ジョン・ウィック:コンセクエンス

リナ・サワヤマ(ジョン・ウィック:コンセクエンス)
リナ・サワヤマ(ジョン・ウィック:コンセクエンス)

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(原題:John Wick: Chapter 4)は、2023年に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画。前3作同様R15+指定。2019年公開の『ジョン・ウィック:パラベラム』の直接の続編で、『ジョン・ウィック』シリーズの第4作。マイケル・フィンチが脚本を共同執筆し、チャド・スタエルスキが監督を引き続き務める。また、監督に加えてスタエルスキは、ベイジル・イヴァニク(英語版)やエリカ・リーとともに製作にも携わる。主演も引き続きキアヌ・リーブス。さらに準主役として、中華圏で高い人気を誇るドニー・イェンが出演。
「大阪コンチネンタル・ホテル」の格闘シーンのファイトコレオグラファーを務めたのは、ドニーとの協業経験がある日本人アクション監督の川本耕史。チャド・スタエルスキ監督の「日本的な要素を入れたい」というオファーを受けた谷垣健治の紹介により、本作を担当することになった。
本作はライオンズゲートが配給し、2023年3月24日に米国で劇場公開された。当初は2021年5月21日に公開予定だったが、COVID-19のパンデミックやキアヌ主演の『マトリックス レザレクションズ』との兼ね合いで、公開延期となった。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「報いを受ける時がきた」。
本作の日本語副題である「コンセクエンス(consequence)」は英語で「結果、帰結、重要性」などを意味する単語であり、本作では「報い」と訳されている。本作のクライマックスで、ジョンが「consequences」と呟く。

たぶん完結編ということなのだろうシリーズ最新作で、169分の長丁場だがあまり意識させない。
長髪のキアヌ・リーブスはなんだかキリストみたいだ。

前半の山場は「大阪コンチネンタル・ホテル」(ご存じ、殺し屋専門のホテルチェーンの大阪支店)での死闘で、このファイトコレオグラファーは「日本的な要素を入れたい」という監督の注文で川本耕史が担当。超接近での銃撃・斬撃・格闘技と何でもあれの乱戦アクションである。真田広之(最近こういう役でしか見ない)とともにスタイリッシュなリナ・サワヤマが活躍する(スタンドダブルは伊澤彩織)。
後半はベルリンからパリへと舞台を移し、凱旋門周辺の車を使ったアクション(カーアクションとも違うし、何と言うのだろう?)や、サクレ・クールのある丘への220段の階段での長い格闘など、見応えたっぷり。

キャスト

キアヌ・リーブス
ドニー・イェン
ビル・スカルスガルド
ローレンス・フィッシュバーン
真田広之
シャミア・アンダーソン(英語版)
ランス・レディック
リナ・サワヤマ
スコット・アドキンス
イアン・マクシェーン

原題 – John Wick: Chapter 4
監督 – チャド・スタエルスキ
脚本 – シェイ・ハッテン(英語版)、マイケル・フィンチ
原作・キャラクター創造 – デレク・コルスタッド(英語版)
製作 – チャド・スタエルスキ、ベイジル・イヴァニク、エリカ・リー
音楽 – タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
撮影 – ダン・ローストセン
編集 – エヴァン・シフ
製作会社 – サンダー・ロード・フィルムズ、87イレブン・プロダクションズ
公開 アメリカ 2023年3月24日/日本 2023年9月22日
上映時間 169分

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