2021年7月1日~9月16日にテレビ朝日系「木曜ミステリー」で放送された刑事ドラマ。主演は佐々木蔵之介。木曜ミステリー枠としては『刑事ゼロ』以来約3年ぶり、最後の新作となった。
IP〜サイバー捜査班のあらすじ
京都府警サイバー総合事犯係の刑事・多和田と主任・安洛はフィッシング詐欺グループのアジトを突き止める。突入直前、安洛は移動型アジトに気づき、コンテナトラックでの逃亡を新人刑事・古宮山絆の機転で阻止した。
しかし廃工場内に元警察官・石本の遺体が発見される。解剖すると胃の中からUSBメモリーが。安洛はソーシャルハッキングの仕掛けだと見抜くが、その瞬間ウイルスが発動し府警本部のネット機能が停止する緊急事態に。
さらに第二の殺人も発生する中、安洛と絆は石本が免職前に調査していた事故に着目。多和田と絆が事故被害者の母・静野順子に事情聴取すると、事件は予想外の展開を見せる。
IP〜サイバー捜査班の感想
劇中しつこく「おそうじ係」(総合事犯係の略)と念を押していたにもかかわらず番組名は捜査班。納得がいかない。
番宣で、一切意味がわからない長台詞を覚えるのが大変で鴨川をぶつぶつ言いながら歩き回ったと佐々木蔵之介がこぼしていた。それだけで、これが京都の警察物だということ、ネット用語で煙に巻くリアリティのなさそうなドラマだということ、佐々木蔵之介の演技が見どころだということがわかる。
相変わらずちまちまして可愛らしいまいんちゃんは京都物に欠かせない人情部分を受け持つのか。
IP〜サイバー捜査班のキャスト
安洛一誠(サイバー総合事犯係・主任) – 佐々木蔵之介
古宮山絆(新人刑事) – 福原遥
多和田昭平(巡査部長) – 間宮祥太朗
川瀬七波(映像解析担当) – 堀内敬子
岡林琢也(サイバーパトロール担当) – 吉村界人
平塚栄太郎 – 杉本哲太
捜査一課
河原町燦丞(係長) – 金山一彦
捜査二課
北山紫明(係長) – 神尾佑
鑑識課
畑野陽葵(鑑識課員) – 中川知香
京都府警本部
堀川浩司(府警察本部長) – 国木田かっぱ
警察庁
楡井文則(審議官) – 升毅
その他
夏海理香(解剖医) – 高畑淳子
綾坂縁(古宮山の母) – 福原遥(二役)
IP〜サイバー捜査班のスタッフ
音楽 – 木村秀彬
主題歌 – SEKAI NO OWARI「family」(Virgin Music)[6]
監督 – 兼﨑涼介、神徳幸治、宗野賢一3柏木宏紀
サイバー監修 – 東近江仁白
技斗 – 清家一斗
ゼネラルプロデューサー – 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー – 川島誠史(テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、髙木敬太(東映)
制作 – テレビ朝日、東映
IP〜サイバー捜査班を観るには?
IP〜サイバー捜査班を観た人の感想
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木曜20時台の刑事ドラマの形式を踏襲しながらサイバー犯罪という現代的な要素を取り入れたこの度のドラマは正直まだまだ改善というか面白くなる余地があると思われる。
黒幕もプロメテウスも読めなかった先、「IP~サイバー捜査班」9話視聴(ネタバレあり)(タリホーです。) -
テレ朝のドラマは結構お笑い芸人が出るが最終回はさすがにご遠慮いただいたのか。
それはさておき、最終回までいろいろIT用語が学べて面白いドラマだったな。
〖IP~サイバー捜査班〗全話感想まとめ!佐々木蔵之介が変人の超デジタル人間役(たたらワークス) -
デジタル人間で無駄を嫌う安洛とアナログな人の思いを大切にする人情派の絆。価値観の異なるこの二人がどう犯罪と向き合っていくかが、おそらく今後の物語の軸になっていくのだろう。
「IP~サイバー捜査班」第1話レビュー:専門用語だらけのセリフも流暢!佐々木蔵之介の役作りに脱帽(※ストーリーネタバレあり)(exciteニュース)
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