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ナサケの女〜国税局査察官〜

3.0
米倉涼子(ナサケの女 ~国税局査察官~) 2010年のドラマ
米倉涼子(ナサケの女 ~国税局査察官~)
『ナサケの女〜国税局査察官〜』は、2010年10月21日~12月9日の毎週木曜21時-21時54分にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送。主演は米倉涼子。

ナサケの女〜国税局査察官〜の感想

ファーストインプレッション

米倉涼子のドラマって、なんかいつも粗いつくりだと思う。これって米倉に頼りすぎたつくりということなんだろうか、柳葉敏郎塚本高史泉谷しげるといった上司や同僚のなあなあなキャスティングが、否応なく手抜き感を強調してしまう。
飯島直子武田鉄矢というのは意図的なミスマッチで、これが今後どうなるか、どうもあまり期待できないという印象。

ずばぬけたプロモーションの米倉は非現実感たっぷりで、まともにドラマに引き込まれることはちょっと難しい。ましてや、「マルサの女」そのまんまの査察の描写は、あの映画から23年もたっていることを考えると、いくらなんでも芸がなさすぎなのではと思う。
要するに、見どころに欠けるのである。

第2話|カツマは脱税をしているか

ブログにツイッター、ハーバードビジネススクール、ベストセラーと、森口瑤子が演じているのは勝間和代モデルの美人コンサルタント。
この人(森口瑤子ね)、40をとうに越えてるのにきれいだなー。勝間も40越えなのだが、森口のほうが年上なのだ。
もっとも、ここで森口演じているのは単なる「現代的な、成功した女性」で、勝間を想起させる必要性はまったくない。
ドラマがその舞台において利用する「成功した女性」のイメージは、その時々によって姿を変えるが、勝間和代が発信する「努力すれば成功できる」というメッセージは、誰もがそれについて何かを言わずにはいられないという点で、優れてジャーナリスティックだった。自己実現という言葉は、成果主義導入とともにとなえられるようになったと記憶するが、裏返すと、成功しないのは努力が足りないから、という不寛容な自己責任論と結びつくことになる。
どうせならこのへんを踏まえた展開にしたらもっと面白くなったのにと思う。

あなた、脱税してるでしょ。というお上ならではのキメ台詞は、実際なかなか小気味良くて、米倉涼子の無駄な抜群スタイルによるマイナスをほぼ取り返しているように感じる。
設定がかぶりまくりの「黄金の豚」とつねに比較されるドラマで、初回はシノハラのほうが勝ちと思われたが、二回目はストーリーのリアルさで、こちらの勝ちかな。

第3話|リアリティのないおはなし

謹慎中なのに内偵の仕事をし、それどころか居合わせた上司に暴言ww
さすがにリアリティないっしょ、と思うのだが、もともと、こんなにわかりやすく圧力がかかるわけもないので、リアリティをうんぬんしても仕方ないのだが…

終わりのほうは、「その後タマリが発見され…」となぜか省略気味。腐ったメロンなんて言ってすみません、と米倉涼子はギバちゃんに謝るが、あれ、「腐ったミカン」に「温室のメロン」じゃなかったっけ??
ギバちゃん演じる査察部長、文科省から圧力がかかって、査察の情報を漏らすというあるまじきことをしているのだが、それも不問というすっきりしない話である。
ま、それでも「黄金の豚」よりはいいか…

第4話|やっぱり税務署はイヤだね

このドラマの飯島直子は、「流れ星」の上戸彩以上にニコリともしない。
元祖癒し系のヒトだからこの効果は大きい。クールにしているとやっぱり美人なんだよね。

さて今回はなんだか査察に肩入れする気にならない話。
私は相続税なんかどんどんとって格差を是正すればいいという考えではあるが、かといって、査察から、「税金払わない奴は日本の空気吸うな」とまで言われる筋合いは別にないと思う。

塚地はいつもの演技だし、相変わらず女装した小松方正にしか見えない佐々木すみ江も、いまひとつ迫力が足りない。

毎回タイトルバックに映る金を埋めている場面は、今回の話とは違うのね。紛らわしいなあ。
ギバちゃんの栄転話、鉄子の部屋の武田鉄矢など先へのヒキを残すぶん、黄金の豚よりこっちかな。
毎週比べるのも飽きてきた。低レベルの争いである。

ナサケの女〜国税局査察官〜のあらすじ

松平松子は、脱税者を容赦なく追い詰める国税局査察官〈マルサ〉。西伊豆の税務署員時代から卓越した手腕で不正を暴き、東京国税局査察部へ抜擢される。相棒の新田や情報提供者でニューハーフパブのママ・鉄子の協力を得ながら、銀座の悪女や悪徳経営者、資産家らが仕掛ける巧妙な脱税スキームに立ち向かう。松子は大胆な変装や行動力を武器に、愛人や宗教法人を利用した裏金を暴き、金と欲に支配された社会の闇を痛快に裁いていく。

ナサケの女〜国税局査察官〜を観るには?

ナサケの女〜国税局査察官〜キャスト

■査察部情報部門査察第18部門
松平松子(査察官) – 米倉涼子
三木航介(査察官) – 塚本高史
五藤満(査察官) – 鈴木浩介
久米四郎(チーフ主査) – 小市慢太郎
二宮晶太(査察官) – 夕輝壽太
内村ナナ(査察官) – 斎藤めぐみ
曽根六輔(統括官) – 泉谷しげる
雨宮賢治(査察官) – 三上真史
■実施部門査察第37部門
日野敏八(統括主査) – 勝村政信
犬養一美(部門主査) – 飯島直子
■査察部幹部
新田進次郎(査察部長) – 柳葉敏郎
遠藤幸男(査察次長) – 長谷川朝晴
■その他
赤川友也(「鉄子の部屋」の常連) – 瀬戸康史
西恭子(ヤンキー仲間) – 鹿沼憂妃
鉄子(オカマバー「鉄子の部屋」のママ) – 武田鉄矢
みどり(「鉄子の部屋」の店員) – 松川貴弘

ナサケの女〜国税局査察官〜スタッフ

ナレーション – 津川雅彦
脚本 – 中園ミホ
音楽 – 荻野清子
演出 – 松田秀知田村直己
主題歌 – DREAMS COME TRUE「LIES, LIES.」
税務監修 – 大村大次郎
法律監修 – 久島和夫
殺陣 – 釼持誠
カースタント – タカハシレーシング
企画協力 – 古賀誠一
プロデューサー – 内山聖子木内麻由美
協力プロデューサー – 梅田玲子(ザ・ワークス)
制作協力 – ザ・ワークス
制作著作 – テレビ朝日
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