華和家の四姉妹

川島海荷(華和家の四姉妹)
川島海荷(華和家の四姉妹)

柴門ふみの漫画(モーニング連載2005-2008年29号、単行本全5巻)を原作として、2011年7月10日~9月18日の毎週日曜21:00-21:54にTBS系「日曜劇場」枠で放送。主演は観月ありさ。キャッチコピーは「女のしあわせは、イスとりゲームだ。」。

華和家の四姉妹の原作

華和家の四姉妹の原作のあらすじ

華和家の家庭は「モテ男」の父と、父に愛情を持ち続ける母の間に4人の娘を授かった。しかしこの4人は男運になぜか恵まれていない。主人公の竹美(次女)は結婚しては離婚・出戻りを繰り返し、しかも3人の子を持つ問題児の母親でもある。そんな4姉妹が本当の幸せとは、家族とは、人間関係とはを考えていきながら成長する様を描く。

華和家の四姉妹の原作を読んだ人の感想

ドラマ 華和家の四姉妹の感想

昼に再放送している「正義の味方」が意外な拾い物で、志田美来のおばさんくさい演技に涙ぐんでしまうのだが、別に美人でもない山田優が特権的な美女であるという無茶な前提で成立しているのと同様、このドラマも観月ありさが特権的であることによって成立するものである。
実際、いつだって観月は特権的でありつづけてきた。
今朝見た芸能ニュースによれば、観月はまだ34歳の妙齢であることに違いないのだが、にもかかわらず、このドラマの前提に違和感を拭えないのは、観月の特権性が本人の美貌などと関係なく成り立っているからであろう。実際は若かろうが、やっぱりキレイだろうが、なんでこんなえらそうにしてるのかわからない、というわけだ。
特権性をぬけぬけと前提にすることが、観月ありさという女優の主演条件に含まれているのではないかと思わせるほどだ。山田優ではとても太刀打ちできないだろう。

さて、本作は、一方で、谷崎的な正統な姉妹物ドラマでもあり、姉妹の父親のエンケンがおっとりした浮気男だったりする設定も含め、貫地谷しほり吉瀬美智子ウミニーの演技が楽しめるのは贅沢。

しかし3話で宮崎美子があっさり死んでしまい、その後のドラマのテンポはみょーに悪く、遠藤憲一が意味もなくやたらと走らされているのが気になった。エンケンは先週腹を刺されているので、血が滲む腹を押さえながらの疾走で、まるで「湯けむりスナイパー」みたいである。
2話は見逃したのだが、女にもてる遠藤が刺され、しかも宮崎美子にばれて離婚されるというのは意外な展開である。
ホームドラマの常道は雨降って地かたまる式の展開だが、このドラマではそれが許されず、エンケンは役所に離婚届を提出してしまったし、宮崎は急死したので、もはや二重三重に取り返しがつかない。
いろいろ波紋はあれど、日常がそれを凌駕するドラマかと思っていたが、柴門ふみの原作はそうでもないらしい。
宮崎は観月ありさの最大の理解者だったので、次回以降は観月がますます誤解され、姉妹たちから憎まれる話がメインになりそうである。これは観月ありさが好んで演じる役柄だ。宮崎美子だけが観月の善意を知っているという設定が守られないと、宮崎がこのドラマに登場した意味がないと思うのだが、どうだろうか。

ドラマ 華和家の四姉妹のキャスト

主要人物
 華和 竹美 – 観月ありさ
 華和 藤子 – 吉瀬美智子
 華和 桜子 – 貫地谷しほり
 華和 うめ – 川島海荷
華和家
 華和 幸子 – 宮崎美子
 華和 大悟 – 遠藤憲一
 華和 あやめ – 川島鈴遥
 華和 一平 – 小野伶広
 華和 克平 – 加藤憲史郎
 東堂 兵衛 – 神山繁
講談社 with編集部
 前田 友 – 松尾敏伸
 大島 敦美 – 梅宮万紗子
 板野 優紀 – 若松春奈
 益子 正三郎 – 加藤成亮
 高井 優子 – 村岡希美
 藤子の上司 – 中原和宏
 秋元 太一 – 石黒賢
竹美の周辺人物
 山根 克彦 – 田中哲司
 森 綾子 – 森脇英理子
Hair Peace
 堀内 佳奈 – 田中美保
 峯岸 亜紀 – 野村麻純
 高橋 マリア – 井上佳子
日の出美術大学
 吉安 コージ – 勝信
 沼崎 千絵 – 本田緑
 福島 万希 – 福田彩乃
 畑野 ゆかり – 鈴木ちなみ
刑事
 舘 ひさし – 猫ひろし
 柴田 恭造 – 水上剣星

ドラマ 華和家の四姉妹のスタッフ

脚本 – 清水友佳子関えり香泉澤陽子
演出 – 今井夏木吉田健武藤淳
音楽 – 福島祐子、横山克、瀬川英史
主題歌 – 観月ありさ「星の果て」(avex tune)
撮影 – 高島一宗
照明 – 宇野岳人
TD – 宮崎義毅
映像 – 宮本民雄
音声 – 小島一宏
編集 – 山口牧子、板部浩章
CG – 田中浩征
MA – 芝岡亜紗美
音響効果 – 荒川望
タイトル – 松原貴明
選曲 – 小西善行
音楽コーディネート – 溝口大吾
美術デザイン – 岡嶋宏明
装置 – 大森俊也
装飾 – 田村隆司
建具 – 阿部英之
美術制作 – 斎藤幸雄
大道具操作 – 高根英樹
電飾 – 今村和之
植木装飾 – 兵頭二郎
衣裳 – 小木田浩次
スタイリスト – 東知代子
メイク – 飯浦亜由美、持丸あかね
持道具 – 小松絵里子
造形監修 – 小川幸造
美術デスク – 小林民雄
編成 – 加藤新
スチール – 品川裕之
インターネット – 三浦信志
モバイル – 髙山美咲
スポット – 松原弘志
WEBデザイン – 山内慈照
ライセンス事業 – 小林美那子
演出補 – 棚澤孝義
記録 – 稲葉明子
制作担当 – 新井誠一
デスク – 小澤通子
スケジュール – 木村政和
スタジオ – 緑山スタジオ・シティ
プロデュース – 植田博樹神戸明(東宝映画)
ラインプロデューサー – 稲葉有也
プロデュース補 – 大河原美奈
制作協力 – 東宝映画
製作著作 – TBS

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ドラマ 華和家の四姉妹を観た人の感想

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