松本清張の短編小説(『影の車』第3話として婦人公論1961年3月号掲載、同年8月に中央公論社刊)を原作として、「松本清張七回忌特別企画・薄化粧の男」のタイトルで、1998年6月26日、フジテレビ系列「金曜エンタテイメント」枠にて放映。視聴率17.7%。それ以前の1982年にもテレビドラマ化あり。
薄化粧の男の原作
3月3日の午前5時半頃、練馬区春日町の路上に止まっているルノーの車内から、ゴム会社の課長・草村卓三の死体が発見された。ルノーの前方には、その場所に存在しないはずの「工事中・通行止」の標識が出されていた。草村はすでに54歳になっていたが、自己の美貌に未だ自信を持っており、淡い色の眼鏡をかけ、顔に薄化粧を施したりする男であった。捜査本部は事件を様々な角度から検討したが、可能性はことごとく潰えてしまう。
薄化粧の男の感想
おそらく銀座のホステスから、近頃は男も化粧するのよと聞いた松本清張が、早速それを題材に短編を書いたのだろうと想像されるが(61年婦人公論掲載)、時代はそうはならなかったので、98年の本作で風間杜夫が演じている男の悩みはかなり奇妙である(82年に次ぐ二度目のドラマ化)。
前半に、かなり長い大谷直子と斉藤由貴のつかみ合いがあり(前作では岡田茉莉子と池波志乃だった。どっちがどっちか容易にわかるw)、その時点で犯人も割れてしまう。
石橋蓮司はやはり恰好いいな。
あと今でもよく見る#滝沢涼子 が出ていたのが良かった。
薄化粧の男のキャスト
岡田茉莉子
池波志乃
土屋嘉男
地井武男
滝田裕介
浅利香津代
荒谷公之
服部妙子
北町嘉朗
小森英明
城戸卓
光映子
本間夕斗
大原美佳子
北沢裕美
北沢瑠美
池波志乃
土屋嘉男
地井武男
滝田裕介
浅利香津代
荒谷公之
服部妙子
北町嘉朗
小森英明
城戸卓
光映子
本間夕斗
大原美佳子
北沢裕美
北沢瑠美
薄化粧の男のスタッフ
脚本:吉田剛
プロデューサー:佐々木孟、白崎英介、川田方寿
監督:田中登
助監督:横堀幸司
音楽:東京ビー・ジー・エム
制作:松竹、テレビ朝日