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アルキメデスの大戦

浜辺美波(アルキメデスの大戦) 映画
浜辺美波(アルキメデスの大戦)

2019年7月公開。原作は三田紀房の漫画(ヤングマガジン連載2015年52号~2023年31号、ヤンマガWeb連載2023年7月6日~9月21日)。軍艦、戦闘機など旧日本海軍の兵器開発・製造について、当時の技術戦略と人間模様をテーマにしたフィクション。

アルキメデスの大戦のあらすじ

1933年、日本海軍では新造艦について航空主兵主義派(永野修身中将・山本五十六少将)と大艦巨砲主義派(嶋田繁太郎少将ら)が対立していた。平山忠道技術中将が提案した異常に低予算の巨大戦艦案に疑問を持った山本らは、その矛盾を証明するため、「西の湯川、東の櫂」と呼ばれる天才数学者・櫂直に協力を求める。櫂は尾崎財閥の書生だったが、大艦巨砲主義批判と令嬢との親密さから東京帝大を放校となっていた。アメリカ留学を目前に、櫂は日本の戦争回避のため山本の説得に応じ、戦艦計画の問題点を証明しようとする。この巨大戦艦「大和」は1945年4月7日、米軍の攻撃で沈没することになる。

アルキメデスの大戦の感想

映画では、田中泯の造船中将が滅びゆく日本人の依代として大和を設計する企てを語っていて、菅田将暉演じる主人公はピュアな数学者に過ぎず、山本五十六(舘ひろし)がそれを裏切るように真珠湾奇襲作戦の構想を練っていたりするのだが、原作はその後も延々と話が続き、日本の技術戦略を背負ってヒトラーと邂逅したりルーズヴェルトと交渉したりする大長編になっているらしい。

冒頭、大和の撃沈シーンで気づいたが、VFXの手触りは「ゴジラ-1.0」と同じである。浜辺美波が出てくるところまで同じだが、原作ではこれは実らぬ恋ということになっているようだ。それにしても細っこいな!

アルキメデスの大戦のキャスト

櫂直:菅田将暉
田中正二郎:柄本佑
尾崎鏡子:浜辺美波
大里清:笑福亭鶴瓶
大角岑生:小林克也
宇野積蔵:小日向文世
永野修身:國村隼
嶋田繁太郎:橋爪功
平山忠道:田中泯
山本五十六:舘ひろし
大里商船の事務員:波岡一喜
セツ:木南晴夏
藤岡喜男:山崎一
蒲瀬和足(参謀):飯田基祐
高任久仁彦:奥野瑛太
尾崎留吉:矢島健一
料亭の女将:角替和枝
下宿の大家:池谷のぶえ
造船会社の部長:天野ひろゆき
若い士官:石田法嗣
ナレーション:窪田等

アルキメデスの大戦のスタッフ

原作:三田紀房『アルキメデスの大戦』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督・脚本・VFX:山崎貴
音楽:佐藤直紀
製作:市川南
エグゼクティブ・プロデューサー:阿部秀司、山内章弘
プロデューサー:佐藤善宏、守屋圭一郎
ラインプロデューサー:阿部豪
撮影:柴崎幸三
照明:上田なりゆき
美術:上條安里
録音:藤本賢一
装飾:龍田哲児
VFXディレクター:渋谷紀世子
編集:宮島竜治
カラーグレーダー:齋藤精二
音響効果:岡瀬晶彦
特機:奥田悟
衣装:水島愛子
ヘアメイク:宮内三千代
キャスティング:梅本竜矢
スクリプター:阿保知香子
助監督:安達耕平
制作担当:櫻井紘史
宣伝プロデューサー:鎌田亮介
プロダクション統括:佐藤毅
配給:東宝[3]
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:阿部秀司事務所、東宝映画
製作:「アルキメデスの大戦」製作委員会(東宝、日本テレビ放送網、電通、読売テレビ放送、ROBOT、白組、KDDI、講談社、阿部秀司事務所、東急エージェンシー、日本出版販売、ひかりTV、毎日新聞社、朝日新聞社、ローソンエンタテインメント、GYAO、時事通信社、カルチュア・エンタテインメント、木下グループ、ニッポン放送、中日新聞社)

アルキメデスの大戦を観るには?

アルキメデスの大戦を観た人の感想

アルキメデスの大戦の原作(三田紀房)


戦艦「大和」を阻止せよ!!! 日本の未来を1人の数学の天才が変える!? 時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省の会議室で、次世代の旗艦を決める新型戦艦建造計画会議が開かれ、2つの陣営が設計採用を争う事に。これからの海戦を見据え、高速の小型戦艦を打ち出す“航空主兵主義”派に対し、海軍内で権力を握る“大艦巨砲主義”派の計画は、世界でも類を見ない超巨大戦艦の建造だった――!!

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