2024年4月14日よりTBS系「日曜劇場」枠で放送中のテレビドラマ。主演は長谷川博己。有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において、被疑者である証拠が完全に揃っていても無罪を獲得する弁護士の姿を描くオリジナル作品。
長谷川博己がかなり作り込んだ演技(アンチヒーローの感想)
殺人犯でも無罪にしてしまう弁護士が主人公の逆転パラドックスエンタテインメント、との由。
と来ると、「リーガル・ハイ」の古美門研介を誰もが思い出すはずだが、弁護士物というジャンルを徹底的に自家薬籠中のものにした堺雅人と古沢良太に、長谷川博己とVIVANTの脚本家(八津弘幸と共同)は追いつけるだろうか(奇しくも「VIVANT」は堺雅人のドラマである)。
長谷川がかなり作り込んだ演技をしているのも、堺を意識してのことだろう。
今季も堀田真由を見られて嬉しい。
アンチヒーロー 見どころ
日本の刑事司法制度を舞台に、「殺人犯を無罪にする」という「アンチヒーロー」な弁護士の姿を通して、正義とは何か、真実とは何かを問いかける、異色の法廷ドラマ。
- 「殺人犯を無罪にする」という衝撃的な設定
本作の主人公弁護士は、たとえ証拠や状況が限りなく「クロ」に近くても、依頼人を「無罪」にすることに全力を尽くすという倫理的に踏み込んだ設定。 - 長谷川博己の圧倒的な存在感
長谷川博己が、冷静沈着で、時に冷酷にも見えるが、その裏に何かを秘めている謎めいた弁護士を演じる。彼の緻密な計算と大胆な戦略が法廷で次々と事件の様相を変えていく様が圧巻。 - 先の読めないスリリングな展開
最初は「クロ」にしか見えない状況から、弁護士が独自の視点や情報網を駆使して、隠された真実や、警察・検察の盲点を突き、依頼人を無罪に導いていく過程がスリリング。予測不能な展開とどんでん返しが惹きつける。 - 豪華キャスト陣の競演
北村匠海(若手弁護士)、堀田真由(パラリーガル)、大島優子(検察官)、木村佳乃(主人公の妻)、田中哲司(検事正)、そして最終盤で登場する強力なキャストが多数出演。そ思惑や過去が複雑に絡み合う。 - 社会性と人間描写
社会の不条理や人間の矛盾、そして倫理的な問いかけを深く掘り下げている。心理描写も丁寧で、背景や感情が物語の多面性を引き出している。
トリビア・撮影裏話など
アンチヒーローの人物相関図
アンチヒーロー あらすじ
型破りな弁護士・明墨正樹は、犯罪者である証拠が揃っていても無罪を勝ち取ってきた。明墨法律事務所に入所した正義感の強い若手弁護士・赤峰柊斗は、当初彼のやり方に反発するが、同僚弁護士・紫ノ宮飛鳥やパラリーガルの白木凛、青山憲治とともに裁判に取り組むうちに、明墨には真の目的があるのではないかと疑うようになる。
実は、明墨が無罪を勝ち取ってきた事件は、すべて12年前のある「一家殺人事件」に繋がっていた。かつて検事だった明墨は、その事件で自白させた被告人・志水裕策に死刑判決が下されるが、同期の検事・桃瀬礼子から警察や検察の不正による冤罪と教えられ、今度は弁護士としてその判決を覆そうとしていた。
明墨たちは、疑惑の渦中にある検事正・伊達原泰輔と対峙し、司法の闇を白日の下に晒すために戦う。
アンチヒーローを観るには?
アンチヒーローのキャスト
■主要人物
明墨正樹 – 長谷川博己
■明墨法律事務所
赤峰柊斗 – 北村匠海
紫ノ宮飛鳥 – 堀田真由
白木凛 – 大島優子
青山憲治 – 林泰文
ミル – ライズ
■東京地方検察庁
緑川歩佳 – 木村佳乃
伊達原泰輔 – 野村萬斎
菊池大輝 – 山下幸輝
姫野道哉 – 馬場徹
事務官 – 相田雄一郎
■東京地方裁判所
坂口 – 井上肇
書記官 – 田中貴裕
■その他
紗耶 – 近藤華
マメ – ジーザス
獄中の男 – 緒形直人
松永理人 – 細田善彦
明墨正樹 – 長谷川博己
■明墨法律事務所
赤峰柊斗 – 北村匠海
紫ノ宮飛鳥 – 堀田真由
白木凛 – 大島優子
青山憲治 – 林泰文
ミル – ライズ
■東京地方検察庁
緑川歩佳 – 木村佳乃
伊達原泰輔 – 野村萬斎
菊池大輝 – 山下幸輝
姫野道哉 – 馬場徹
事務官 – 相田雄一郎
■東京地方裁判所
坂口 – 井上肇
書記官 – 田中貴裕
■その他
紗耶 – 近藤華
マメ – ジーザス
獄中の男 – 緒形直人
松永理人 – 細田善彦