今日は、竹内結子が徹底的にツンデレの“ツン”を貫く回。私には恋は必要ない、一生恋はしないと断言し、松潤を置いてすたすた歩き、やってみせる、私には海がいる!と口の中で繰り返す。
一方、松潤のほうも、「お前さ、北村さんと何かあったか?」と松重豊に察知されてしまう。よほど挙動不審だったのだろうw
「あの親子をちゃんと養っていけるのか。今はそういうことしてる場合じゃないだろう」と言われれば、真面目な松潤としては否も応もない。石橋蓮司の演劇ワークショップに参加を決めるし、アイスクリームの屋台でバイトもするのである。
ところが屋台に来たお客さんが竹内結子と小林星蘭! 小林の誕生日プレゼントにピアノ店へ連れて行き、ピアノを弾きながらハッピーバースデートゥー海!
あー、まさに「イケメンに限る」というやつであるwww
いい恋ができてよかった、などとさばさば話す松潤。あのう、普通に話してるから店の人に丸聞こえだと思うんですが…
そして爽やかに松潤が去ったあと、竹内の眼からはついに涙が…。
これが“デレ”の部分であるが、今回は唐突だったせいか、あまり惹かれるところがなかった…
さてアパートでの誕生会には塚本高史もかけつけて、新たな何かの予感。
一方、松潤は桐谷美玲に「北村さんのこと忘れさせてあげよっか」と迫られる…近づく唇、しかしこれはキスにいたらない、ということだろうなあ。
相思相愛編
そうそう、キスの続きでした。が、やっぱりしなかった~w
もう8回だもんね、あまり色々揺れてるヒマはないらしく、今回はいよいよ相思相愛編。
演出家・有栖川正志のワークショップに通い始めた松潤は、舞台「オネイロス」のDVD、戯曲全集まで買って(高そうだ!)事前予習も怠らず、スタニスラフスキーシステムなんてまた頭でっかちな感じでワクワクするが、最初の一声は、「…掃除」。
一方、あのハッピーバースデーですっかりヤラレたらしい竹内は、「恋したって再婚したっていいと思うよ、誰かいないの、そういう人?」と塚本高史に言われ、思わず「あたしね…」と言いかけ、小林星蘭の寝言に遮られるが、もう傾斜は止まらない。
ワークショップのタイムスケジュールもぺらぺらだし、「北村さんさあ、先輩のこと突っぱねてみたり、そのくせいないときは一人で寂しがったり、態度がわかりにくすぎるんですけど。そういう複雑な芝居、男には伝わんないよ」と桐谷美玲に言われてしまう。
さて石橋蓮司のワークショップは、掃除鬼ごっことか、10円玉を落とさずに身体表現とか、囚人の演技とか、いわゆるエチュードばかりなんだが、今でもこういうのは、こうなのかね。
孝太郎を知る石橋蓮司、実はドラ息子を俺が叩き直すつもりなのだ。
さてはこれは最終回で、竹内を取るか芝居を取るかの選択肢になるなー…
竹内は塚本高史を連れて海に(千葉かな?)行き、思い出の海岸で、ついに亡夫に告白。
「ごめんなさい、勇樹さん。私好きな人がいる。もう誰のことも好きにならないって思っていたのに…ごめんなさい」
背後から、勇樹とそっくりだという設定の塚本の声で、「いいんだよ。幸せになっていいんだよ」と返事が───
久々に事務所に来た松潤に竹内は飛び上がり、「びっくりした、急に来るんだもん…」
ここでまたあれこれありまして、ダンスのようにめまぐるしく揺れる台詞回しと演出は、さすがである。
「バカッバカッ、いつもいつも頭でっかちなんだから!」と詩織は鈍感な大雅にしびれをきらし、「好き。私、大雅さんのことが好き」。「…やべえ…」と狼狽する大雅の演技こそ、まさにエチュードなんだがww
そして今度は、前回とは違う、積極的なキスシーン。別れてからそれぞれニンマリする二人なのであった…
このあとの気になる展開としては、「風の銀次郎」が再開、企画書には「将来楠孝太郎さんに引けをとらない名俳優になるうる可能性のある若手俳優を」と書いてあるが、予告編によれば、佐藤浩市…?(若手じゃないじゃん!)
あと今回は、沢村一樹と笠原秀幸、永山絢斗のビミョーにすれ違う会話がおかしかった。
沢村「俺はな、この品川区にいる上位30人位のイケメン野郎はすべて把握してるんだよ。
いつどんな戦いに巻き込まれても対応できるように」
松潤「…何の戦いだよ」
永山「ぼくは熊本でいちばんの美男子だっんだ。熊本のパルコの前でスカウトされてさ」
笠原「熊本ってパルコあるの?」
松潤「俺はな、あんな爽やか野郎には渡したくないんだよ」
永山「どうしてぼくには爽やかな役しか来ないんだろう、もっとアクの強い犯罪者役とかやりたいのに」
松潤が海を肩車したかった夢を語るのを見て、
永山「…おにいさん、アクが強いですね」
大貴「お前ら若輩者にはわからんだろうな、俺のこの壮大な夢は」
慶太「わかります! ぼくも普通の家庭に憧れています!」
大貴「そうか、お前の母ちゃんメチャクチャだもんな…」
笠原の母親、一度見てみたいもんだが、最後まで出てこないかなw
それから、松潤に対して、痩せたんじゃない?という台詞が2度ほど。ほんとに痩せたのだろう、コンサートの準備?
結局障壁は子供かい
二代目銀二郎は佐藤浩市に。やっぱり若手感がない…w
ツンデレの面目躍如、竹内は桐谷美玲にも正直に話しちゃって、松潤の話で盛り上がってしまう。桐谷はといえば、私あきらめないからと言いつつ、「原点回帰」なる小説の映画化のヒロインに受かって、こちらも順風満帆。
あとは松潤が役者として独り立ちすれば…ということだが、こちらも石橋蓮司にカンパニー第17回公演にコネで抜擢されて
(コネも個性、と開き直る筋書きはかなり強引だが、実際そんなものかもしれないし、何しろ来週最終回だから展開を急ぐのだ)、オープニングの場面に近づきつつあるのである。
そういうわけで、最終的な障壁になるのは結局小林星蘭なのだった。これは沢村一樹が張りきりすぎたのが裏目に出てるのだが、ママ友の前で暴露ってそれはないよね、一応芸能人という設定なんだからさ。
しかしこのドラマ、幼稚園ママ世代の年下彼氏願望なのかとあらためて気づかされた。
最終回はキスシーンやら、もう会えないという台詞やら、ハムレット?の舞台やら、いろいろ入り乱れていて、どっちに転ぶのかわからん。
