2010年のドラマドラマ2010年代のドラマ

セカンドバージン

3.5
深田恭子(セカンドバージン) 2010年のドラマ
深田恭子(セカンドバージン)

リビングに無言で座った深キョンがゆっくりと目を潤ませていくシーンが圧巻。
深田恭子はやっぱりすごい。

[第9回 最後の一夜]|ネタ満載!ですね

先週は録画を失敗して、鈴木京香と深キョンの決戦という最大の見せ場を見逃した。
拘置所の中の手紙を送り続けたことで、長谷川博己の中に鈴木京香への嫌悪が芽生えるというところも、見られなくて残念。
(るいが検察にチクってると誤解したというのだが、そこだけ聞くと不自然である)

今回の展開だけを見ると、長谷川博己は、自分が成功している間しか女を愛することのできない自分勝手な男のように見える。やたらとやさぐれているのである。
思わず息子に対するのと同じ態度になってしまう鈴木京香、YOUに「男ってそういうもんだよ~」とか言われてるし。
しかし段田安則は「あの男はダメだ」と断じる。(執筆を依頼したくせに…)

それにしても、二人の新しい借家、これまでとうってかわって和風でいいですね。
馴染まない仮住まい感覚も出ているし、慣れたらとても住みやすそうだし。すきま風がありそうだが…

長谷川博己が3日行方をくらましただけで、長崎の前妻実家まで訪ねていく鈴木京香の心臓はすごい。
どんだけフットワークの軽い編集者魂なのかww

そして出てきた深キョンの、胸をそびやかした仁王立ちの対応。
自然食ペットフードの話がまだ続くのかはわからないが(親がかりの、みっともない話である)、ここでの演技はもう少し踏み込んでほしかった。

新海社が創刊した女性誌「PRIDE」がとても売れそうにないとか、秀月先生の「あんた誰?」という台詞に周囲唖然というおかしさとか、いろいろネタが満載の最終回ラスト1でした。

[最終回 誇り高き女たち]|中途半端なドラマだと思う

最終回は、おそらく大内静が最初に構想したものではないかという気がする。
先週(というか第1回で)撃たれた長谷川博己は、「好きです」という言葉を残して死んでしまう。
どうして台湾人になりきっていたのかと鈴木京香は訝しむが、見ているほうはもう知っているので、行の遺品から手紙が見つかるというくだりは、ひどくしらけさせる蛇足である。
そもそも中国の裏マーケットとか絡める必要がこのお話にないわけだし。

思い出のラッフルズホテルで泣き崩れる鈴木京香はなかなか良いのだが、それ以外の場面ではスーパーウーマンとなって、もはやかけらほどの弱味もない存在になっている。
深キョンはシンガポールに鈴木京香がいたことを知って、夫急死の連絡を受けても遺体を取りに行かず、空港で鈴木京香からご苦労様でしたと遺骨を奪ってしまう。
そして葬儀後に、鈴木京香の家まで遺骨を返しに来た深キョン、「これは受け取れません、それが私の筋の通し方です」と鈴木京香に言われ、「やだ…要らないの?」とキョトンと聞き返すという、おいしい役である。
生きてる間は男を奪い合うのに、骨になると押しつけあうというのはリアルな悲喜劇ならん。

あとは、自立するオトナの女のお仕事ドラマ。
新海社の危機、潰れる取次の名が大洋社みたいなので、大丈夫かと思う。
眞垣秀月というのは瀬戸内晴美のようなものだと思うが、作家たちが新海社を応援しますという全面広告を打ったくらいで、銀行が億単位の融資をするかねえ。「1000万かかったで」と秀月先生は言うのだが(2000万だったかな?)、その金額ならせいぜい一紙(つまり朝日)だけだということだし。

綾野剛の息子は、レーザーでタトゥを消して宅配便業者に就職したというおざなりな決着。
YOUも新しい恋人と、よろしくやっているようで…
段田安則と恋人のラブラブ箱根レストランは、かなりウケ狙いだろう。

ネットで見るかぎり、かなり話題を呼んだらしいこのドラマ、不倫における妻と愛人の対決の話としても、17歳年下の男に惹かれる40がらみの女の話としても、女性編集者の話としても、中途半端な印象は否めないのは、やはり鈴木京香がビミョーなせいである。
深キョンは、上にも述べたようにおいしい役であった。
大幅に株が上がったと思われるのは長谷川博己(男には、よくわからないが…)。

セカンドバージンのあらすじ

45歳の出版プロデューサーの中村るいは妻子ある17歳年下のネット証券会社社長・鈴木行との恋を実らせ、同棲を始めた。しかし、行は突然るいの前から姿を消す。5年後、るいは出張先のマレーシアで行と再会するが、行は何者かに狙撃されてしまう。そこへ行の妻・万理江が駆けつけ、またしても愛の駆引きが始まる。

セカンドバージンを観るには?

セカンドバージン キャスト

中村るい(出版業界の辣腕プロデューサー) – 鈴木京香
鈴木万理江(素麺会社長の娘) – 深田恭子
鈴木行(金融王子) – 長谷川博己
■るいの関係者” target=”_blank”>
中村亮(るいの息子) – 綾野剛
愛子(亮の恋人) – YOU
■新海社” target=”_blank”>
向井肇(社長) – 段田安則
小岩井加奈(社長秘書) – 森脇英理子
山田梨恵(るいの部下) – 田丸麻紀
坂口貴浩(るいの部下) – 橋本一郎
工藤渚(るいの部下) – 小野かおり
井川(るいの上司) – 佐戸井けん太
■鈴木行の仕事関係など” target=”_blank”>
高城(金融庁課長) – 井上浩
那須田(金融庁局長) – 北見敏之
柏木(弁護士) – やべけんじ
東京地検・検事 – 吉見一豊
東京地裁・判事 – 朱源実
若森会長(証券会社会長) – 宝田明
■その他” target=”_blank”>
三沢賢吉(万理江の父) – 石田太郎
三沢文江(万理江の母) – 朝加真由美
那須田由紀子(那須田局長の妻) – 山村美智
向井陽子(向井社長の妻) – 石井めぐみ
児玉琢己(レストラン店主) – 小木茂光
秋夫・ウィリアム・ターナー(作家) – 布施明
眞垣秀月(女流作家) – 草笛光子

セカンドバージン スタッフ

脚本 – 大石静
音楽 – 梅林茂
主題歌 – 倖田來未「あなただけが」
演出 – 黒崎博柳川強
制作統括 – 田村文孝
制作・著作 – NHK
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