。
その志田未来の演技が好評ということで視聴率も良いようだが、実際はそれほどのものとも思えない。たしかにそこになにか凄味がないと、このドラマは成立しないのだが。何しろ17歳だからねー。
なんだか、演出もキャメラも、志田未来ありきになっているのが気にかかる。

原作がどうだったか、結末はどうなるんだったか、もうすっかり忘れてしまったのだが、春樹だの梶川運転手の妻など、どうかかわってくるんだっけ。

第5話

このお話の第1部は、まずもって、娘の体をした妻をもつことの葛藤であり、第2部は、その妻がだんだん娘になっていくのを見守らなければならない苦しみである。
娘も妻もしょせん性の異なる存在であり、夫=父親にとっては他者にほかならない。それをつなぎとめるものが家族というものであり、堀内敬子日向ななみの母子家庭を訪れた佐々木蔵之介が、久しぶりの家庭のぬくもりに思わずほっとしてひまうくだりは、家族を成り立たせる大きな要素がロールプレイングにあることを表している。
事故の結果、佐々木蔵之介と石田ひかりが失ったのは、家族内ロール(役割)であった。

閑職に追いやられて自信が揺らぐ佐々木蔵之介、男の悲しさからコンビニでエロ本を買ってしまうのだが、レジの女の子がガン見するのがコワイww 実際のレジ打ちではあんなコトはないだろう。
さらにそれを志田未来に見つかって「サイテー!」と激怒されるのもカワイソス…(´・ω・`)

家庭訪問にやってきた本仮屋ユイカ先生が志田未来と対しているくだりを見ると、こんなに大きくなったのねと感慨深い。
女子高生はの命は本当に短いのである。

第6話

娘を産んだときの母子手帳を引っ張り出して、女友達を中絶させるために連れていく志田未来(って、母子手帳なんか探さなくても産院を忘れる母親はいないと思うが…)。そして、医者の「お母さんが悲しむわよ」という台詞の意味もわからない。友達の中絶に付き合うから不良ってこと??

良くない男子との付き合いを責め、医学部を目指すんじゃなかったのかと父親のように叱責する佐々木蔵之介に、ファンデが肩に着いてるわよ、お父さんと反撃する志田未来。よくある父娘関係の描写をここまでひねくれた設定で再現するのは、やはりどこか虚しいものがある。これは原作の問題ね。

本仮屋ユイカは、なんだかビッチな役が多いような気がするんだよね。かなしいなあ。ファンデがワイシャツの肩に着く、という描写には生臭いものを感じる。

しかし志田未来はちっちゃいな。佐々木蔵之介と並ぶからそう見えるのかと思ったら、全体にちっちゃいのであった。

第7話

やりようによっては、この話は典型的なドタバタコメディになると思う。人ごとだから笑いの種になるものを、キャラクターにクローズアップして感情移入させると、こうなるのだ。
志田未来はもともと、見ていてムカつく役を演じると映えるキャラクターである(BOSSの犯人役もなかなか良かった)。チビなのが、余計腹立つのだww
本仮屋ユイカは相変わらずビッチのまま…(´・ω・)

最終話

先週録画を失敗したので、志田未来が処女を捧げようとしたシーンは見逃してしまった。すでに関係は落ち着いていて、本仮屋ユイカの影も消えてしまっている。どうなったのかな??

最終回はリドルストーリーとしての体裁を整える流れであるが、指輪のことを知っていたというだけなので、どうも根拠が薄弱である。原作では、すべては妻の芝居だったのではないかという疑いを捨てきれないことになっている。ドラマでは新郎を殴ってすっきりしてしまったようだ。

そして梶川という人間のことも、物語の要請上、梶川征子がなぜ死ななければならなかったのかもアイマイなまま終わってしまった。
ワイドショーでクランクアップの瞬間に志田未来がぶわっと泣くところを見たが、ドラマの演技のままであった。

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