軽部潤子の漫画(1992~1996年『mimi』連載、1994年、第18回講談社漫画賞少女部門受賞)を原作に、1997~2001年に年1回のスペシャルドラマとしてテレビ朝日系列で放送。1998年にATP賞’98テレビグランプリ、1999年に第7回橋田賞を受賞。
君の手がささやいているの感想
第1章 1997年12月15日(90分)
97年から01年まで年1回のペースで続いたシリーズとのこと。脚本は岡田惠和、演出は新城毅彦。しかし第1章だけ唐突に再放送されても困るな…
ハタチの菅野美穂がなんとも美しく、記念碑になるドラマとおぼしい(前年に「イグアナの娘」でドラマ初主演)。
武田真治と菅野が働く商社?は西新橋にあるらしく、菅野はモノレールで通勤している。届け物を頼まれた菅野が電車事故に遭遇し、遅れることを先方に連絡できずに往生するというエピソードは、携帯メールのない時代ならではと言える。有楽町、日比谷あたりも映り、人がいっぱいなのだが、聾唖の菅野が全力で走るシーンが何度かありヒヤヒヤする。手話が重要な役割を果たす古典的なドラマで、字幕はつかない。
第2章 1998年10月1日(96分)
第3章 1999年10月7日(98分)
第4章 2000年10月5日(91分)
最終章 2001年12月26日(122分)
君の手がささやいているのキャスト
野辺(旧姓:武田)美栄子 – 菅野美穂
野辺博文 – 武田真治
野辺千鶴 – 舞(谷口舞)
中田(旧姓:坂井)奈保子 – 中村麻美
中田義章 – 斎藤陽一郎
武田晴子 – 木内みどり
武田功 – 本田博太郎
遠藤聡子 – 高樹沙耶
野辺靖彦 – 石田太郎
野辺正江 – 加賀まりこ
君の手がささやいているのスタッフ
原作:軽部潤子
脚本:岡田惠和
演出:新城毅彦
音楽:吉俣良
主題歌:スティーヴィー・ワンダー「心の愛(I just called to say I love you)」
手話コーディネート:丸山浩路
技術協力:渋谷ビデオスタジオ
美術協力:KHKアート
編集・MA:ザ・チューブ
スタジオ:東京メディアシティTMC-1
プロデュース:黒田徹也、佐々木基、東城祐司、清水真由美
制作:テレビ朝日、メディアミックス・ジャパン