『心の糸』は、2010年11月27日にNHK総合で放送されたスペシャルドラマ。視聴率は8.2%。制作はNHK名古屋放送局。第47回シカゴ国際映画祭 ヒューゴ・テレビ賞「長編テレビ映画部門」 金賞(ゴールデン・ヒューゴ賞)、第51回モンテカルロ・テレビ祭(世界四大映像祭)にて「AMADE/ユネスコ賞」、2011年にアジア太平洋放送連合加盟局の番組に贈られる「ABU賞」テレビドラマ番組部門最優秀賞を受賞。
心の糸の感想
NHK名古屋の制作だが、なぜか舞台は金沢。
昨冬・今春に「silent」「星降る夜に」という聾のドラマが続けてヒットしたのは、酒井法子の「星の金貨」、常盤貴子の「愛していると言ってくれ」が続けてヒットした1995年の現象の再来だったと言える。
その「星の金貨」(正続)で脚本家デビューしたのが、本作を書いた龍居由佳里である。
年齢差のある関係の丁寧な描写は今夏の「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」でも特徴的だったが、ここでは38歳の松雪泰子 (「Mother」「パーフェクトリポート」と松雪の当たり年だった)と17歳の神木隆之介の心の通い合い(本作ではそれを「糸」と呼ぶ)を描いている。
手話ドラマの傑作と言える。

谷村美月(心の糸)
最近主演の少ない20歳の谷村美月、当時も今も何かを模索中のように見える18歳の染谷翔太が好演している。
心の糸のあらすじ
高校3年の明人は母・玲子と2人暮らし。“ろう者”として生まれた玲子は、息子を一流のピアニストにすることを夢見ていた。ある日、明人は路上ライブをするいずみに出会いひかれるが、彼女もまたろう者だった。玲子がいずみを拒否することで、強い絆で結ばれた親子は激しく対立。やがて明人は語られることのなかった母の過去を知ることになる。
心の糸を観るには?
心の糸 キャスト
永倉玲子(聾者) – 松雪泰子
永倉明人(玲子の1人息子) – 神木隆之介
大貫いずみ(美容師見習い) – 谷村美月
都築翔太(明人の同級生) – 染谷将太
宮越圭子(ピアノ教室の講師) – 山下容莉枝
大貫和美(いずみの母) – 中島ひろ子
丸橋郁雄(水産加工会社の社長) – 石橋蓮司
永倉明人(玲子の1人息子) – 神木隆之介
大貫いずみ(美容師見習い) – 谷村美月
都築翔太(明人の同級生) – 染谷将太
宮越圭子(ピアノ教室の講師) – 山下容莉枝
大貫和美(いずみの母) – 中島ひろ子
丸橋郁雄(水産加工会社の社長) – 石橋蓮司

