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ニッポンノワール-刑事Yの反乱-

広末涼子(ニッポンノワール-刑事Yの反乱-) ドラマ
広末涼子(ニッポンノワール-刑事Yの反乱-)
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『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』は、2019年10月13日~12月15日に日本テレビ系「日曜ドラマ」で放送されたドラマ。主演は賀来賢人。
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『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』ってどんなドラマ?

目覚めた時に手にしていたのは一丁の拳銃、そして傍らに横たわる上司の遺体――。すべての記憶を失った一人の刑事が、警察組織全体がひた隠しにする巨大な陰謀と謎の地下組織の存在に肉薄していく。社会派ヒット作を世に送り出してきた武藤将吾)による、一瞬たりとも予測を許さない先鋭的な脚本と、エッジの効いたスタイリッシュな演出が炸裂。衝撃的な世界観とハードボイルドな熱量で視聴者を圧倒したノワール・ミステリー。

警視庁捜査一課碓氷班の刑事・遊佐清春(賀来賢人)が森の中の小屋で目を覚ますと、彼の数ヶ月間の記憶は綺麗に消え去っており、すぐそばには碓氷班の班長であり、かつて一課のマドンナと称された碓氷薫(広末涼子)の遺体があった。自分が彼女を殺したのか、それとも何者かの罠なのか。容疑者として追われる身となった清春は、薫が残した一人息子と自らの記憶の破片を集め、事件の真相を追い始める。
清春を取り巻く捜査一課や公安部の人間たちは、誰もが何らかの裏の顔を持ち、彼を精神的・肉体的に追い詰めていく。碓氷班の刑事である名越時生(工藤阿須加)、高砂明海(立花恵理)、そしてベテランの江國光成(杉本哲太)らは、清春への疑惑を募らせながらもそれぞれの目的で動く。捜査一課長の南武修介(北村一輝)が独自のラインで事態を見つめる一方、伊上龍治(水上剣星” target=”_blank”>水上剣星)や宮城遼一(細田善彦)、本城理事官(篠井英介)らの思惑が交錯し、組織は急速に疑心暗鬼へと陥っていく。
さらに、清春の前に立ちはだかる公安部、元警察庁長官や、半グレ集団「ベルムズ」らが複雑に絡み合い、警察の地下深くで極秘裏に行われていた恐るべき国家規模の計画がじわじわと形を現し始める。
賀来賢人のダークで荒々しい熱演、井浦新の不気味でミステリアスな公安部員、そして張り巡らされた謎が観る者を揺さぶるハードボイルド・サスペンス。

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ニッポンノワール-刑事Yの反乱- あらすじ

警視庁刑事の遊佐清春は、上司だった碓氷薫の死体と共に森の小屋で目覚め、3か月の記憶喪失に苦しむ。自らが容疑者になることを避けるため証拠を消去して逃亡した清春は、薫が再捜査していた「東堂銀行十億円強奪事件」と彼女の殺害事件の関連性を追い始める。同時に薫の息子・克喜の面倒を見ることになった清春。捜査を進めるうち、警察内部に存在する謎の組織「ニッポンノワール」が人体実験を行っていること、そして薫自身が十億円強奪の首謀者だったという真実が徐々に明らかになっていく。記憶の断片から、薫は清春にこの組織の壊滅を託していたことが判明する。

キャスト

遊佐清春(捜査一課碓氷班) – 賀来賢人
碓氷薫(警視庁捜査一課のマドンナ) – 広末涼子
名越時生(碓氷班の刑事) – 工藤阿須加
高砂明海(碓氷班の女性刑事) – 立花恵理
江國光成(碓氷班のベテラン刑事) – 杉本哲太
■警視庁捜査一課
南武修介(捜査一課長) – 北村一輝
伊上龍治(捜査一課刑事) – 水上剣星
香月安彦(捜査一課刑事) – 駒木根隆介
前園孝(捜査一課刑事) – 横山涼
宮城遼一(捜査一課刑事) – 細田善彦
本城諭(捜査一課理事官) – 篠井英介
■警視庁公安部
才門要(さいもん かなめ) – 井浦新
仁平(公安部の課長) – 相島一之
宇野(刑事部長) – 長谷川公彦
眞木光流(清春と宮城の同期) – 矢本悠馬
■ニッポンノワールのメンバー、元メンバー
碓氷政明(元警察庁長官) – 大和田伸也
陣内凪人(半グレ集団ベルムズのリーダー) – 落合モトキ
宝生順平(少年A) – 久保田康祐
■深水家
深水喜一(喫茶店「bonnaro」マスター) – 笹野高史
深水星良(深水の長女) – 入山法子
深水咲良(フリーライター) – 夏帆
■その他
碓氷克喜(碓氷薫の息子) – 田野井健
本城芹奈(本城理事官の娘) – 佐久間由衣
喜志正臣(半グレ集団ベルムズの元リーダーK) – 栄信
ファイター田中(スーツアクター) – 前川泰之
科学者 – 仲野元子

ニッポンノワール-刑事Yの反乱- 見どころ

本作は賛否両論を巻き起こした問題作であり、その「異質さ」こそが最大の見どころである。
一見すると刑事ドラマなのだが、物語が進むにつれて サスペンス、アクションに加え、SF的要素が絡み合う、ジャンルミックスのドラマなのだ。

まず、目覚めたら女性刑事の死体と拳銃というショッキングな導入からドラマは始まるが、「自分は人を殺したのか?」という 記憶喪失の主人公(遊佐清春)が真相を追う展開は、「メメント」的なハードボイルドを予想させる。
しかし、次第に明らかになるのは、人体実験、薬物投与、国家ぐるみの陰謀といったかなり荒唐無稽なプロットである。ほとんど「仮面ライダー」的なもので、従来の日曜夜10時枠の文法を壊すような挑戦と言える。

賀来賢人といえば、『今日から俺は!!』のコミカルな印象が強い役者だった。本作では鋭い目つきと虚無感をまとったシリアスな演技を披露している。ラストに向けての賀来の演技は、孤独・怒り・愛情がないまぜになった凄絶さがあり、強烈な後味を残す。
記憶を失い、自分の正義を見失いながらも少年(碓井薫)のために戦う姿は、やはり特撮ヒーロー的なのであった。

演出美学も異様であり、モノクロ調の画面、冷たい色彩設計の中で激しいアクションが唐突に挿入され、カメラワークは縦横無尽、スローモーション、サザンオールスターズ「愛はスローにちょっとずつ」(主題歌)などハイテンションな劇伴が挿入される。

本作は話題作『3年A組』と同じ世界線にある物語であり、「ガスマスクの男」「NNマーク」などが引き継がれ、「プロジェクトニッポンノワール」といった謎が次々提示される。
最終話では一応ほとんどの謎が明かされはしたが、説明不足に終わった部分も多く、あえて「理解できない駄作」を拒み、「理解できないからこその余韻」を開き直っているかのようであった。

奇抜な設定の裏には、遊佐と碓井薫、清春と父母、プロジェクトに関わった親世代と子どもたちという“親と子の絆・継承”というありきたりなテーマが流れていた。暴力と陰謀に彩られた物語の中心に「誰かを守る」という優しさを置いたのは、何か言い訳めいたものを感じる。

結果、『ニッポンノワール』は、日曜夜ドラマの枠でここまで尖ったものをやるか?と視聴者を驚かせ、刑事ドラマと見せかけてサイコスリラー・SF・人間ドラマをぶち込む実験作となった。
ほとんどの視聴者は置き去りにされたため批判も多い、「理解できる人だけついてこい」という姿勢のドラマである。

たとえばラストシーンの「銃声の真意」については、いまだに議論が絶えないのである。

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