ジョシデカ!-女子刑事-は、2007年10月18日~12月20日の毎週木曜22:00-22:54にTBS系「木10ドラマ」枠で放送。主演は仲間由紀恵と泉ピン子。射撃の腕はピカイチの新人刑事と検挙率No.1のベテラン刑事の女性コンビが様々な事件を解決する刑事ドラマ。
ジョシデカ!-女子刑事-の感想
2007年のドラマで「トリック」はシーズン3までを終えて一段落した頃。この時期の仲間由紀恵の美貌は驚くほどだ。このドラマでは珍しいショートカット姿も見られる(回想シーンだが)。赤江珠緒(たまむすびで聴いたが、仲間の声真似がうまい)に似てるな。
ドラマは「美しき日々」のリュ・シウォンも出ている秦建日子の凡作で、泉ピン子がグヂャグヂャにしてしまっている。
ジョシデカ!-女子刑事- 見どころ
「昭和と平成、価値観のギャップを抱えた二人の女性が、互いにぶつかりながらも理解を深めていく」過程を主軸にした意欲作。
- 泉ピン子×仲間由紀恵という化学反応
偏屈・毒舌・現場主義で、「女だてらに刑事なんて」と言い放つ昭和の塊のようなベテラン刑事(泉ピン子)、理論派で正義感が強く、「誰もが平等に扱われるべき」と信じる現代型の若手刑事(仲間由紀恵)というキャスティングの妙である。
価値観も世代も全く違う2人が、事件解決と同時に“女であることの意味”に向き合っていく構成は、単なる刑事ものにとどまらず、ジェンダーとキャリアの葛藤を描く女性成長ドラマとしても成立している。 - 刑事ドラマの定番を外した人間ドラマ志向
「派手な銃撃戦」「トリックの妙」などはなく、被害者遺族への寄り添い、捜査現場でのセクハラや差別、犯人の心情や動機の掘り下げなど、「人間を見る捜査」に重きが置かれる。
泉ピン子演じる来実の“長年の刑事の勘”と、“年齢ゆえに軽視されがちな女性の洞察力”が捜査の突破口になる場面が印象的。 - 事件よりも「関係性の変化」が主軸
昭子と来実の関係性の変化が軸となっており、はじめは完全な犬猿関係(「女なんて一人で何もできない」と言い切る来実に反発する昭子)が、中盤では、昭子が来実の“人情捜査”を理解し始め、終盤では、昭子自身が「女性刑事としてどう在るか」を問い直し、来実を“尊敬”し始める。
単なる「反発→協力」ではなく、“女が女を認める”ためのプロセスとして描かれ、当時としては先進的だった。 - コミカルな会話とシリアスのバランス
ピン子の毒舌と昭子の天然ボケ、男性刑事たちの偏見に対する皮肉な切り返し、事件現場での“昭和と平成の価値観対決”などが程よいコメディ要素として機能し、絶妙な人情バランス”を実現している。
ジョシデカ!-女子刑事- あらすじ
新人刑事の畑山来実は、射撃の腕は一流だが、それ以外はあまりぱっとしない。ある日、彼女は、部下を潰すことで有名なベテラン刑事・桜華子とコンビを組むことに。来実は、華子の指導のもと、数々の事件を解決していく。最初は反発しあっていた2人だが、事件を解決していくうちに、互いのことを理解し、認め合うようになり、友情を育んでいく。
ジョシデカ!-女子刑事-を観るには?
ジョシデカ!-女子刑事-のキャスト
主要人物
畑山 来実 – 仲間由紀恵
桜 華子 – 泉ピン子
パク・ジウォン – リュ・シウォン
畑山 来実 – 仲間由紀恵
桜 華子 – 泉ピン子
パク・ジウォン – リュ・シウォン
日暮署刑事課
青山 光一郎 – 益岡徹
吉井 耕介 – 大倉孝二
本田 聡史 – 袴田吉彦
高木 潤 – 鈴木浩介
塩瀬 努 – 入江慎也
水野 明日美 – 仁平裕子
吉村 直之 – 澤田俊輔
佐藤 俊哉 – 義田貴士
久米 伸夫 – 井筒大介
警視庁捜査一課
柳田 隆弘 – 田中哲司
木崎 匡 – 大浦龍宇一
川口 卓也 – 金子昇
桜田 雅人 – 櫻井貴史
溝之口家
溝之口 吾郎 – 鈴木みのる
溝之口 睦美 – 眞野裕子
溝之口 みつ子 – 縄手梨乃
溝之口 よし子 – 縄手麻里
溝之口 一郎 – 標駿也
溝之口 二郎 – 標智哉