映画版第1作『劇場版 SPEC〜天〜』公開1週間前の2012年4月1日に放送されたスペシャルドラマ。連ドラストーリーの約1年後、治療のため休職していた瀬文の未詳への復帰から始まる。黒幕との対決以来瀬文が当麻に不審を抱いていたことと、当麻自身が持つSPECが明らかになる。SPECホルダー・サトリが被害者になる事件の解決とともに、当麻がその能力を封印して瀬文と和解するまでを描き、映画『劇場版 SPEC〜天〜』で登場するSPEC組織の事件へと繋がるラストとなる。
未詳には新メンバーが就任し、でんでんが演じる市柳は映画『天』にも登場する。また、日本を陰で支配する御前会議とその計画する「シンプルプラン」が初めて登場する。主要なゲスト出演者は北村一輝、谷村美月、宅間孝行ほか。
以下は2012年当時の感想なのだが、内容を忘れたので、右手の左手のと書いているのはなんのことか思い出せない。
「ケイゾク」も映画化はしないと予告して映画化されたのだが、今回も同じパターンである。しかし本編に比べてなんとわかりやすかったことか。サービスし過ぎではないかとさえ思える。
本作での戸田恵梨香のSPECは「いただきました。」とやるやつではなかった。お習字は右手で書き、右手で破って撒くのだが、SPECは左手をめぐるものなのだった。
安田顕はそれを絆と呼び、それがライトモチーフになっていた。映画を前にケリをつけたという感じである。スペシャルの完成度が高かったので、映画はきっと期待を外すだろうと予想。
キャスト
当麻 紗綾〈24→25〉 – 戸田恵梨香
瀬文 焚流〈36→37〉 – 加瀬亮
野々村 光太郎〈70→71〉 – 竜雷太
一 十一〈13〉 – 神木隆之介
志村 美鈴〈19→20〉 – 福田沙紀
地居 聖〈24〉 – 城田優
海野 亮太〈35〉 – 安田顕
冷泉 俊明〈年齢不詳〉 – 田中哲司
サトリ〈19〉 – 真野恵里菜
正汽 雅〈20→21〉 – 有村架純
津田 助広〈42〉 – 椎名桔平
スタッフ
脚本 – 西荻弓絵
演出 – 堤幸彦