テレンス・ヤング監督による1962年のアクションスパイ映画で原題は「Dr. No」。原作はイアン・フレミングの小説『ドクター・ノオ』で、1972年の再上映時に邦題も『007/ドクター・ノオ』に変更された。出演はショーン・コネリー、ウルスラ・アンドレス、ジョセフ・ワイズマン、ジャック・ロードらで、イーオン・プロダクションズ製作の「ジェームズ・ボンド」シリーズの第1作目。製作はハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリ。
007は殺しの番号の感想
思わず見入ってしまったオープニングから本編に移り、シルエットからのモンタージュで3人の盲人が繋がって歩くシーンが始まって、そういえばこれと同じものを「ツィゴイネルワイゼン」で見たことを思い出した。
この3人のモチーフの元はマザーグースの「3匹のめくらねずみ」なのだが、実は彼らはジャマイカ駐在の英国秘密情報部地区責任者を無言で射殺する暗殺者。
40年前(!)の鈴木清順の映画でも、麿赤兒が先達を務めるめくらねずみたち(門付け芸人)はじつに血腥かった、となつかしく思うのである。
007は殺しの番号のキャスト
ジェームズ・ボンド – ショーン・コネリー
ハニー・ライダー – ウルスラ・アンドレス
ドクター・ノオ – ジョセフ・ワイズマン
フェリックス・ライター – ジャック・ロード
M – バーナード・リー
デント教授 – アンソニー・ドーソン
ミス・ターロ – ゼナ・マーシャル
クオレル – ジョン・キッツミラー
シルビア・トレンチ – ユーニス・ゲイソン
マネーペニー – ロイス・マクスウェル
ブースロイド少佐(Q) – ピーター・バートン
シスター・リリー – イヴォンヌ・シマ
シスター・ローズ – ミシェル・モク
アナベル・チャン – マルグリット・ルワース
ダフ – Wm・フォスター・デイビス
秘書メアリー – ドロレス・キーター
ジョーンズ – レジー・カーター
プレイデル・スミス – ルイス・ブレーザー
ポッター – コローネル・バートン
ジョニー – ウィリー・ペイン
受付嬢 – マロウ・パンテーラ
ストラングウェイズ – ティム・モクソン
007は殺しの番号のスタッフ
原作 – イアン・フレミング
監督 – テレンス・ヤング
原案 – ウォルフ・マンコウィッツ
脚本 – リチャード・メイボーム、ジョアンナ・ハーウッド、バークレイ・マーサー
音楽 – モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」を含む
メインタイトル・デザイン – モーリス・ビンダー
プロダクション・デザイン – ケン・アダム
美術 – シド・ケイン(クレジット無し)
特殊効果 – フランク・ジョージ
撮影 – テッド・ムーア
編集 – ピーター・ハント
プロデューサー – ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
製作 – イーオン・プロダクションズ、ユナイテッド・アーティスツ