2010年のドラマドラマ2010年代のドラマ

獣医ドリトル

3.0
井上真央(獣医ドリトル) 2010年のドラマ
井上真央(獣医ドリトル)
獣医ドリトルは、2010年10月17日~12月19日の毎週日曜21時-21時54分にTBS系列の『日曜劇場』枠で放送。

獣医ドリトルの感想

ファーストインプレッション

小栗旬の大物ぶりはたいしたもので、演技にまったく揺らぎがない。ベテラン若村麻由美は完全に食われてるし、石坂浩二と並んで堂々としたもんである。
まあ、石坂浩二と比べてもナンダカナーなのだが、その大物ぶりがいちばん印象に残ってしまうということが、小栗旬の不幸のような気がする。

高額な治療費をとる天才医師というと誰でもブラックジャックを連想するが、人間とちがって千差万別のペットが扱われるので、毎回いろんな動物が持ち込まれるのは結構面白そうだ。

脳挫傷のラグドール猫ラグ、骨折した競走馬アスカミライ、白内障のコモンマーモセット・レッド、といったところが初回の患者。
CGや模型を使っているというが、手術シーンなど結構リアルで、ヒヤヒヤする。

第2話| 成宮をもっと追いつめろ

今回のクランケは猫とイルカ。
イルカは浅瀬でバシャバシャやっていて、模型を使っているのか不明だが、さすがにシリツはしなかった。
溺れかかった井上真央を救うシーンのほうに手間がかかっていた。

花菱の成宮寛貴はトラウマでシリツができないという、どこかで何回も見たような安易な設定である。原作もそうなのか知らないが、この安易さはちょっと致命的な感じだ。
自分の犬のシリツに失敗したという回想シーンが挿入されるが、子供が自分のオモチャをこわしてしまったとか、料理を作っていて手順を間違って食べられないものになったとか、なんかそういうものに見えてしまい、まあ、もしかしたらある意味リアルな感覚なのかもしれない。
ただし、カリスマ獣医という名に反して、どうやらあくまで善意の人ということらしい花菱は、キャラとしてちょっと興味深い。
ブラッディマンデイで悪役を演じた成宮の嘘っぽい台詞回しが、ここでは逆に追いつめられる多重債務者の自己弁護のように、ってウシジマくんの見過ぎかww、次第に破綻していくものを予感させるのである。

國村隼がわかりやすいワルモノ側であることが明確になった第2回であるが、その攻撃をまともに食って、さらに花菱が追い込まれ、破綻していく展開を望む。

さて井上真央のおでこは一部でたいへん話題になっているようだ。「あたしにも隠された魅力があるんですから!」とドリトルに食ってかかり、
「それはなんだ。そのおでこか?」とからかわれていたwww
おでこ女優は個人的には好きなのだが、それでもあれは仲々の見物と思う。

飛ばして第5話| ほんとに視聴率いいの?

あれっ、時間が変更されたりして録画を失敗しつづけて、もうすでに5回…
秋ドラ視聴率ではトップらしいんだけど。
勘違い、16.0→13.3→14.2→14.5→11.5で、トップというわけではなかった。
トップは怪物の「相棒」である。

かつて今際の顔がいまさらながら見苦しいと「ジョーカー」のレビューで書いてしまって以来、それでも心を痛めつづけてきたりょうなのだが、今回見てもやはりビミョーである。
繰り返しになるが、雰囲気美人であることはたしかだし、キライでもないのである。
だから小栗旬のかつての片思い相手、というのはギリギリ成立するような、しないような。お姉キャラというのもちょっとずれてるしねえ。。。

鳩の別名が「飛ぶネズミ」だとは知らなかったな。雑菌の運び屋でフンが飛散すると肺炎になるという。
しかし鳥獣保護法の対象であるというのが、このドラマで扱うにふさわしい動物なのだが、そのへんはあまり踏み込まなかったな。
縁の下に置いていたのは磁石だろうか。

話はなんだかいい加減で、心中と思われた加藤治子の夫が、実は女性の自殺に巻き込まれた遭難死だったり、新聞社の伝書鳩なのになぜか自宅に帰ってたりとか、加藤治子のために作られたニセモノとしか思えない50年前の電信文が、特に裏もなく本物であったりとか、とても視聴率が良いドラマとは思えない手抜きのストーリーである。

成宮君演じるカリスマ獣医が手術できない話、まだ続いていたんだね。
自分の犬の手術に失敗して血がプシュッ…ていうシーン、毎週放送しているんだろうか。

第6話| 井上真央とマープ

リアルでは8回まで来ているらしいが、後回しにしてあった録画を消化。
何回か飛ばしているのだが、手術失敗で愛犬の血がプシュッてやつ、まだやってるのか。
成宮寛貴のトラウマ、どうやら最後まで引っ張るつもりらしいのが見え見えだから、いかにも克服できそうに見せる今回のような描写はしらけるなあ。

成宮の脇にいる女助手みたいなのと、國村隼のもうひとりの息子と、知らない登場人物が増えている。
國村隼の凡庸な長男が父親を裏切って成宮の肩をもつ展開か。

イノシシ、大型犬ぐらいの大きさでも120kgもあるのか。中身がパンパンに詰まっていそうである。

小栗旬のツンデレ演技は心地良いぐらいの安定感。そして井上真央はレディースマープのCFの人にしか見えない。

第7話| 白川由美の不快

自尊心がいやに高そうな白川由美は、どうも好きになれない。先日まで見ていた「ハケンの品格」にも出ていたわけだが、何か(何のだろう)ハードルを無意味に上げる印象がある。

このドラマを見ているといつも思うが、世の中、さすがにこんなにペット中心には回っていない。いくらカリスマ獣医とはいえ、オペができないと告白したぐらいでテレビカメラと取材陣が殺到するというのは不自然である。

このドラマもあと2回なのかな、
成宮の再起と井上真央の卒業で順当に終わりそうだ。

第8話|良さがあまりわからぬままもうすぐ終わる

土門兄弟の出来の悪い兄さんは今回もミスしどおし。
國村隼にいきなりグーで殴られちゃうし、最期に弟のボルゾイがヒドイことに…(>_<) 途中何度かパスしたのでよくわからないが、國村隼のアレはいわゆる負の連鎖ということらしい。実際には、負の連鎖というものはないらしいケドね。 夏帆が連れてきたスコティッシュ、おとなしいなあ。うちの猫とは別の生き物のようだ(^-^;) あまりこのドラマの良さがわからぬまま、ここまで来てしまった。 今回の國村隼Vs.小栗旬のシーン(夏帆と井上真央もいたが)、台本17ページにわたる長回しで、収録に6時間もかかったそうだ。 うーん。。。と思いつつ、来週が最終回。

最終話|感動もあり八方丸くおさまるが、何も残らないだろう

鳥取とあすかとの結末は!?と言っても、このドラマに恋愛要素はほとんどなかった。
小栗旬のツンデレ演技は井上真央に向かわず、動物に捧げられるものであった。
安楽死させるしかないと決まったときに井上に命じる、最高級のドッグフードを買ってきてくれという台詞は、だから泣けるのであり、私が作りますと返す井上にジワリと来るのもその呼吸があるからこそであった。
だからエンドクレジットの後に、小栗旬が井上真央の顔を覗き込んでも誰もドキドキしないのだが、おでこをぱちんとやったのにはウケた。
小栗が井上のおでこをからかったのは初期にあったが、視聴者のいちばん気になるところをちゃんとおさえたのはとても良かったww

さて最終回で土門父子の確執も解け、出来の悪い兄は使命を取り戻し、出来が良さそうで実は矢ガモの犯人だった弟は反省し、土門は野望を捨て、成宮寛貴は世界一の内科医との太鼓判を小栗旬からもらって、アフリカに行くかと思われた小栗の代わりに旅立つという八方丸く収まる最終回であった。
あまりにすっきりしすぎて、来週にはこのドラマのことはもはや記憶にないであろう。

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