佐藤青南のミステリー小説『行動心理捜査官・楯岡絵麻』(宝島社文庫、2012年刊)を原作として、2018年10月6日~12月15日に『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』のタイトルでドラマ化。BSテレ東(BSジャパン)の「土曜ドラマ9」枠第1弾。
原作は、取調べの腕はピカイチで、絵麻という名前から「エンマ様」と呼ばれている超美貌の女性刑事・楯岡絵麻と同僚で年下の西野で展開されるシリーズ作品。著者本人の発案でCMが制作され、第8回『このミステリーがすごい!』大賞出身作家の伽古屋圭市が出演た。
ドラマは、2018年12月15日に楯岡絵麻の同僚・綿貫刑事と婦警シオリが難事件に挑む第9.5話(9話と10話の間)スピンオフスペシャル「行動心理捜査官・綿貫&シオリ」、2020年3月7日に特別篇『悪魔の学問』、同年3月28日にスピンオフ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・綿貫&シオリ Season2 取調べファイル」、同年4月期からSeason2が放送された。
原作は、取調べの腕はピカイチで、絵麻という名前から「エンマ様」と呼ばれている超美貌の女性刑事・楯岡絵麻と同僚で年下の西野で展開されるシリーズ作品。著者本人の発案でCMが制作され、第8回『このミステリーがすごい!』大賞出身作家の伽古屋圭市が出演た。
ドラマは、2018年12月15日に楯岡絵麻の同僚・綿貫刑事と婦警シオリが難事件に挑む第9.5話(9話と10話の間)スピンオフスペシャル「行動心理捜査官・綿貫&シオリ」、2020年3月7日に特別篇『悪魔の学問』、同年3月28日にスピンオフ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・綿貫&シオリ Season2 取調べファイル」、同年4月期からSeason2が放送された。
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻の感想
たいして面白くもないのについこのドラマを見てしまう心理的要因は何かというと、やはり栗山千明ということなのだろう。「キル・ビル」に出たくらいだからアクションができる女優なのだが、ドラマではそういう面はほとんど見られない(映画では「無限の住人」の百琳など演じている)。だが運動神経が良いから、コメディもできるのだろうと思う。
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 見どころ
“行動心理学×取調室密室劇”という異色の刑事ドラマ。
- マイクロジェスチャーで“嘘を暴く”行動心理サスペンス
楯岡絵麻(栗山千明)は、「嘘をつく0.2秒間の“大脳辺縁系反応”」=マイクロジェスチャーを読み取る特殊捜査官。彼女の前ではどんな嘘も通用せず、取り調べ室は“刑事×容疑者”の心理戦フィールドになる。まるでFBIの行動分析官のように、習慣・癖・表情の一瞬を突く鋭い視点の緊張感、取調室密室劇としてのリアリズムとスリルが魅力のドラマ。 - 栗山千明の“エンマ様”キャラと芝居合戦
巻き髪に派手な衣装という異色スタイルの楯岡絵麻は、“泣く子も黙る閻魔様”の異名を持つ鬼取調官。栗山千明が見せる冷静な眼差しと鋭い発声、そして堂々たるカメラ目線は、このキャラクターの存在感を際立たせている。
取調室は“心理の殴り合い舞台”。彼女と手強い被疑者(弁護士、占い師、女優など)の会話は、まさに「刑事コロンボ」「古畑任三郎」のような、役者同士の精緻な“芝居合戦”として描かれる。 - 密室×高画質が際立つ“視覚的没入感”
“ワンシチュエーション”=取調室を舞台に展開するが、4K/HDRの高画質映像によって、栗山千明の表情から被疑者の微妙な仕草まで鮮明に映し出され、視覚と心理の双方向の緊迫感を際立たせている。台詞の合間に見せるクローズアップが緊張感を高め、視聴者は“真実の瞬間”へ強く引き込まれる。 - 原作佐藤青南の再現性と脚本意図
原作は「このミステリーがすごい!」大賞受賞の佐藤青南による連作短編集。各話ごとに異なる手強い容疑者が登場し、“嘘を読み解くプロセス”が秀逸に描かれている。
ドラマ版でも原作のリアルな分析描写を活かしつつ、「難しい行動心理用語をわかりやすく伝える」工夫をしている。栗山本人も「行動心理学って難しいがドラマで理解しやすくなった」と語っている。 - 続編・特別篇への期待感と構造的強度
シーズン1の成功を受け、2020年に特別篇「悪魔の学問」、さらにSeason2が制作され、メディア横断的な期待が拡大。各話で登場するアイドル、政治家、天才学生など“社会的に影響力のある嘘つき”との対決が、物語にリアルかつ現代的な深みを与えている。
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 あらすじ
楯岡絵麻は、警視庁捜査一課に所属する行動心理捜査官で、「エンマ様」の異名を持つほど取調べの腕が立つ人物。彼女は、相手の些細な行動や仕草、行動パターンから嘘を見破るプロフェッショナルである。毎回異なる難事件を題材に、絵麻がその行動心理学の知識と卓越した洞察力で、事件の真相を解明していく。
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻を観るには?
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サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 キャスト
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 スタッフ
原作 – 佐藤青南「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ(宝島社)(「サイレント・ヴォイス」「ブラック・コール」「インサイド・フェイス」)
脚本 – ブラジリィー・アン・山田、大浦光太、本田隆朗
演出 – 山内大典、根本和政、朝比奈陽子
音楽 – 鈴木ヤスヨシ
振付 – あさづきかなみ
主題歌
Season1 / 特別篇 – The Super Ball「FUSEKI」
Season2 – WANDS「抱き寄せ 高まる 君の体温と共に」
技術協力 – アップサイド、サウンドライズ
美術協力 – フジアール
ポスプロ – ビデオフォーカス
プロデューサー – 森田昇(BSテレ東)、岩田祐二(共同テレビ)、山内大典(共同テレビ)
脚本 – ブラジリィー・アン・山田、大浦光太、本田隆朗
演出 – 山内大典、根本和政、朝比奈陽子
音楽 – 鈴木ヤスヨシ
振付 – あさづきかなみ
主題歌
Season1 / 特別篇 – The Super Ball「FUSEKI」
Season2 – WANDS「抱き寄せ 高まる 君の体温と共に」
技術協力 – アップサイド、サウンドライズ
美術協力 – フジアール
ポスプロ – ビデオフォーカス
プロデューサー – 森田昇(BSテレ東)、岩田祐二(共同テレビ)、山内大典(共同テレビ)
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻の原作
『このミステリーがすごい!』大賞作家の最新刊!! 相手の習慣や仕草、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染のついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人に疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全5話。