2011年7月11日~9月19日の毎週月曜21-21時54分にフジテレビ系「月9」枠で放送。主演は新垣結衣。月9は本作からモノラル放送になった。
全開ガールのあらすじ
国際弁護士を目指す鮎川若葉が採用されたばかりの外資系法律事務所はあえなく閉鎖。運良く鮫島桜川法律事務所に拾ってもらったものの、任された仕事は所長・桜川昇子の娘の世話だった。子どもも育児も大嫌いな若葉が最悪の出会いをしたのは、若葉が忌み嫌う「金なし、学なし」男、山田草太だった。子どもを通じて嫌でも顔を合わせなければいけなくなった2人。理想と正反対の草太とかかわる中で、若葉は自分に向き合ってゆく。
全開ガールの感想
この頃すでにガッキーは押しも押されぬ存在になっていたが、単独ではドラマ初主演であった。
当時から、バラエティやCFで見るたびに可愛いと思っていたが、不思議というか、内面が想像つかないという意味で、得体の知れない女優と感じた。こういう種類の人は芸能界に案外多いのかもしれない。たとえば佐々木希のように。
本作はそのガッキーがその内面不明のまま全力疾走を展開しており、どのレベルで楽しめばいいのか、当初は戸惑う。最後のシーンではバラエティみたいに赤いドーランを塗っていたが、あれは失敗じゃないかなあ。どこまでが本気でドラマにのめりこんでいるのかをあえて伏せたほうが、この場合は絶対によかったと思う。月9ならではの荒唐無稽なお話なのだが、ガッキーの全力疾走はそれを感じさせないパワーがあったと思う。
「良い人」役を続けてきた錦戸亮は、じりじりとドラマでの地位を高め、ついに月9の相手役かと感慨深いものがあるが、今回もまた「良い人」かよ、と少々食傷気味ではある。前作の「犬を飼うということ」から引き続きビンボな役なので、イメージが定着しすぎるのではないかと心配になってしまう。
一方、ここでも子役が大活躍である。ママ友地獄の羅羅ちゃんを演じた谷花音は、芦田愛菜の好敵手となるかもしれない。谷は「美男ですよ」にも出ていて、愛らしい演技を披露していた。
佐藤二朗と荒川良々は、役者として、キャラがかぶるんじゃないかな。。。
公称167cmのガッキーには、「もっとデカいはず」という噂が絶えないらしい。「175センチはある」とすら言われ、「今も伸び続けている」という説まであるこの女優に対し、公称170センチの錦戸亮は「ホントはもっと低いのでは」と囁かれているという。たしかに印象としては錦戸よりもガッキーのほうが若干高いような気がする。第1話のキスシーンを思い出してみよう。
しかしまあ、174cm(これは松下奈緒や和田アキ子と同じである)のママ友を演じた杏などに比べて、ガッキーがとびぬけて長身に見えるわけではない。たとえば長身に見える天海祐希だって171cmなのだし、逆にフツーに見える榮倉奈々は意外に170cmある。体型バランスとは面白いものだ。
第2話では、仕事は完璧だが料理は苦手という側面が描かれ、蓮佛美沙子との三角関係もあっというまに土台ができ、いよいよもってツンデレ恋愛物の構図がはっきりしてきた。
ツンデレのデレを描くのは当然、最後の最後まで引っ張るはずで、いかにツンツンしているかということが、これから2か月も描写されつづけるのだろうが、それではさすがにもたないので、あえてハードルをもうけて無理にすまし顔をしているのを楽しもうという寸法だ。
それにしても、徹夜で弁当を作って、時間がなくなったので盛り付けだけ会社にするという展開には無理があるし、拾った食材で弁当を作りなおすというのもどうかと思う。
全開ガールのキャスト
主要人物
鮎川 若葉 – 新垣結衣
山田 草太 – 錦戸亮
鮫島桜川法律事務所
桜川 昇子 – 薬師丸ひろ子
汐田 そよ子 – 蓮佛美沙子
新堂 響一 – 平山浩行
九条 実夏 – 青山倫子
モーリス 佐古田 – 佐藤二朗
衛 – 加瀬信行
三つ葉の森保育園
桜川 日向 – 谷花音
山田 笑太郎 – 高木星来
林 小鳩 – 井口瑚子
チャボ ジュニア – 青木勁都
西野 鉄平 – 黒田博之
花村 仁 – 竹内力
花村 うらら – 皆藤愛子
定食屋「ル・佐藤」
西野 健太郎 – 鈴木亮平
鶏井 宏/チャボ – 皆川猿時
林 佐間男 – 荒川良々
店主 – 菅登未男
常連客 – 田中護、 藏内秀樹
その他
鮎川 久男 – 神戸浩
鷲津 – 小沢仁志
リリカ – 浅見れいな
全開ガールのスタッフ
音楽 – Face 2 fAKE
プロデュース – 若松央樹、清水一幸
演出 – 武内英樹、川村泰祐、谷村政樹、関野宗紀
TD – 高津芳英
撮影 – 川田正幸、川越一成、長谷川諭、浅野仙夫、和田晋、奥野裕策
照明 – 鈴木敏雄
録音 – 北村達郎
映像 – 阿部友幸、岡村亮
VTR – 岡村亮、植木康弘
ステディカム – 佐光朗
編集 – 松尾浩、柳沢竜也
ライン編集 – 大方泉
HDエフェクト – 高岡直樹
選曲 – 藤村義孝
音響効果 – 上田真理香
MA – 市村聡雄
技術プロデューサー – 菅原光宏
美術プロデューサー – 佐々木順子
デザイン – 棈木陽次
美術進行 – 森田誠之
大道具 – 西田裕一
操作 – 矢島幹之、小畑一輝
建具 – 船岡英明
装飾 – 茂木豊、西村徹、笠原祐里、山川邦彦
持道具 – 植田えりこ
衣裳 – 田中まゆみ、佐藤佳織
スタイリスト – 西ゆり子、吉田由紀、野村昌司
メイク – 長縄真弓、杵淵陽子、倉田明美、小泉尚子
視覚効果 – 田村憲行
電飾 – 寺田豊
アクリル装飾 – 白勢篤史
生花装飾 – 牧島美恵
植木装飾 – 後藤健
小道具印刷 – 石橋誉礼
フードコーディネーター – 住川啓子
VFXプロデュース – 冨士川祐輔、高橋美香
VFX – 鈴木鉄平
CG – 三塚篤、山本僚
タイトルバック – 高野善政
タイトルロゴ – スタッフ★コミュニケイション
編成 – 情野誠人
広報 – 正岡高子、渡辺朱織
宣伝 – 髙木晋介
スチール – 瀬井美明
ホームページ – 須之内達也
調理指導 – 辻調グループ校
方言指導 – 太田美恵
保育指導 – 得田コスモ
スタントコーディネーター – 釼持誠
協力 – バスク、緑山スタジオ・シティ、イン・ナップ
スケジュール – 洞功二
演出補 – 関野宗紀、岩城隆一
制作担当 – 嘉藤博、浅井洋一
制作主任 – 山岸咲恵、岩崎亜衣子、今井聖、小宮伸之
制作統括 – 曳地克之、井崎雅子
記録 – 恩田一代、柿崎徳子、渡辺美恵
プロデュース補 – 川原井史子
制作著作 – フジテレビ
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