黒川博行の小説「煙霞」(産経新聞大阪本社夕刊連載2005年10月3日~2006年10月6日、2009年1月30日文藝春秋刊)を原作とし、『煙霞 〜Gold Rush〜』のタイトルで、2015年7月18日~8月8日までWOWOWの連続ドラマW枠で放送。大阪を舞台とし、キャストも関西出身者で揃えられた。
煙霞 〜Gold Rush〜の原作
教師が金に目ェくらんで何が悪い!
産経新聞連載時から教育界で話題騒然!
元高校教師の著者が挑む、痛快ノンストップ・コンゲーム。
北新地のホステスと欧州視察旅行に出かける理事長を誘拐した美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂子。私学助成金の不正受給をネタに正教員の資格を得ようとするが、二人を操る黒幕の狙いは理事長の隠し財産だった。教育現場の闇は百キロの金塊に姿を変え、悪党たちを翻弄する──。
煙霞 〜Gold Rush〜の原作を読んだ人の感想
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ページを捲る手が止まらず一気読み。冒頭の緩やかな女子校美術部の合宿のシーンがやがて学園理事長の汚職に絡んだ拉致監禁、からの金塊を巡る怒涛の追跡劇へと転がって行く。
Dora(読者メーター) -
顛末に捻りがあるわけではないが、バラエティ溢れるキャラクターの行動一つ一つが事件を複雑にしていく様はよい。
はちさん(ブクログ) -
書いていくうちに登場人物がどんどん独自の行動を始めます。自分で校正しながらも、いまどこに金塊があるのかわからんようになってました(笑)。
黒川博行インタビュー/騙(だま)し合いの果て、金塊はどこに(本の話)
ドラマ 煙霞 〜Gold Rush〜
あらすじ
「礼儀・純潔・奉仕」がモットーの私立晴峰女子高校で常勤だが正社員の3割引の給料で働くしがない美術講師の熊谷透は、ある日、体育講師の小山田から理事長・酒井の不正の証拠を突きつけられ、自分たちの身分保証を求めようと持ちかけられる。借金で首が回らない熊谷は、破天荒な言動で学校から睨まれている音楽教師の正木菜穂子に説得され、小山田と3人、酒井の愛人・朱美のマンションに思い切って乗り込むが…。
高畑充希がすごくいい!(感想)
北村一輝/濱田岳の傑作「破門」と同じ黒川博行の原作だからと目をつけて、期待に違わぬ面白さだった。
監督は映画版の「破門」を撮っている小林聖太郎である。森山未來はもちろん、「過保護のカホコ」と同じ女優と思えない高畑充希がすごくいい。
キャスト
熊谷 透(私立晴峰女子高校の美術教師) – 森山未來
正木 菜穂子(私立晴峰女子高校の音楽教師) – 高畑充希
小山田(私立晴峰女子高校の体育教師) – 尾上寛之
酒井(私立晴峰女子高校の理事長) – 桂文珍
朱美(酒井の愛人) – 中村ゆり
井沢(箕輪に雇われたヤクザ) – 佐藤佐吉
箕輪(教育コンサルタント) – 木下ほうか
中尾(教育コンサルタント) – 木村祐一
知美(熊谷の元教え子) – 今出舞
妙(熊谷の元教え子) – 吉岡里帆
スタッフ
監督 – 小林聖太郎
脚本 – 江頭美智留
音楽 – きだしゅんすけ
プロデューサー – 井上衛、河添太
劇中挿入歌 – 「Lady Blues」
作詞・小林聖太郎、磯谷佳江 / 作曲・編曲・きだしゅんすけ / 歌・高畑充希
ドラマ 煙霞 〜Gold Rush〜を観た人の感想
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WOWOWドラマってどんなに面白くても最終回でガッカリしてしまうことが多いのだけど、本作は最後までしっかり楽しめました。
シネドラおやつ/ほぼ毎日!!シネマか♡ドラマか♡おやつの♡感想文♡時々雑記 -
テンポも まったくおかしくない関西弁も
良かった。
え?そこ?みたいな場所も・・・
なかなか 面白いドラマだった。
志彌 -ゆきみ- -
ボケ・ツッコミな独特な緩さもありつつ…決してテンポがくずれるわけではなく、主人公たちがピンチに陥るスリリングな展開に、二転三転する意外性もありと…最後の最後まで飽きないで見ることができた。
勝手に映画紹介!?