八木莉可子の「兄ちゃん」呼びがタマラナイ(潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官の感想)
「××占拠」のスタッフが再結集!と言われてもあまり嬉しくないわけだが、その前は「ボイス110緊急指令室」(2019・2021)ということを知り、それらのドラマがコリアンドラマ風味だった理由がわかった気がした。
今回も幹部のキャストを伏せている演出は、「××占拠」に倣っているらしい。「月光仮面」のキャストが「?」だったのを思い出す。
昨年のNHKドラマ「おとなりに銀河」以来、CMなどではよく見るものの、表立った役にはつけなかった八木莉可子を毎週見られるのがうれしい。「兄ちゃん」呼びがたまらないね!
ハコ長の入山杏奈が一瞬誰だかわからず(中村ゆりかかと思った)、捜査二課長の長尾純子とキャラがかぶっているように見えるのも気になるが、コンゲーム物なので、脚本の出来が決定的なドラマになるだろう。とりあえず続けて見る。
潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官の見どころ
父親を殺害した特殊詐欺組織「幻獣」に潜入し、復讐と組織壊滅を目指すサスペンス。最終回では、警察内部の腐敗や未解決の謎が残されており、続編がほのめかされている。緻密なストーリー展開とキャラクターの魅力が見どころ。巷の感想は、「考察のやりがいがある」「全員が怪しく最高」「幻獣の中の女性二人の演技が良かった(黒谷友香さんの白虎は本当に闇世界の姉御に見えたし、白石聖さんのサドっぽい朱雀もよかった)」「九頭龍の正体が明かされたときはがっかりしたが、ちゃんとどんでん返しがあった」など高評価。
- 見どころ1. 黒幕「九頭龍」の正体
終盤で、警察内部の人物である入間慎之介(及川光博)が、組織「幻獣」の黒幕「九頭龍」であると明らかになり、警察組織内の腐敗や裏切りが浮き彫りになった。 - 見どころ2. 組織「幻獣」の幹部のキャラ立ち
「幻獣」は、鳳凰(藤ヶ谷太輔)をリーダーとし、青龍、朱雀、白虎、玄武といった幹部が存在する巨大な特殊詐欺組織。各幹部のキャラクターや背景が丁寧に描写され、ツンデレの朱雀(白石聖)、姉御肌の白虎(黒谷友香)が印象的。 - 見どころ3. 兄妹が成長していく
兄・貴一と妹・優貴の関係性や成長が描かれており、初めはオドオドしていた二人が、ミッションを重ねるごとに信頼関係を深め、最強の兄妹コンビへと変化していくのが見どころである。
潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官のあらすじ
5年前、渡良瀬貴司は、息子・貴一と娘・優貴の目の前で、手の甲に鳳凰のタトゥーを入れた正体不明の人物に殺害された。貴一は警察を辞め、鳳凰のタトゥーを手掛かりに正体不明の人物を、ホワイトハッカーとなった優貴と独自でその正体を追っていた。しかし、2人は警察に拘束され、貴司が詐欺組織「幻獣」の潜入捜査をしていた潜入捜査官だったと明かされ、素性がバレたことでリーダーの鳳凰と呼ばれる人物に殺されたという。
貴一は貴司を見殺しにした警察に憤りを覚えつつ、貴司の無念を晴らすために彼の後を継いで潜入捜査官になることを決意。だが、幻獣の闇バイトの説明会に行くと、貴一の行動を先読みしていた優貴がいた。貴一と優貴は採用テストに合格したことで、幻獣に入ることになる。
潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官を観るには
潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官のキャスト
渡良瀬貴一〈26〉 – 竜星涼
渡良瀬優貴 – 八木莉可子
渡良瀬貴司 – 半田周平
■神奈川県警
入間慎之介 – 及川光博
吉野さやか – 長尾純子
狩野正臣 – 神尾佑
■詐欺集団「幻獣」
○幹部
鳳凰 – 藤ヶ谷太輔
青龍 – 桐山漣
朱雀 – 白石聖
白虎 – 黒谷友香
玄武 – 吹越満
○詐欺チーム
高津美波 – 入山杏奈
岩木泰造〈65〉 – 徳井優
芦田なお美 – 呉城久美
鳴瀬賢太 – 伊藤あさひ
土器若菜 – 岡井みおん
■その他
櫛田塁 – フェルナンデス直行
王 – Yes!アキト