やめるときも、すこやかなるときもの感想
<大切な人の死をどうしても忘れることができず、毎年12月のある時期になると1週間ほど声が出なくなる「記念日現象」>というケータイ小説的な自己愛設定(もちろん原作は小説である)で、見続けるかどうかわからないが…
あな番の怪演で全国区になった(いや、その半年前の朝ドラか)奈緒は、「Chef〜三ツ星の給食〜 f〜三ツ星の給食〜」(2016年)から気になる女優。
やめるときも、すこやかなるときものあらすじ
広告制作会社『創栄堂』で営業として働く本橋桜子(奈緒)は恋人に浮気され、「別れても構わないので処女だけでももらって欲しい」と懇願するが「重い」と言われ振られてしまう。会社の後輩の結婚パーティーに参列し、「こんなところ抜け出したい」と声を漏らすと、同期の水沢彩芽(金澤美穂)に叱られ、頭を冷やしにテラスに出ると、ワインボトルを傍らに、目を閉じている壱晴に出会う。その端正な寝顔に見惚れる桜子。そんな桜子に壱晴は「二人で抜け出しませんか、こんなところ」と声をかけて…。
目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドで下着姿の桜子。同じベッドで一夜を過ごしたにも関わらず、何もされなかったことに落胆するが、数日後、仕事の打ち合わせで、とある家具工房を訪れると、そこには昨晩ともに過ごした壱晴が。しかし、壱晴は桜子のことを全く覚えておらず、さらに突然声が出なくなって…。
やめるときも、すこやかなるときもを観るには?
やめるときも、すこやかなるときも キャスト
本橋桜子 – 奈緒
柳葉優太 – 五関晃一(A.B.C-Z)
水沢彩芽 – 金澤美穂
朝倉桃子 – 浅見姫香
大島真織 – 中井友望
大島勲 – 阪田マサノブ
本橋勝己 – 遠山俊也
須藤喜美代 – 阿部朋子
本橋幸枝 – 手塚理美
佐藤哲 – 火野正平
やめるときも、すこやかなるときも スタッフ
脚本 – 桑村さや香
演出 – 小室直子
音楽 – 赤い靴
主題歌 – Kis-My-Ft2 「memento」(avex trax)
編成企画 – 田中宏史、川口信洋
チーフプロデューサー – 福士睦
企画プロデューサー – 長松谷太郎
プロデューサー – 能勢荘志、髙橋淳之介、松山雅則
制作 – トータルメディアコミュニケーション
製作著作 – 日本テレビ、ジェイ・ストーム
やめるときも、すこやかなるときもの原作
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。
変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。
【著者着歴】窪美澄(くぼ・みすみ)
1965年東京生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で女による女のためのR18文学賞大賞を受賞。受賞作を所収したデビュー作『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。他の著書に『さよならニルヴァーナ』『アカガミ』『すみなれたからだで』『トリニティ』『いるいないみらい』など。


