新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMIの感想
本作はテレビドラマ版で違うのだが、前も書いたような気がするが、57本も撮っているというVシネのヒットシリーズ「難波金融伝・ミナミの帝王」の萩庭監督は、日芸の学生時代に私の実家でアルバイトしていた。練馬だったので学校が近かったのである。当時の彼らは柳町光男組に出入りしていて(萩庭君は助監になった)、「十九歳の地図」の制作に走り回っていた。
その後、NHKの立てこもりのサスペンスドラマを監督したのを見たのは20年ぐらい前だったろうか、これは面白かった記憶がある。
「インファナル・アフェア」みたいな(まあ潜入捜査物だから)「大阪府警潜入捜査官」という2007年の映画も見たが、すごく手間をかけた導入部分以外は今ひとつだった。
「ミナミの帝王」は見ていない。
バリバリに濃ゆいこのコンテンツの関西での人気は根強く、今回のドラマも16%超の高視聴率だったという。
Vシネでおなじみの竹内力に比べると薄い顔の千原ジュニアの起用が注目ポイントであったはずだが、竹内版を知らないへんしう長の感想としては、なかなか面白かった。
まだ人情味が残ってはいるのだが、もっと酷薄な感じを前面に出すと面白いと思う。
パブ会見で千原いわく、
「“でんがなぁ”“まんがなぁ”はふだん使わないからね。ちょっと違うんですよ」
というのだが、“…しまっさ”というビミョーに線の細い言い回しが、酷薄でいいのである。
新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMIのあらすじ
坂上(大東俊介)は「ミナミの鬼」と恐れられる金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)に惚れ込んで弟子入りする。そんな折、銀次郎は幼なじみの今宮(内田滋)に再会。銀行員の今宮は支店長の朝倉(西村雅彦)から成績不振で罵倒される日々。契約を取れなければクビだと言い渡され、銀次郎に金を借りて他人名義で投資信託を買う。融資審査部に異動した今宮は、朝倉の指示で食品会社の審査を担当し、10億円を融資。ところがその会社が倒産、責任を問われた今宮は自ら命を絶った。今宮の死を知った銀次郎は、裏に朝倉が絡んでいるとにらみ、今宮に貸した金を朝倉から回収すると決意。「その支店長に地獄を見せたる」と不敵につぶやく…。
新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMIを観るには?
新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMI キャスト
坂上 竜一(フリーター) – 大東駿介
沢木 英雄(沢木組組長) – 赤井英和
今宮 伸治(銀行員) – 内田滋
平原 咲子(銀行員) – 白石美帆
伊賀 さつき(不動産会社社長) – 萬田久子
喫茶店「シャタン」マスター – 大杉漣
朝倉 順一(銀行支店長) – 西村雅彦
桐生 修也(風神会会長) – 橋本さとし
麗子(ホステス) – 中村ゆり
春田(萬田の顧客) – 山内圭哉(第10作)
今野(バーのマスター) – 川下大洋
吉岡(萬田の顧客) – 板東英二
大東京銀行員 – 袴田裕幸
佐藤運送社長 – 五王四郎
大阪地検特捜部捜査員 – 太田浩介
ニュースキャスター – 岡安譲(関西テレビアナウンサー)
アナウンサー – 山本悠美子(関西テレビアナウンサー)
先輩ボーイ – 杉森大祐
裏カジノの客 – 尾花かんじ、山内健嗣、古井榮一、かみじょうたけし
風神会組員 – 元祖おかもと、Mr.Shin
少年 – 屋島昴太
新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMI スタッフ
脚本 – 宅間孝行
演出 – 白木啓一郎(関西テレビ)
主題歌 – ET-KING「お前を連れて〜新・ミナミの帝王バージョン〜」(ユニバーサルJ)
音楽 – PE’Z
法律監修 – 石丸幸人(アディーレ法律事務所)
音響効果 – スポット
技術協力 – ジェニック
美術協力 – フジアール
企画協力 – 荒川友香(ミナミの帝王株式会社)
プロデューサー – 佐野拓水(関西テレビ)、神山明子(メディアプルポ)
制作 – メディアプルポ
制作 – 関西テレビ


