ドラマ2000年代のドラマ2007年のドラマ

夫婦道

3.0
本仮屋ユイカ(夫婦道) ドラマ
本仮屋ユイカ(夫婦道)
2007年4月12日より6月21日まで毎週木曜21:00-21:54にTBS「水曜劇場」枠で放送。主演は武田鉄矢と高畑淳子。
埼玉県入間市で狭山茶の茶園業を営む夫婦を中心とした家族の人間模様を描く。TBS往年のホームドラマのような「普通のホームドラマ」を目指し、製作された。

夫婦道の感想

二十歳の本仮屋ユイカ(最近見ないなあ)がまぶしいほか、あまりぱっとしない2007年のドラマで、「金八先生」(見たことがないのだが)のスタッフとキャストを引き継いでいるそうなのだが、王道のホームドラマがなぜか妙に面白く、1話を最後まで見てしまった。次話も見てしまうかも。

夫婦道 見どころ

お茶農家・高鍋家の日常を通して「夫婦・親子・嫁姑・ご近所」などの関係性を丁寧に描くホームドラマ。

  1. 渋さと温かさを併せ持つ“夫婦の価値観”の対話
    高鍋康介(武田鉄矢)と聡子(高畑淳子)の人生観と価値観が、日々の会話や小さな家族の事件を通して浮かび上がる。伝統を守りながらも時には受け入れる姿勢を見せる二人のやり取りは、すれ違いながらも歩み寄る夫婦の“リアルな絆”を感じさせる。
  2. 多世代家族の成長群像劇
    30回お見合い続きの長女、勉強か家業かで葛藤する息子など、子どもたちの成長を親がどう受け止めるかが、家族ドラマとしてのポイント。親の価値観を押し付けず、対話を通じて次第に歩み寄る姿は、世代間ギャップを映す普遍性がある。
  3. 埼玉・茶園という“地域性”と具体性
    舞台は茶園のある埼玉・入間の山間地。茶摘みやコンクールなどリアルな農家の営みが、視聴者に“日常の距離感”と季節感を与える。ホームドラマの“普段着感”と地方文化の描写に厚みを添えている。
  4. 演者の力強いリアルな存在感
    武田鉄矢・高畑淳子の演技が、互いに言い合いながらも深く信頼しあう中年夫婦の豊かな感情を伝える。。
  5. “何気ない日常”の中にある普遍的ドラマ
    大事件ではなく、「出産」「お見合い」「茶摘みのピンチ」など、些細ながらも人生において重要な出来事を丁寧に掘り下げる演出が、むしろ“ただごとではない日常”として共感を呼ぶ。

夫婦道 あらすじ

先祖代々茶園業を営む高鍋康介と妻の聡子の間には三女一男の子供がいる。家業を手伝い過去に29回もお見合いに失敗した経験を持つ長女の夏萌(なつも)、丸の内でOLとして働く次女八夜子、地元のJA[3]で働く三女若葉、長男の茂。そして愛犬のチャツミ(子供達の名前は、同じ読みの童謡の歌詞から引用)。聡子は長女夏萌の結婚と、康介の栽培した茶がコンクールで金賞を取ることが家族の目標と定めているが…。
物語は高鍋家の3人の娘の結婚や代々続く高鍋園の後継ぎ、それらをめぐる夫婦間の諍いなど日常的な事件を中心に展開し、各回の最後には高鍋家の中庭に「夫婦道教訓」と記された掛け軸が垂れ下がり、その回にまつわる夫婦関係の教訓が示される。教訓の読み上げをはじめ随所で鈴木悠人がナレーションを担当、長男 茂の視点で物語の案内役を務める。

夫婦道を観るには?

夫婦道のキャスト

高鍋家
 高鍋康介 – 武田鉄矢
 高鍋聡子 – 高畑淳子
 高鍋茂 – 鈴木悠人
冬島家
 冬島夏萌 – 山崎静代
 冬島淳太郎 – 山崎銀之丞
山崎家
 山崎八夜子 – たくませいこ
 山崎昌弘 – 石倉三郎
中森家
 中森若葉 – 本仮屋ユイカ
 中森健太 – 佐藤銀平
 中森修造 – 橋爪功
その他
 狭山茶「高鍋園」の常連客 – 青木和代
 神崎典子 – 杉田かおる
 増山大輔 – 田中幸太朗
 胡桃沢華子 – 児玉絹世

夫婦道のスタッフ

脚本 – 清水有生
音楽 – 城之内ミサ
主題歌 – 海援隊「早春譜」
劇中歌 – 城之内ミサ「Avec toi toujours〜いつもあなたと一緒に〜」
協力 – 入間市茶業協会
製作著作 – TBS
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