ドラマ

本件は死んだり行方不明になったりした人が10名以上、6家族が巻き込まれて崩壊した特大級の事件である。それにしても怖かったなあ、 烏丸せつこ。

眉をひそめっぱなしの松雪泰子が抱えるヒロインの闇が深く、繰り返し使われている、中央線車輌の光に照らされながら暗い線路横を歩くカットが良い。

冒頭、小倉一郎が現れてもまったく時代の隔たりを感じないのはなぜだろう。

主役は安達祐実で第1部では二役。一方は貧乏なかっぱらいで、もう一方は子爵令嬢である。当時で30歳近いが、一体何歳の人間なのかよくわからない。

問題はヒロインが2006年版では18歳の堀北真希だったということだ。黒島の演技は堀北をかなり参照しているように見えるのだが、堀北の不思議な眩しさが、2022年の美少女である黒島には決定的に欠けている。

そして……うーん、最後まで見てしまった。これはもしかしたら傑作なのではないか。

清張の原作は67年、本作は95年の初ドラマ化。30年近いギャップを解消するため、登場人物が回想する形式にしたことで、無意味に時制が混乱する話になっている。

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の感想と評価・独自の考察を交え、キャストや配信情報を徹底レビュー。

天皇の名前について調べるうちに（帝諡考）、大正という元号の命名に手抜かりがあったことに気づき、昭和を命名するための礎を築いた「命名の人」として鷗外を描いている。

NHK大阪だから当然なのだが、関西弁（兵庫弁？）が演出のひとつになっていて、毎日楽しみに見た。仁村紗和の今後の出演が期待されるところだ。

積木くずし全シリーズを整理しました

ながら見をして置いて行かれた人が続出した模様。拡大スペシャルでもないのに54分にこれだけのキャストを押し込めた脚本の手際に、人はもっと驚くべきなのではないか。

本作は2部構成が予告されていて、言うなれば前半が淫行編、後半が不倫編といったところかｗ　純愛のタイトルとはかけ離れているが…

シゴトと家庭が同じ重みをもつのが本作独特の面白さで、毎度それに引き裂かれる杉本哲太は、シゴトでは古田新太、家庭では鈴木という強力な相棒によって難局を乗りきる、というのが基本的な構図。

「ボイス 110緊急指令室」の感想と評価・独自の考察を交え、キャストや配信情報を徹底レビュー。