舟を編む 〜私、辞書つくります〜

池田エライザ(舟を編む 〜私、辞書つくります〜)
池田エライザ(舟を編む 〜私、辞書つくります〜)

三浦しをんの小説(『CLASSY.』2009年11月号~2011年7月号、2011年9月16日単行本化、2012年、本屋大賞を受賞)を原作として、
『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』のタイトルで、2017年の年代設定でテレビドラマ化(2024年2月18日~、NHK BSプレミアム4K「プレミアムドラマ」)。主演は池田エライザ。
2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化、2016年10月~12月にテレビアニメ化も。
タイトルの意味は「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」ことから。「玄武書房」に勤める馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描く。原作者は執筆にあたって岩波書店、小学館の辞書編集部を取材。

意外にもドラマ化は初めてだったのだが、ということが理由なのか、かなりアレンジされた設定になっている。
映画版で野田洋次郎が演じ、「廃刊になった女性ファッション誌から異動してきた読モあがり」というやたら既視感のある設定の池田エライザがヒロイン。

嘆息→涕泣→嗚咽というエチュードみたいな演技をする池田の頬を伝う涙が、払暁から早暁にかけての光を浴びて浮かび上がるオープニングを、私はわざとらしく感じたが、いかがなものだろうか。
設定のせいで「校閲ガール」と区別がつかないような話になりそうだが、大丈夫か。

キャスト(テレビドラマ)

主要人物
 岸辺みどり – 池田エライザ(幼少期:宮崎莉里沙矢野朔子
 馬締光也 – 野田洋次郎
玄武書房
 五十嵐十三 – 堤真一
 西岡正志 – 向井理
 渡瀬凛子 – 伊藤歩
辞書編集部
 荒木公平 – 岩松了(43年前:加治将樹)
 佐々木薫 – 渡辺真起子
 天童充 – 前田旺志郎(8歳時:眞島煌芽)
 松本朋佑 – 柴田恭兵(43年前:細田善彦)
周辺人物
 宮本慎一郎 – 矢本悠馬
 馬締香具矢 – 美村里江
 秋野蘭太郎 – 勝村政信(子供時代:藤田要)
 ハルガスミツバサ – 柄本時生
 松本千鶴子 – 鷲尾真知子
 中村昇平 – 鈴木伸之
みどりの家族
 若葉 – 森口瑤子
 慎吾 – 二階堂智
 萩原さつき – 安田世理)
その他
 岸辺真帆 – 野呂佳代

スタッフ(テレビドラマ)

原作 – 三浦しをん『舟を編む』
脚本 – 蛭田直美、塩塚夢(第5話共同執筆)
演出 – 安食大輔
音楽 – Face 2 fAKE
辞書監修 – 山本康一(三省堂)
辞書考証 – 平木康成(岩波書店)、大野美和(小学館)
製紙考証 – 楠澤哲(王子エフテックス)
板前指導 – 舘野雄二
絵画指導 – 秦健児
料理指導 – 赤堀博美
制作統括 – 高明希(AX-ON)、訓覇圭(NHK)
プロデューサー – 岡宅真由美(アバンズゲート)、西紀州(AX-ON)

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