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オレンジデイズの感想
柴咲コウつながりで「インビジブル」の番宣なんだろう、2004年のドラマの再放送。
聾を扱うドラマといえばつい最近「ファイトソング」が終わったばかりだし、昨年は「愛していると言ってくれ」(これも北川作品で、北川は「半分、青い」でもこのモチーフを扱って視聴者の反感を買った)を再放送していた。
そうなるとやはり岡田惠和の「君の手がささやいている」の2章以降を再放送してほしいのである。
メインキャストが妻夫木君、懐かしい成宮寛貴、瑛太、白石美帆、小西真由美。
2話以降では山田優や18歳の上野樹里も出てくるらしい。すぐ誰とわかったのは成宮と小西だけである。
主役2人が決まった状態で2年もの時間を使って企画を練り込んだとの由で(幸福な時代である)、北川悦吏子は完全にキャストに当て書きしている。「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」に、本作を思わせる菅野美穂の台詞があったような。それにしても柴咲はやはり美形である。
オレンジデイズの見どころ
どこにでもいそうな大学4年生・結城櫂(妻夫木聡) と、病気で4年前に聴覚を失ったことにより心の扉を閉じてしまった女の子・萩尾沙絵(柴咲コウ)のラブ・ストーリーを軸に展開される、大学の卒業を1年後に控えた5人の若者の青春ドラマ。ドラマの放送と同時に『野性時代』(角川書店)にて北川悦吏子による小説版が連載されていた。
- 妻夫木聡と柴咲コウの「聴覚障害を越えた恋愛」
聴覚障害を持つ沙絵と、彼女を理解し、支えようとする櫂の間の、繊細で純粋なラブストーリー。手話を通して心を通わせる二人の関係性や、障害を乗り越えて愛し合う姿が感動を呼んだ。 - 普遍的な「青春」の輝きと痛み
就職活動、友人関係、恋愛、将来への不安、そして卒業という「終わり」を前にした若者たちの等身大の姿。青春の喜びや輝き、葛藤や痛みが共感を呼ぶ普遍的なテーマとして描かれた。 - 豪華な若手俳優たちの競演
妻夫木聡、柴咲という当時の旬な二人のほか、成宮寛貴、白石美帆、瑛太、小西真奈美といった豪華な若手俳優陣が、それぞれ異なる悩みや個性を持つキャラクターを魅力的に演じ、友情や恋愛模様がドラマを彩った。 - 手話を取り入れた演出
聴覚障害をテーマにしているため、手話がドラマの重要な要素。手話がコミュニケーションの手段としてだけでなく、登場人物たちの感情や心情を表現する美しい言語として描かれた。 - Mr.Childrenの主題歌「Sign」
Mr.Childrenが担当した主題歌「Sign」は、ドラマの世界観と完璧にマッチした。この曲を聴くとドラマのシーンが鮮明に蘇る人も多い。
オレンジデイズのあらすじ
物語は、大学4年生で就職活動中の平凡な青年・結城櫂(ゆうき かい、妻夫木聡)が、大学構内でひとりの女性と運命的な出会いをするところから始まる。彼女は、明るく奔放でありながら、どこか謎めいた雰囲気を持つ萩尾沙絵(はぎお さえ、柴咲コウ)。実は沙絵は、数年前に病気で聴覚を失っている。手話を通して沙絵と交流を深めていく櫂。そして、櫂の大学の友人グループである、就職活動に苦戦する翔平(成宮寛貴)、しっかり者の茜(白石美帆)、お調子者の啓太(瑛太)、そして沙絵の幼馴染で手話サークルで手話通訳を目指すあゆみ(小西真奈美)ら、個性豊かな5人の若者たちが、互いに支え合いながら、恋や友情、そして将来への不安と向き合っていく。大学卒業という人生の岐路に立つ彼らが、それぞれが抱える悩みや葛藤を乗り越え、自分たちの「オレンジデデイズ」(輝かしい青春の日々)を駆け抜けていく姿が、温かく、そして時に切なく描かれる。
オレンジデイズを観るには?
オレンジデイズのキャスト
結城 櫂 – 妻夫木聡
萩尾 沙絵 – 柴咲コウ
相田 翔平 – 成宮寛貴
小沢 茜 – 白石美帆
矢嶋 啓太 – 瑛太
周辺人物
髙木 真帆 – 小西真奈美
佐伯 そよ子 – 山田優
桐島 あゆみ – 上野樹里
堺田教授 – 小日向文世
萩尾 ゆり子 – 風吹ジュン
藤井 ハルキ – 沢村一樹
佐野 – 柏原崇
アリサ – 佐藤江梨子
柿崎 透 – 永井大
岩崎 – 光石研
オレンジデイズのスタッフ
音楽 – 佐藤直紀
演出 – 生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
主題歌 – Mr.Children「Sign」
挿入歌 – ORANGE RANGE「上海ハニー」くるり「ばらの花」
挿入曲 – ショパン「英雄ポロネーズ」
プロデュース – 植田博樹
音楽プロデュース – 志田博英
手話指導 – 手話ランドきいろぐみ(現・手話あいらんど)
『オレンジデイズ』は、青春の輝きと葛藤、そして人との繋がりの大切さを描いたドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。