CRISIS 公安機動捜査隊特捜班の感想
金城一紀原作、ではなく原案兼脚本で、つまり映像化ではない。
これを書き下ろし脚本と言うらしい。
ドラマが面白すぎて映画のハードルを上げすぎ、映画版で失敗に終わってしまった「SP 警視庁警備部警護課第四係」(これも書き下ろし脚本)のようにならなければいいと思う。それにしてもアクションのキレがいいというか、これはこれで見ものである。
第2話。アクションシーンが1回なのでやや地味な印象。「SP」同様、癖のあるテロメンバーとキレのある死闘を行うというのが基本線であることが明らかになった。小栗旬と西島秀俊は金城一紀の特訓を1年も受けてきたという。
真の悪は体制の内部にあるというストーリーラインも「SP」と同じなのだが、岡田准一の超常能力描写がなくても、小栗の屈託ない演技で十分楽しめることがわかった。
最終回はやはり「SP」的なものだった。「SP劇場版」で味わった落胆を思い起こせば、これ以上の続きは不要と思える。
しかしながら、同様に禁じ手を使って終わった「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」(これも金城一紀原案)のまさかの続編が制作発表されたので、金城一紀ものは要注意なのだ。
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班のあらすじ
国家を揺るがす規格外の事件に立ち向かう規格外の特捜班たち。相手はテロリスト、政治家、新興宗教、軍事スパイと想像をはるかに超える脅威ばかり。刻々とタイムリミットが迫る驚愕の展開の数々に、善と悪が入り乱れる中で危機的状況。それぞれの正義と苦悩が交錯する。
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班を観るには?
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 キャスト
田丸 三郎(公安部巡査部長) – 西島秀俊
警視庁公安部
警視庁公安部公安機動捜査隊特捜班
吉永 三成(特捜班班長) – 田中哲司
樫井 勇輔(元・機動隊爆発物処理班) – 野間口徹
大山 玲(元・ハッカー) – 新木優子
その他公安関係者
鍛冶 大輝(警視監) – 長塚京三
青沼 祐光(公安部公安総務課長) – 飯田基祐
林 智史(公安部協力者) – 眞島秀和
林 千種(智史の妻) – 石田ゆり子
松永 芳(大学職員) – 野崎萌香
吉行(バーのマスター) – 芹澤興人
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 スタッフ
演出:鈴木浩介 / 白木啓一郎(関西テレビ)
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
主題歌:Beverly「I need your love」(avex trax)
技術プロデューサー:栁沢雅彦
撮影:柳田裕男、松本謙一
照明:宮尾康史
音声:重松健太郎
編集:石川浩通
CG:瀧沢栄
美術プロデューサー:吉田敬
美術デザイン:別所晃吉、寺本夏実
美術進行:武田俊介
スタイリスト:Takafumi Kawasaki(西島担当)/ 藤井享子(石田担当)
衣装デザイン:澤田石和寛(小栗担当)
ガンエフェクト:パイロテック
警察公安監修:古谷謙一
サイバー監修:岩井博樹(デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所 / デロイト トーマツ リスクサービス株式会社)
スタント&アクション:BOSアクションユニティ
アクション監督:田中信彦
アクションコーディネーター:和田三四郎
技術協力・VFX・CG:オムニバスジャパン
美術協力:フジアール
企画協力:PAGE TURNER
編成:南口博孝(関西テレビ)/ 狩野雄太(フジテレビ)
宣伝:安田宜義、北村友香理(関西テレビ)
広告:豊増雄(関西テレビ)
ホームページ:佐藤英明(関西テレビ)
データ放送:岩田健吾(関西テレビ)
ラインプロデューサー:大城哲也
チーフプロデューサー:笠置高弘(関西テレビ)
プロデューサー:萩原崇(関西テレビ)
アソシエイトプロデューサー:坂田佳弘(関西テレビ)
制作協力:ジニアス
制作著作:カンテレ